大学評価:「卒業生マーケティング」に努める韓国の大学(下)

企業を歓談会に招待、世界の有識者に電子メールで広報

海外メディアに積極的にアピールする香港大

 香港やシンガポールなど、積極的な国際マーケティングを通じて卒業生の評判度が高い英語圏の大学は、韓国の大学がその方法を研究し、学ぶべき対象として挙げられている。

 今年2月末、香港島西部の薄扶林地域にある香港大学総長官舎に200人以上のメディア関係者が集まった。これは、昨年に続き、2年連続で「2010年アジア大学評価」1位に選ばれた香港大の徐立之総長が、香港や中国メディアの教育担当記者や海外メディアの特派員らを招待して開かれたバーベキューパーティーだった。

 マイクを握った徐立之総長は、「普段は電子メールや電話での連絡にとどまっている教授や学長、学科長たちと直接顔を合わせ、楽しむことができる場だ」と話した。徐総長はお茶やビスケットが入った赤い袋を記者たちに配り、「金運が上がりますように」と声を掛けた。

 香港大によると、同大の関連記事が香港のメディアに報じられる件数は、毎月平均200件以上だという。受験シーズンや卒業シーズン、教授採用などがあると、1000件を超えることもある。数千のインターネットメディアを抱える中国は、このような香港発のニュースを発信する際、例えば、全国の首席学生が香港大を選択したという記事の場合、同じ記事が一日に3000件以上、同時に掲載されることもあるという。

香港=李恒洙(イ・ハンス)特派員

【大学評価チーム】

アン・ソクベ次長待遇

兪碩在(ユ・ソクチェ)記者

李智恵(イ・ジヘ)記者

キム・ヨンジュ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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