
新福岡・博多の和菓子開発研究会メンバー(右)によって奉納される博多水無月
福岡の夏の名物にしようと、福岡市和菓子組合に加盟する28社でつくる「新福岡・博多の和菓子開発研究会」が考案した和菓子「博多水無月(みなづき)」が10日発売された。毎年、夏の限定商品として売り出されており、7月31日まで販売される。
同会は、京都で6月に和菓子「水無月」を食べて滋養をつける習慣に着目して、博多水無月を開発。小豆を混ぜ込むなどしたわらびもちをササの葉で巻いたもので、各社が同じ商品名で、味や形は変えながら1999年から販売している。もちもちとした食感が特徴で、ビワや抹茶が入ったものもある。価格は110―260円。
この日は、同研究会メンバー6人が、博多区の住吉神社を訪れ、商売繁盛を願って、博多水無月を奉納した。
同研究会代表世話人の松本弘樹さん(49)は「食べた人に笑顔になってほしいとの願いを込めて作っています」と話した。
=2010/05/11付 西日本新聞朝刊=