ご無沙汰しています。
どうも本当に、今年は後で振り返っても、大変な一年になりそうです。
最近ストレスで、首から右肩にかけてのしびれを感じるようになってきました。
理由は、情けない話ですが、実家との関係です。
来年、祖母を実家に引き取ることになり、そのための支援が必要なことと、私が借上住宅を退去しなければならないことがあり、今年の2月末に、実家から車で45分ほどの所に引越してきました。
これまでは都内で悠々自適な生活をしてきましたが、これからは両親を大切にしながら生きていこう、そう思っていたところですが、引越後の生活は、そんな甘いものではありませんでした。
引越後からこれまで、両親による厳しい説教が行われているのですが、理由は大きく二つあり、ひとつは私が今持って独身で結婚していないこと。
もうひとつは、私が漫画やゲーム、アニメーションなどが好きで楽しんでいるのですが、そうした趣味が許せないことです。
結婚して家庭を持つことについては、昨今ダイバーシティなどが語られ、生き方として結婚する人もそうでない人も様々出てくるようになりましたが、両親は何事も「普通が一番」という考えがあり、結婚しなければ独り身で寂しい一生を終えることになる、しかも結婚するとなると年齢が重要で、急がなければいけない、という考えです。
私も幸せな家庭生活に対しては、素晴らしいものだと思いますので、この点は受け入れられるところです。
ただし結婚の話になると、男は結局金とルックスだということになり、自分の人間性などはすっかりおいておかれ、「稼ぎが良くない」「太っている」などと言われるのは、非常に残念なところです。
漫画やゲーム、アニメーションについては、別にそれが趣味の全てというわけではないのですが、これらの趣味は高校卒業(あるいは大学卒業)とともに卒業すべきものである、こうした趣味は特殊で異常だ、という考えをもっているようです。
結局、息子には幸せになってもらいたい、そのためには結婚が必要、そのためには結婚市場で買い手がつく人間にしなければならない、ということは「普通の人間」になって「普通の趣味」をするようにしなければならない、という風に思考がすすみ、そこから出てきたのは…
お前は最低のクズで異常
特殊な趣味からの完全強制卒業と関連アイテムの完全処分
というジャッジ。
しかも、反論しようにも、「いいわけするな」「口先だけでごまかすな」「親を騙すのか」と全く聞く耳持たない状態。
うーむ…。
これまで、親にいろいろと迷惑をかけてきた部分もあり、説教を受ける事に、確かに私に理由はあるのですが、これはなかなか厳しい。
スタートは、「息子に幸せになってもらいたい」というところからスタートしているはずなのに、今行われているのは、私自身には価値がないという人格否定と人生否定、そして「普通の人」への強制的な作り変え。
一時はかなり精神的に参って、疲れ果てて何もしたくない状態。
通勤時に吐き気や腹痛を引き起こし、勤務中に鼻血を出すなど、ひどい有様でした。
流石にこのままでは息子が潰れてしまう、ということで母がヘルプに入ってくれて現在は落ち着いてきましたが、ストレスから来てるであろう、肩のしびれはいまだ抜けず、というところです。
両親には育ててくれたことに本当に感謝しているし、これから残りの人生、両親を大切にして、互いに助け合いながら生きていきたいと思っています。
そう思えばこそ、自分は引越してきました。
今、非常に厳しい状況ですが、今後の選択肢として、両親との絶交という手段は避けます。
今後の人生全体に関わることだからです。
かつて自分が、人生で絶対に避けたいことを考えたときに挙がったことの一つが、両親と仲が悪い状況での死別でした。
すでに同年代に片親を亡くされた方もいらっしゃる中、両親が健在でいてくれるのは、本当にありがたいと思っています。
なので、ここは何とか、ぐっと我慢するところです。
次に趣味のところですが、ある程度量を減らすということならわかるのですが、これを機会に全てを捨てさせよう、卒業させようというのは、あまりに強引すぎる話だと思うところです。
こうしたことは今回のことが初めてではなく、かつてターゲットにされたのは書籍でした。
私は一度きりの人生を素晴らしいものにしたいと思い、成功哲学や自己啓発、素晴らしい人生を送っている方々の本を様々読んでいます。
そのため部屋には多くの書籍が山積みですが、「部屋を倉庫にしない」という考えから、捨てるように要求されたことがありました。
その際には、「本は売れるようにいいように書いてある」(だから読む価値はない)とか、「そういう固い本を読むんじゃなく、もっとくだらない本を読め。」(世俗的なことが書かれた雑誌のことを言っている)と言われたものです。
また、大好きな作家の講演会に行ったり、そこで知り合った方と交流していることに対しても、「そうした同じ傾向の人間ばかりが集まっているのは暗い」などと、おかしなジャッジをされたものでした。
今回の一連の件についても、私のことを思ってくれているという親心から来ているのはもちろんですが、来年の祖母の受け入れ前に、さっさと気になる私のことを片付けておきたい、という側面もあったり、いろんなストレスから冷静さを欠いている部分も伺えます。
ここで何事も親の言うとおりに従っては、奴隷生活の始まりです。
しかも、本人のためといいながら、私の考えは無視され、本人が幸せでないのだから、方法はかなり間違っていると考えます。
今は、何とか親に押しつぶされないように心と体の健康を大事にしながら、自分が大切にしているもの、そして自分自身を何とか守るよう、多少なりともしたたかに手を打つことが大切かな、と思っています。
苦労し、大変だけれども、自分も両親も幸せになれる、そんな落とし所を目指して、がんばります。
通勤が片道2時間超えて、それでなくても大変なところにこの事態。
厳しいものです。
ただ、どういうことになるにせよ、もしお付き合いして、結婚するということであれば、これは当たり前ですが、相手に対し、人生をかけて誠心誠意対する必要があります。
そこは、「親にせかされて半ば強引に結婚させられる」などということは絶対に許されません。
ただここもひとつ問題があって、結婚話が進めば進むほど、「「じゃぁ家を見せてください」という風になったときに今のままではまずい。だからさっさとアイテムを完全処分しろ」という両親からの圧力が強くなることです。
あー、でもあれですね、今悟りました。
あれこれ考えるだけ無駄。
状況がどうなろうと、遅いか早いかの違いだけで、両親はアイテムの完全処分に向けて動くし、一年以内にだれかと結婚させるように動くと考える。
そして、両親には説得や交渉ははなから無理と考える。
その上で、アイテムを完全に処分されたくないのであれば、どこかに逃がす方法を考える。
好きでもない相手と結婚させられるのが嫌なら、その前に好きな相手と結婚する。
あれこれ思い悩むより、ここは行動が大事。
<追記>
渡辺淳一先生の「鈍感力」を読み、これからは「鈍感力」を発揮して、生きていくことにしました。