口蹄疫に対する施工方法
サンディア米国立研究所からの提案
発生箇所から半径3キロを汚染区域として封鎖し、家畜、車両、人物の移動を制限する。
1.家畜の居る室内の消毒。
- 水飲み場の水を抜き、空にする。(この場合、水が汚染されている場合があるので、この水が地下水や河川などに流れ込まないように注意する。)
- 餌場の餌を処分し、空にする。(処分した餌が汚染されている場合があるので、その場で焼却するのが好ましい が、出来ない場合はDF-200を散布して消毒する。)
- 空となった水のみ場、餌場をDF-200で濡れるように 散布する。
- 全ての床を、DF-200で 濡れるように散布する。
- 全ての壁を、DF-200で 濡れるように散布する。
- 全ての天井を、DF-200で 濡れるように散布する。
- 全ての通路、器具、道具等をDF-200で消毒する。
- 散布時に は、コンプレッサー式エアーガンを使用すると効果的。
- オフィス等、人間の居住ス ペースにはフォガ-を使用すると効果的。
- 8時 間は隔離した状態を保つ。
2.屋外の消毒。
- 家畜の居る建物の外壁、屋根等を全てDF-200で濡れる程度に散布する。
- 家畜の通る道、人間の通る道、及び車両の通り道とその周辺をDF-200で消毒する。
- トラックやトラクター等の車両全体を、DF-200で消毒する。(特にタイヤと車両の裏面)
- 散布時には、コンプレッサー式エアーガンを使用すると効果的
- 車の車内や、人間の居住スペースにはフォガ-を使用すると効果的。
- 汚染箇所で作業に携わった人の服、靴はDF-200で消毒又は焼却する。
3.家畜の消毒。(通常、人や動物に直接吹き付ける事はしないが、緊急事態の場合はやむを得ない場合がある。)
- DF-200を施工して消毒した場所で、家畜に対して直接DF-200を濡れる程度に吹きつけ、消毒を施すし細菌の拡散を防ぐ。
- 最低5分間はDF-200を吹き付けた状態にしておく。
- そのままでも良いが、その後、水で洗い流しても良い。
- 水で洗い流した後は、その場所周辺を再度DF-200を散布し、消毒を施す。
- 口に出来た水泡に対しては施工した前例がない。
- 出来るだけ目や口に入らないように気を付ける。
- 主成分は過酸化水素水(3.9%)なので、目に入った場合は赤くなる事があるが、特に甚大な被害は与えない。
- 主成分は過酸化水素水(3.9%)なので、気管に入るとむせる事があるが、特に甚大な被害は与えない。
- 過酸化水素水の影響より、細菌の拡散を抑える方は先決である。