>HOME>インドネシアの石炭について Vol.1
インドネシアの石炭について Vol.1
インドネシアの石炭鉱業の歴史は古く、1800年代半ばにはすでにスマトラ島と、今回当社が参画する炭鉱があるカリマンタン島でも石炭が掘り始められていました。掘り出された石炭は、当時、インドネシアを統治していたオランダの東インド会社が運行する船舶燃料等として使われていたのです。
20世紀に入り石炭の生産量は飛躍的に増え、1940年頃には200万トンを記録しましたが、第二次世界大戦後には、新たな油田が次々と発見されたために、インドネシアは燃料転換を行いそれに伴い石炭生産量は大きく落ち込みました。1970年代には国営の3つの炭鉱を残すのみで、生産量も年間15万トン程度となっていました。
その後のオイルショックによって、インドネシアの石油埋蔵量の先行きと人口急増によるエネルギー確保の問題が浮上し、また、石炭の世界的な需要増大も伴い石炭産業が見直され、現在インドネシア政府は石炭シフトの政策を展開しています。