社会
市民劇団が高校で公演
(山口県)
ことし結成50周年を迎える岩国市の市民劇団=『劇団のんた』が下関市の高校で公演した。上演されたのは『ザ・シェルター』だ。核ミサイルから身を守るためのシェルターの製造会社に勤める父・センタ。センタは、シェルターの実用性を実験するために、祖父、妻、娘を巻き込んで、3日間、シェルターに籠もる事にする。しかし、内部はトラブル続き。コンピューターが止まってしまい、本当に閉じ込められてしまう。家族が囲むちゃぶ台にはロウソク一本。最初は、口げんか絶えなかった家族に自然と団欒の花が咲く。コンピューターが復旧し、シェルターの扉が開いた時・・・、センタの目に飛び込んできたのは、核ミサイルなんかではなく、夕焼けを飛ぶ赤トンボだった。「劇団のんた」では、今後も、岩国を拠点に精力的に活動に取り組んで行きたいと話している。[ 5/14 19:55 山口放送]