哨戒艦沈没:中国、北朝鮮擁護は継続か

韓米同盟強化をけん制、北朝鮮に対する圧力は最小限に

 北朝鮮による「核融合成功」という主張を批判したものの、韓国海軍哨戒艦「天安」沈没については、中国は北朝鮮を擁護し続ける模様だ。今回の件が根本的に「南北間の問題」という見解を持っている上、武力衝突など緊張が高まることを望んでいないからだ。

 また、「天安」沈没をきっかけに、「韓米同盟が強化されることをけん制しようという考えも見え隠れする」との見方もある。これにより、「天安」沈没が国連安全保障理事会に上程されても拒否権を発動、北朝鮮に対する圧力を最小限にとどめる方向へ動く可能性が高い、というのが専門家の予想だ。北京の国際政治専門家は「『天安』沈没後の中国の反応は、基本的に『ふたをしてやり過ごそう』というもの。24日に訪中するヒラリー・クリントン米国務長官は、あらためて中国側に『責任ある役割』を果たすよう注文するだろうが、現時点では中国が北朝鮮に対し圧力をかける可能性は低い」と述べた。

北京=崔有植(チェ・ユシク)特派員

【ニュース特集】哨戒艦「天安」沈没

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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