韓米FTA:両国代表が会談へ

行き詰まり打開に向け

 キム・ジョンフン通商交渉本部長が17日、米国ワシントンを訪問し、ロン・カーク米通商代表部(USTR)代表と、今年初となる会談を行う。こう着状態にある韓米自由貿易協定(FTA)の突破口が開かれるか、注目される。

 ワシントンの外交筋は、「キム本部長が18日、カーク代表と会談を行い、韓米FTAの進展策について論議する予定だ。これをきっかけに、韓米FTAの履行案を米議会に提出するための両国間の追加協議が始まる可能性もある」と語った。

 今年11月の米国中間選挙前に韓米FTAが米議会を通過するのは難しいとの見方が強いが、最近民主党が掌握している米議会に、若干の変化がみられるという分析もある。

 最近、民主党所属のジョン・ケリー上院外交委員長と共和党のリチャード・ルガー上院外交委幹事がバラク・オバマ大統領に対し、韓米FTA履行法案を速やかに提出するよう求めた。米与野党の代表的な中堅議員二人は、オバマ大統領に送った共同書簡で「われわれは韓米FTA未解決の争点に関する適切な時期の解決と、議会への速やかな履行法案提出を求める」と訴えた。

 ワシントンの外交筋は、「オバマ大統領が年初にFTAが失業率を低下させると発言した後、米国で韓米FTAの速やかな議会通過を主張する発言が増えた。今回の会談結果で、年内の韓米FTA進展の有無を占うことができる」と話した。

ワシントン=李河遠(イ・ハウォン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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