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頼むぞ「あかつき」 打ち上げ前の激励?天文ショー

2010年5月16日21時30分

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写真:大接近して見えた月と金星。左は東京タワー=16日午後7時31分、東京都港区浜松町大接近して見えた月と金星。左は東京タワー=16日午後7時31分、東京都港区浜松町

写真:種子島宇宙センターで見えた金星(左上方)と月。右はN1ロケットの模型=16日午後7時49分、長沢幹城撮影種子島宇宙センターで見えた金星(左上方)と月。右はN1ロケットの模型=16日午後7時49分、長沢幹城撮影

 宵の明星としてここ数週間、西の空で輝きを増している金星が、月齢2の細い月に接近して見える天文ショーが16日夕、全国各地で見られた。18日早朝には金星探査機「あかつき」が打ち上げられる予定で、昨夏に観測を終えた月探査機「かぐや」から「あかつき」へのバトンタッチを象徴するイベントになった。

 国立天文台などによると、金星は7月ごろまで夕方の西の空に見つけやすくなっている。見かけ上、月と毎月のように近づいているが、この日は大接近で、東南アジアでは金星が月に隠れる「金星食」になった。

 一方、宇宙航空研究開発機構によると、「あかつき」を打ち上げるH2Aロケットはこの日、17日早朝からの機体移動を前に点検が行われた。天候などに問題がなければ、18日午前6時44分に発射される。ロケットには「あかつき」のほか、宇宙帆船「イカロス」や大学が造った超小型衛星4機も相乗りする。(東山正宜)

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