宮崎

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25時:場違いな追及 /宮崎

 赤松広隆農相が、口蹄疫(こうていえき)問題で東国原英夫知事と意見交換するため来県した。県の要望を受けて国の支援策を示した後のこと--。

 知事応接室に同席した県選出国会議員5人のうち、自民党の古川禎久衆院議員が突然立ち上がり「大臣。江藤拓議員は、心痛極まり緊急入院した……」と発言し始めた。赤松農相からたしなめられても「じゃあ、何しに来たんだ。現場は災害だ」と収まらない。

 政府対応が不満のようで、川村秀三郎衆院議員が「回答したじゃないか。PRの場なのか」と反論すると「何がPRだ!」と声を荒らげ、知事が「冷静に」となだめる事態に。だが赤松農相は「参院選の前だから、言いたいこともあるだろうけど」と続け、今度は松下新平参院議員が「選挙目当てじゃない」と詰め寄った。

 被害拡大には誰もが心を痛めている。初動態勢の検証も必要だ。だが、古川氏は直前まで別室で赤松農相らと静かに待機していたという。中村幸一・自民県連会長が「あの場にそぐわない」と指摘するように、批判ありきのパフォーマンスに思えた。【石田宗久】

毎日新聞 2010年5月14日 地方版

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