沖縄は15日で本土復帰38周年。宜野湾市で開かれた集会は、混迷を深める普天間基地移設問題への怒りの声に包まれました。
沖縄県は15日で本土復帰から38年を迎えました。県内3か所を出発した平和行進が宜野湾市の集会会場に結集。県民の口をついて出るのはやはり・・・。
「基地がなくなるように一日も早く」(参加者)
一方、平野官房長官は15日午後、鹿児島市に到着。徳之島の住民のうち、基地受け入れに賛成しているグループと会談する予定です。会談に先立ち、出席予定者は・・・。
「先に振興策と言うと情けないから、まず政府を助けようと」(基地移設推進派 久松隆彦さん)
「振興策等の条件を聞かないと、話が前に進まない」(基地移設推進派 谷岡一さん)
普天間基地の移設推進を唱える谷岡一さん。移設は、困窮する徳之島の経済の起爆剤になるといいます。
「(基地移設の)話は1000年に一度しかないような、すごい話だと思っています」(基地移設推進派 谷岡一さん)
谷岡さんら推進派のメンバーは、これまでにも会合を開き、意見交換を行ってきました。
「このままいけば過疎しかない。島の子供に明るい未来をとか、キレイな島を残すとか言っても、人口がいなかったら何にもならない」
12日に行われた徳之島の町議との会談では、厳しい島内情勢を突きつけられた平野官房長官でしたが、15日の会合では容認派の住民と意見交換することで、基地受け入れに向け理解を深めるのが狙いとみられています。(15日17:36)