第3回 COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン)   編集長 古賀義章さん

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全世界1000以上のメディアから配信されるニュースを独自の視点で捉えなおし、多様性を軸に、見やすくわかりやすく編集された国際ニュースの”セレクトショップ”。業界にもファンの多い雑誌です。

COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン)表紙

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COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン)
10%OFF プレゼント付き
一冊定価:680円
発行間隔:月刊
発売日:毎月10日
出版社:講談社
編集長プロフィール
講談社
COURRiER Japon編集長 古賀義章さん
編集長写真
こがよしあき 1964年、佐賀県生まれ。編集者。1989年、講談社入社。
週刊現代、フライデーを経て、01年渡仏。04年、クーリエ・ジャポン編集長に就任し、同誌を立ち上げる。98年、火山災害をテーマにした写真集「普賢岳OFF LIMITS」(平凡社)、00年、オウム事件をテーマにした写真集「場所-オウムが棲んだ杜」(晩聲社)を発表。

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編集部では世界中の新聞も読める
編集部では世界中の新聞も読める

・・・しています。

編集面では、さきほど言いましたが、多様性に配慮しています。アメリカ発の記事は、たしかにこなれていて面白いのですが、それが多くならないように、他の国発の記事にも気をつかっています。中東、アジア、東欧、アフリカ…。さまざまな角度からのニュースを取り上げるようにしています。そのため、編集者やスタッフには、語学に長けた人が多いです。この編集部だけで14言語がカバーできます。毎日、世界中から届く、新聞やニュースサービスを読み、気になったニュースはその媒体と交渉して使えるようにし、われわれ独自の視点で編集して読者に届けるようにしています。

クーリエから生まれた本
クーリエから生まれた本

ちょうど「Hope」というテーマで世界中の写真家に写真を撮ってもらって写真集を刊行、写真展を開催したのですが、「Hope」といったっていろんな視点があり、アングルがある。絶望的に見えるものを「Hope」として見せる写真家もいる。これぞ多様性で、面白いです。

――雑誌ジャーナリズムの危機が叫ばれて久しいですが。

既成の雑誌ジャーナリズムは、もうなくなってしまうかもしれませんね。現在の出版の構造を変えないと、存続は難しい。少数で人件費を落としてつくるか、雑誌の値段を上げるか・・・。

いずれにせよ、厳しい現実に直面していると思います。「クーリエ・ジャポン」は、定価以上の価値あるニュースを読者に提供する、ということでこの難局に立ち向かっています。今回のi-phoneへのニュース提供もそうですが、ネットとの共存を上手にやりながら、携帯電話などへの対応も積極的にやっていきます。

――休みの日は過ごされてますか?

スカッシュとスーパー銭湯です。(笑)

ちょうど、近くに有名なスーパー銭湯があるので、そこで次のテーマなどを考えるのです。スカッシュで売れなかった号のことを忘れ、温泉で次の企画を考えるって感じですね。

(2009年5月)

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●特集
ビジネスが激変する「労働の新世紀」働きかたが、変わる。

PART1 「ファスト・カンパニー」誌が選ぶBEST50 新時代の「エクセレント・カンパニー」
PART2 GS、ディズニー、ヤフーほか、超一流企業CEOに聞く「これから必要とされる人材」の条件

●特別企画
「BOOK3」の前にもう一度読みたい 村上春樹インタビュー

●ジョニー・デップ&ティム・バートンの爆笑対談

■読者レビュー

なかなか!
投稿日 2009/06/24
投稿者 きりん
自営業
★★★★
書店でさらっと見てみました。記事の視点がユニークで新鮮な感があります。今後に期待したいと思います。

日常的な
投稿日 2009/05/12
投稿者 タカムラ
無職
★★★★
日々の世界情勢を多角的に見る切欠をもたらしてくれる良い雑誌です。月刊に移行して紙面から受ける印象がソフトに成った気がしていましたが、最近初期の硬質感が戻ってきた様に感じます。

上質です
投稿日 2009/05/05
投稿者 たあぼう
自営業
★★★★★
最初から終わりまで記事の質が落ちない素晴らしい雑誌です。話題も内容も偏ることなく、適度にユーモアもちりばめられていて読んであきませんね。オススメです。

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