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消防士ら 就業前にアルコール検査/熱海市

2010年05月11日

 熱海市の消防士が酔って器物損壊事件を起こしたことを受け、同市消防本部は11日から、就業前のアルコール検査を始める。アルコール検知器を3台導入し、消防車と救急車の乗務員55人を対象に、午前8時半の就業前に検査する。少しでも反応すれば就業させない。

 消防士は4月17日夜、歓迎会の帰りに交番の掲示板のガラス2枚を割ったとして熱海署に器物損壊の疑いで現行犯逮捕された。地検沼津支部は処分保留で釈放したが、消防本部が本人から事情を聴いたところ、深酔いして意識がなかったと話しているという。

 消防本部は「就業後や非番も出動に備えているべきで、公務への自覚が足りなかった」と判断。今後はアルコール検査に加え、「日本酒は1合まで」などとする酒の飲み方マニュアルもすべての消防本部職員に配る。

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