サッカーW杯:あすエクアドル戦、最終代表確定へ(下)

 FW陣は、けがから復帰した廉基勲(ヨム・ギフン)=水原=と、U20(20歳以下)代表でプレー経験のある李昇烈(イ・スンリョル)=FCソウル=、李東国(イ・ドングク)=全北=が最終メンバー入りを懸けて争う。MF陣は、金在成(キム・ジェソン)=浦項=、具滋哲(ク・ジャチョル)=済州=、金致佑(キム・チウ)=FCソウル=、キム・ボギョン=大分=が、DF陣では呉範錫(オ・ボムソク)=蔚山=、姜敏寿(カン・ミンス)=済州=、金亨鎰(キム・ヒョンイル)=浦項=、車ドゥリ(チャ・ドゥリ)=フライブルク=が最終テストに挑む。

 GKについても注目が集まっている。このところ実力低下が指摘されている李雲在(イ・ウンジェ)=水原=に代わり、鄭成竜(チョン・ソンリョン)=城南=や金永光(キム・ヨングァン)=蔚山=にチャンスが回ってくる可能性もある。許監督は、「できるだけ多くの選手の技量をチェックする」と話している。

強化試合でも必ず勝利を

 エクアドルはW杯南米予選で6位に終わり、本大会出場を逃したが、FIFAランキングは36位で韓国(47位)を上回る。南米予選ではアルゼンチンに1勝1分けと勝ち越すなど、その実力は相当なものだ。本大会1次リーグB組の第2試合でアルゼンチンと対戦(6月17日午後8時30分)する韓国にとって、エクアドルは強力なスパーリング・パートナーになる。

 エクアドルとの試合は許監督にとって代表メンバーを最終決定する場になると同時に、「勝ち」が求められる試合でもある。負ければ、W杯を控えてチーム全体の士気低下につながる。韓国のサッカーファンたちも黙ってはいないだろう。

 韓国代表はエクアドル戦を終えた後、京畿道坡州市にある国家代表トレーニングセンターで軽い調整を行う。22日には日本へ向かい、さいたま市で行われる韓日親善試合(24日)に臨む。その後すぐにオーストリア・インスブルックに入り、直前合宿とベラルーシ、スペインとの強化試合を経て、6月5日に南アフリカに入る予定だ。

キム・ドンソク記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る