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函南町女児重体 「子育てでいら立ち」傷害容疑で逮捕の母供述 ストレスから虐待か函南町肥田、無職土屋麻友子容疑者(21)が、自宅で長女(1歳5か月)を床にたたきつけたとして傷害容疑で三島署に逮捕された事件で、土屋容疑者が「子育てのいら立ちを子供にぶつけてしまった」などと供述していることがわかった。長女は脳内出血で意識不明の重体。長女には顔や足にあざが確認されており、同署は以前にも虐待があったとみて調べている。 捜査関係者などによると、土屋容疑者は13日午後2時半頃に119番通報した際は、「散歩に連れて行こうとして、おんぶひもで縛ろうと思ったら落ちてしまった」などと話していた。 しかし、搬送先の伊豆の国市内の病院で長女の体に複数のあざが確認され、病院が消防を通じて三島署に通報した。土屋容疑者は今年3月に長男を出産しており、同署は育児のストレスから土屋容疑者が虐待を行っていた可能性もあるとみている。 関係者によると、09年1月、函南町の当時の自宅で同居していた義母から、「(土屋容疑者が)精神的に不安定だ」と町福祉課に電話があり、町職員が自宅を訪れたが、土屋容疑者に変わった様子は見られなかったため、特別な対応は取らなかったという。 土屋容疑者の夫(28)は14日午前、自宅前で記者団に「こんなことは初めて。予兆は全然なかった。ショックで何も言えない」と話した。 ■虐待相談件数最多確実 昨年度 県福祉こども局こども家庭課によると、県内での児童虐待の相談件数は年々増加しており、2009年度は09年12月末現在で816件の相談を受け付けた。過去最多だった08年度の872件を超えるのはほぼ確実と同課はみている。 同課によると、816件の中では身体的虐待が307件で最も多く、ネグレクト(288件)、心理的虐待(179件)、性的虐待(42件)が続く。虐待を受けた子供で最も多いのは小学生で279件、次いで3歳未満が200件となっている。虐待した者は実母が493件で、全体の半数以上を占めた。 816件のうち、関係機関からではなく家族などから寄せられた相談は281件。そのうち、近隣住人・知人が175件、家族・親類が74件だった。同課は「身内は『まさかそんなことはない』と思ってしまう。近所の人や周囲の人が虐待のサインに気付き、相談してくれれば対策はとりやすい」としている。 同課は、子供が虐待を受けていることを示すサインとして、〈1〉不自然なけが〈2〉衣服がいつも不潔〈3〉食べることに執着する〈4〉家に帰りたがらない――などを挙げているが、今回の事件のような乳児は、外出する機会が少ない場合が多く、そうしたサインが人目に触れにくい。同課は「泣き声やどなり声が頻繁に聞こえるなどのサインも考えられるが、切迫した様子は外からは見えにくい。家庭内の問題に積極的に入っていくのは難しい面もある」と話す。 (2010年5月15日 読売新聞)
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