哨戒艦沈没:「韓米同盟をさらに強化すべき」

天安決議案を主導する3人の米上院議員

 哨戒艦「天安」の沈没原因を「外部での爆発」と結論付ける発議を主導した複数の米連邦上院議員が、事故後初めて、自らの立場について語った。3人は14日、自分たちのホームページに公開した声明で、韓国国民に哀悼の意を表し、韓米同盟の強化に向けて努力するとの立場を明確にした。

 無所属のリーバーマン議員は声明で、「この決議案は、悲劇的な事故に対してすべての米国国民が感じている思いを表現する小さなジェスチャーだ」「米国は韓国を防衛する約束にまったく揺らぎがなく、天安沈没に関する国際的な調査を注意深く見守るだろう」と表明した。

 米上院軍事委員会のレビン委員長は、「南北の国民は双方とも長い間、緊張と不安の中で生きてきたが、今回の事故はその中で最も直近のものだ」とした。

 レビン委員長はさらに、「この決議案はすべての上院議員に対し、最大限の努力を惜しまないことを求めている。(韓半島〈朝鮮半島〉で)天安沈没以上の大きな悲劇を呼び起こし得る緊張を緩和するためだ」と説明した。

 2008年の大統領選挙で共和党候補として立候補したマケイン議員は、「韓国は米国と最も近い同盟国の一つであり、われわれは韓国が天安沈没の原因に伴う決定を下す際には、これを支持する」と述べた。

 マケイン議員は「今回の事故は、両国の同盟関係を引き続き強化させるもので、韓米自由貿易協定(FTA)を迅速に通過させること以上に、同盟に貢献するものはない、という事実を悟るきっかけとすべきだ」と訴えた。決議案の発議を主導した3人は、米国務省、国防省、情報機関から説明を聞いた直後、このような立場を表明したという。

ワシントン=李河遠(イ・ハウォン)特派員

【ニュース特集】哨戒艦「天安」沈没

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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