岡田外相が核軍縮要求、「心配ない」と中国外相
5月15日20時42分配信 読売新聞
【慶州(キョンジュ)(韓国慶尚北道)=石川有希子】岡田外相は15日夕、韓国・慶州のホテルで中国の楊潔チ(ようけつち)外相と会談し、核兵器を削減するか、少なくとも現状維持とするよう求めた。(「チ」は竹かんむりに「褫」のつくり)
また、中国軍ヘリによる海上自衛隊護衛艦への異常接近に抗議し、再発防止を求めた。
岡田外相は中国の核政策について、「五つの核保有国の中で、核兵器を増やしているのは中国だけだ」と指摘した。楊外相は「中国の核兵器を心配する必要はない。いかなる形の核軍拡も行うつもりはない」と従来の主張を繰り返した。
岡田外相は、〈1〉4月の2度にわたるヘリの異常接近〈2〉中国政府船による今月3日の海上保安庁測量船への調査活動妨害――に関して、「極めて遺憾で絶対に容認できない」と述べた。これに対し、楊外相は「中国の活動は正常なもので、むしろ日本の監視活動は行き過ぎだ」と反論し、議論は平行線に終わった。
東シナ海のガス田開発では、岡田外相が共同開発に向けた早期の条約交渉開始を求めたが、楊外相は「まだ環境が整っていない」と述べただけだった。
また、中国軍ヘリによる海上自衛隊護衛艦への異常接近に抗議し、再発防止を求めた。
岡田外相は中国の核政策について、「五つの核保有国の中で、核兵器を増やしているのは中国だけだ」と指摘した。楊外相は「中国の核兵器を心配する必要はない。いかなる形の核軍拡も行うつもりはない」と従来の主張を繰り返した。
岡田外相は、〈1〉4月の2度にわたるヘリの異常接近〈2〉中国政府船による今月3日の海上保安庁測量船への調査活動妨害――に関して、「極めて遺憾で絶対に容認できない」と述べた。これに対し、楊外相は「中国の活動は正常なもので、むしろ日本の監視活動は行き過ぎだ」と反論し、議論は平行線に終わった。
東シナ海のガス田開発では、岡田外相が共同開発に向けた早期の条約交渉開始を求めたが、楊外相は「まだ環境が整っていない」と述べただけだった。
最終更新:5月15日20時42分
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