自動車整備の本当の話 |
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飯田商会・飯田剛です。
ある寒い冬の夜のことです。
自宅でくつろいでいた私が、
オンザロックのグラスを、将に口につけようとした瞬間でした。
けたたましい電話の音が、部屋に鳴り響きます。
スモーキーフレイバーの至福の瞬間を「お預け」された私には、
どうもイヤーな予感がしてなりません。
とても面倒なことが起こったんじゃないかと・・・
シブシブ電話を取ると、残念ながら予感は大当たりです。
受話器の向こうで初老の女性が、困り切ったような声で叫びました。
「ネコが車から出てこないんです!」
『あの、ウチは車屋ですけど。ネコのことは獣医さんにでもどうぞ』
「獣医さんには断られたんです!これはネコの問題じゃなくて自動車の問題だって!」
『じゃあ、消防署にでも聞いてみたらどうですか?』と聞くと、
「消防署も断られたんです!自動車屋さんにお願いしなさいって!」、ですって。
仕方なく状況を聞いて見ますと、
なんとネコがエンジンルームでからまっているみたいです!
エンジンをスタートしたら、「フギャ!」って声がしたそうで、
その後、苦しそうに「フーッフーッ」と息をしているっていうんです!
死んでいればトボケちゃうんですが、生きているんじゃ可哀想です。
仕方なく行って見ることにしました。
ボンネットを開けて、懐中電灯で照らしてみると、
ファンベルトに毛が絡み付いています!
血も付いていて・・・
ああ、書いていても気持ち悪イィィ!
結局、ネコが暖を取るために、走行直後の車のエンジンルーム下に侵入し、
エンジンの再スタートで、ファンベルトに巻き込まれた模様です。
「ゲゲゲ!」とビビリまくりながら、
仕方なくファンベルトを切断し、ネコを下に落としました。
ネコは車の持ち主が毛布に包んで持って行きましたが、
その後はどうなったでしょう。
「因幡のシロウサギ」状態でしたから、
もしかしたらダメだったかもしれません。可哀想に・・・
こういうのは続くものです。不思議なことに。
そのすぐ後に車検に入庫したワンボックスのバンのエンジンルーム、
開けてみてビックリです。
硬直したネコの死体があります。
外傷なしですから、多分ビックリしてショック死したんでしょう。
もちろん、冬の最中の寒さをしのぐためです。
キャーキャー騒いで、若いコに取除いてもらいました。
「もう、意気地なしなんだから、社長は・・・」と、バカにされてしまいましたが、
でも、もうイヤです。からまったネコは!
むろん、こんなことはそうめったにあるものではありません。
でも、ネコって寒いからエンジンの下に居ることって、
多いんですよ!とっても!
だから皆さん、エンジンスタートの前には、
くれぐれも充分にネコには御注意を!
もしも万が一、エンジンスタート後に「フギャッ!」って音が聞こえても、
私のところでは、SOSは絶対に受けませんので、
そこのところは、どうぞよろしく・・・
長々と、気持ちの悪い話にお付き合いいただきまして、
本当にありがとうございました。
次回は、もっと建設的で明るい話を心がけますので、
どうぞ、ご容赦を。
ということで、本日はこれまでです。
《編集後記》
またもや、古戦場で天変地異が起きました。
地すべりのあったレイテ島は、太平洋戦争の激戦地です。
というのも、現在、天変地異や戦乱が、未だ絶えない地域は、
どうも古戦場だった所が多いからです。
このレイテのあるフィリピンもそうですし
インパール作戦のビルマ
激戦地のガダルカナル等々
また、メチャクチャな内戦の連続が、歴史を覆いつくしている中国
天変地異と戦乱は、どうも因果関係があるようです。
悪想念がエネルギーとなって磁場を形作るとか。
戦後60年経っても、迷っている戦死者は少なくないんでしょうか。
そういえば、鹿児島の開聞岳のふもとに住んでいる知人が言ってましたっけ。
この山の上には、まだ特攻機が飛んでいるよ、と。
開聞岳は、沖縄へ突っ込む特攻機が、編隊を組む目標とした山です。
そして特攻隊員にとって、この山が内地の見納めだったという、
なんとも悲しい山なのです。
その上でまだ特攻機が飛んでいるというのですから、
かわいそうな話しですね。
彼らの目覚めの時が遠からんことを、
そう、心から祈らせていただきます。
お暇な方は、ブログにもどうぞ。http://plaza.rakuten.co.jp/dai2suitaisentai/
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