5月11日(現地時間)、米フロリダ州マイアミのファーストフード店で、ドライブスルーを利用していた客に、商品と間違えて店の預かり金を渡してしまうという事件が発生した。受け取った客は未だに見つかっていない。

この事件はマイアミバレー病院大学の近くの『タコベル』で起こった。タコベルはアメリカ大手のファーストフードチェーンで、タコスなどを提供している。この日午前10時半頃、地元警察はお店から要請を受け出動した。警察が事情聴取したところ、ドライブスルーを担当していた従業員が、お店の預かり金を商品と間違えて、客に渡してしまったというのだ。

お店のマネージャーによれば、「お店の預かり金は、銀行のバッグに入れ、それをタコベルの紙袋に入れるルールになっています」と説明しており、お金を紙袋に入れておいたために、間違いが起こったようだ。渡してしまったお金は2,000ドル(約184,000円)だった。お金を受け取った客はシルバーのSUV(スポーツ多目的車)に乗っており、黒か茶色の髪を肩まで伸ばしている20代くらいの女性だったという。近くに大学があることから、大学生ではないかと見られている。

警察は捜査の末に、ドライブスルーでこの車の後ろにつけていたドライバーを特定した。しかしドライバーはナンバープレートまでは覚えていないコメントした。また、近隣でSUV車両を捜索したが、結局見つからなかった。

防犯上の工夫で、銀行のバッグをカモフラージュするために、お店の紙袋にお金を入れておいたのだろう。しかし、従業員が間違うようでは、意味がない。持ち帰って中身がお金と気付いた客も、さぞかし驚いたことだろう。自発的に申し出てくれると良いのだが・・・。

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daytondailynews.com