K-POP:ガールズグループの隆盛は日本の影響!?(中)

 本紙が現在活動しているガールズグループ18組のメンバーの生年月日を確認したところ、未成年者の数は29人だった。18組のメンバーは全部で85人のため、34%がまだ大人になっていない本当の「ガール(少女)」ということだ。中でも、このところ活発な活動を続けている「4minute(フォーミニット)」は、メンバー5人全員が未成年だ。最近ソロナンバー「チェンジ」のプロモーションビデオで大胆に肌を見せたコスチュームやセクシーな「骨盤ダンス(独特の振り付けで腰を揺らすダンス)」を披露、人気を集めているリーダーのヒョナは1992年生まれ。このプロモーションビデオはKBSで「19歳以上観覧可(=18禁)」判定を受けた。このほかにも、f(x)(エフエックス)は5人中4人、KARA(カラ)は5人中3人が未成年だ。

 こうした問題をめぐり、女性団体などでは、「少女に関する『性の商品化』は度を超えている」と批判の声を上げている。韓国女性政策研究院長を務めた金慶愛(キム・ギョンエ)同徳女子大学教授は、「男性中心の芸能界の権力が、未成年者の性的魅力を見いだし、搾取するシステムが構築されつつある。若い時にまず自身の性的魅力を振りまく方法を習い、成長した子どもたちが、どのような未来を築いていくのか心配だ」と話す。韓国女性団体協議会のイ・ジョングン・メディア委員長は、「K-POP界に恐ろしいほどの勢いで広がっているガールズグループの『性商品化ブーム』は、これ以上放っておけない。今後はより積極的に行動していく」と語った。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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