宮崎県を練習拠点としている女子プロゴルフの横峯さくら選手(24)が16日、国内ツアーのフンドーキン・レディース(福岡県朝倉市の福岡センチュリーGC)の優勝スピーチで、口蹄疫(こうていえき)被害が拡大する宮崎県への支援を呼び掛けた。前週の大会で獲得した賞金1200万円の全額寄付を表明している横峯選手は「口蹄疫をご存じですか。宮崎の皆さんに笑顔が戻るまで寄付を続けたい」と話した。
自身のブログに「少しでも多く稼いで、寄付できればと思っています」と決意を書き込んで臨み、今季初優勝。「全国に深刻さを分かっていただきたい。わたしが勝つことで宮崎の人に元気を与えることができれば」。記者会見でも力を込めた。優勝賞金1440万円からの寄付額については「家族会議で決めたい」。知人に畜産業者がいるという横峯選手は競技後に即席のサイン会も開き、約100人にペンを走らせて善意を募った。
=2010/05/17付 西日本新聞朝刊=