英語格差:「低所得層にも早期の英語教育を」

軍浦国際教育センターのイ・ヘヨン講師、キム・ウンジュ講師、キム・ミョンソン講師(左側から)/写真=オ・ジョンチャン記者

 軍浦国際教育センターの英語講師の大部分は、以前、江南、坪村などの民間の塾で英語を教えた経験がある。低所得層の奨学生らを初めて教えた講師らは、「低所得層の子供たちも一度英語の楽しさを知ると、習得する速度がとても速い。彼らにもっと早く、きちんと英語に接する機会を与える社会的な支援システムを構築しなくてはならない」と口をそろえて言う。

 講師になって3年目のイ・ヘヨンさん(24)は「最初は小学校高学年でも英語のレベルがとても低く驚いたが、後になって一番多く発表し、一番早く点数が伸びるのを見て、もう一度驚いた。6カ月も経たずに成績が1位になった奨学生を見て、私も感動した」と話す。

 講師のキム・ウンジュさん(43)は「大部分の子供が英語幼稚園などを通じて、非常に幼いうちから英語教育を受け始めるのが現実だが、韓国の公的教育システムは、この現状についていけていないのが残念だ。教会や公共施設などを活用して、低料金で幼いうちから英語を勉強できるような国家的支援が必要だ」と話す。

 キム・ミョンソン先生(23)は、「勉強する機会がないために勉強ができない子供が、最終的に本当に勉強ができない学生になってしまうのを防ぐための多様な対策が必要だ」と話した。

李仁烈(イ・インヨル)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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