口蹄疫・情報関連

口蹄疫関連情報

農林水産省(口蹄疫に関する情報)→こちら
         (発生事例・防疫措置の状況)→こちら

宮崎県(口蹄疫に関する情報提供)→こちら

制限区域・消毒ポイント

車両消毒ポイントこちら

消毒ポイント地図・制限区域地図こちら

消毒薬関係

★農水省HPから「消毒薬の作り方と使い方」→こちら

★㈲シェパードのHPから「口蹄疫から農場を護るために」→こちら

★べぶろぐ内「口蹄疫に有効とされる消毒薬」→こちら

宮崎日日新聞 口蹄疫関連記事のまとめ 
激震 口蹄疫
 →こちら
(消毒ポイント他支援策や相談窓口に関するニュースもあります。)

お願い

不確定情報が含まれるURLなどが記されたコメントは、気がつき次第削除させて頂きます。たいへん申し訳ありませんが、ご了承下さい。

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2010/05/15

事業団の牛

プレスリリースはまだですが
江藤拓議員のブログで報告がありました

http://gree.jp/etoh_taku/blog/entry/441594259

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口蹄疫・署名活動のお願い

日本農業新聞 5/14

農業再建に支援を

JAグループ宮崎 口蹄疫で署名活動

JAグループ宮崎は14日、口蹄疫で被害を受けた畜産農家が経営を再開できるよう、国に全面的な支援を求める署名運動を始めた。
JAグループ内はもちろん、宮崎県内外の企業・団体、国民に広く協力を呼び掛ける。
集まった署名は、鳩山由紀男首相と赤松広隆農相に提出する。

署名はファックスで受付る。
署名用紙は、JAグループ宮崎のHPからダウンロードできる。

http://group.ja-miyazaki.jp/cgi-bin/news/SkinView.cgi?mode=1&cid=1&id=66&html=./detail01.html&link=1

問い合わせ、送り先は
JA宮崎中央会 JA宮崎県畜産防疫対策本部
電 話:0985-31-2038
FAX:0985-31-5753

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2010/05/14

口蹄疫・87~91例目 5/14

農水省 プレスリリース 22:40

宮崎県における口蹄疫の疑い事例の87例目~91例目について

本日、家畜伝染病である口蹄疫の87例目~91例目の疑似患畜を確認しました。
口蹄疫は、牛、豚等の偶蹄類の動物の病気であり、人に感染することはありません。
現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれもあることから、厳に慎むよう御協力をお願いします。
1 疑い事例の概要

本日、宮崎県児湯(こゆ)郡川南町の肉用牛繁殖農家5件(合計109頭)で口蹄疫の疑似患畜を確認しました。
(各事例の詳細については、別添資料をご参照ください。)
2 今後の対応

当該農場の飼養牛の殺処分等の必要な防疫措置について、宮崎県とともに迅速かつ的確に実施します。また、従来までの対策に引き続き、今後も、農林水産省職員や都道府県の獣医師等の発生農場や消毒ポイントへの派遣(5月14日までに延べ2,084名を派遣)等を行ってまいります。
防疫措置の詳細については、「宮崎県の口蹄疫に対する防疫措置について(http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/syh_soti.html)」をご参照ください。
3 その他

(1)口蹄疫は、牛、豚等の偶蹄類の動物の病気であり、人に感染することはありません。また、感染牛の肉や牛乳が市場に出回ることはありませんが、感染畜の肉や牛乳を摂取しても人体には影響ありません。
(2)現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれもあることから、厳に慎むよう御協力をお願いします。

<添付資料>(添付ファイルは別ウィンドウで開きます。)
各事例の詳細について(PDF:52KB)

宮崎県 口蹄疫に関する情報提供

口蹄疫の疑似患畜の確認(87~91例目)について

1 口蹄疫の疑似患畜の確認について

番号確認場所経営形態飼養頭数1例目からの位置確認の経過PCR検査結果
87例目児湯郡川南町大字川南 肉用牛繁殖経営 黒毛和種
 繁殖牛 14頭
 育成牛 1頭
 子牛 11頭

計  26頭
南東約5.5Km ・5月13日農場主から宮崎家保へ通報
・同日9半時立入
・流涎、舌のび爛等を確認し、5頭から5検体を採材
・検体を動物衛生研究所 海外病研究施設へ送付
1/5
(1頭)
88例目児湯郡川南町大字川南 肉用牛繁殖経営 黒毛和種
繁殖牛 19頭
 育成牛 1頭
 子牛 15頭

計   35頭
南東約4Km ・5月13日共済獣医師から宮崎家保へ通報
・同日9時半立入
・流涎、舌の潰瘍等を確認し、5頭から5検体を採材
・検体を動物衛生研究所 海外病研究施設へ送付
1/5
(1頭)
89例目児湯郡川南町大字川南 肉用牛繁殖経営 黒毛和種
 繁殖牛 17頭
 育成牛 1頭
 子牛 12頭

計   30頭
南東約6.5Km ・5月13日共済獣医師から宮崎 家保へ通報
・同日13時立入
・流涎、舌のび爛等を確認し、5頭から5検体を採材
・検体を動物衛生研究所 海外病研究施設へ送付
1/5
(1頭)
90例目児湯郡川南町大字川南 肉用牛繁殖経営 黒毛和種
 繁殖牛 7頭
 子牛 6頭

計  13頭
南東約6.5Km ・5月13日農場主から宮崎家保へ通報
・同日15時半立入
・鼻腔の水疱、口腔のび爛等を確認し、5頭から5検体を採材
・検体を動物衛生研究所 海外病研究施設へ送付
3/5
(3頭)
91例目児湯郡川南町大字川南 肉用牛繁殖経営 黒毛和種
 母牛 3頭
 子牛 2頭

計  5頭
南東約5Km ・5月13日農場主から宮崎家保へ通報
・同日15時立入
・流涎や舌のび爛等を確認し、3頭から3検体を採材
・検体を動物衛生研究所 海外病研究施設へ送付
2/3
(2頭)

2 当面の措置

確認農場において、飼養家畜全頭の殺処分、汚染物品の埋却、畜舎の消毒等を実施予定。

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口蹄疫・マスコミ報道他 5/14(金)

マスコミ報道他 アンダーラインは山崎

日本農業新聞

口蹄疫 殺処分の埋却地確保/農相に宮崎県知事が報告
掲載日:10-05-14

 赤松広隆農相は13日の衆院農林水産委員会で、宮崎県の口蹄(こうてい)疫で殺処分した家畜の埋却地が決まっていなかった問題で、東国原英夫宮崎県知事から「ほぼ全域で決まった」と報告を受けたことを明らかにした。赤松農相は国有地を提供する意向を示していたが、地元の意見がまとまらない状態だった。民主党の和嶋未希氏の質問に答えた。(口蹄疫取材班)

 宮崎県内では埋却地が決まらず、感染した豚が1週間以上、殺処分されない例があるなど事態は深刻化。12日の同県発表によると、川南町の疑似患畜発生農家69件のうち7割以上で殺処分などの防疫措置が用地や人員確保の遅れで終わっていない。

上の記事で、安心していたのですが夕方のニュースは・・・

UMK

【県内】畜産の灯を守れ!口蹄疫・懸命の防疫作業
2010年05月14日

きのう、川南町とえびの市の農家で新たに、口蹄疫への感染が疑われる牛や豚が見つかりました。

これで、口蹄疫の確認は86件となり、処分頭数は8万頭を超えました。
口蹄疫の発生が集中している川南町では、「宮崎の畜産を守りたい」と、懸命の防疫作業が続けられています。
昨夜9時頃、県庁に入ってきた大型のバス。
農政水産部長など県幹部が出迎える中、バスから降りてきたのは、県の職員などです。
口蹄疫の発生農場で家畜の処分や埋却作業などを終え、戻ってきました。
そして、きょう、川南町役場に向かうと、張り詰めた緊張感があたりを包んでいました。
防疫作業の準備にとりかかる自衛隊員。
防護服に身を包んだ獣医師。
そして、県の職員など集まった作業員は約570人。
丸一日かけて、家畜の処分などの作業にあたります。
県内では、川南町を中心に都農町やえびの市で86件の口蹄疫が発生しています。
きのう現在、すべての防疫作業が終わったのは、全体の3割余りの28ヵ所にとどまっています
しかし、その裏側では、宮崎の畜産を守るため、24時間態勢で、懸命の防疫作業が続けられています。

MRT

口蹄疫、殺処分8万頭超える  (05/14 19:30)

13日も、口蹄疫に感染した疑いのある家畜が確認され、殺処分の対象は8万頭を超えました。
現地では、懸命の防疫対策が続いていますが、感染拡大に伴い、殺処分などの作業は難航していて、畜産農家らは焦りを募らせています。
13日夜11時から行われた県の会見。
新たに、川南町9か所、えびの市1か所の農場で、口蹄疫に感染した疑いのある牛や豚が確認されたと発表しました。
拡大を続ける口蹄疫。
これまで県内の86の農場で確認され、殺処分の対象は、8万頭を超えました。
一方、確認農場の防疫作業は難航しています。
86農場のうち、防疫措置が完全に終わったのは、13日現在で、半分以下の28か所のみ。
殺処分した家畜を埋める土地が、まだ、決まっていない農場も36か所に上ります。
感染疑いの家畜が、13日確認された畜産農家はー(川南町の「確認」農家は)「(埋却地は)今から選定ですね、土地がないところは、近隣の土地を買って(処分)しなきゃいかんというわけじゃないですか。」
殺処分した家畜を埋める土地は、原則、その畜産農家が、確保しなければなりません。
埋却地の選定については、行政も支援していますが、農家にとって、大きな負担であることに変わりはありません。
(川南町の「確認」農家は)「処分したらしたでその土地は一時使い物にならない状況、そこへんまで考えたら、国がある程度の土地を構えてそこに処分という形でしてくれると農家の負担は限りなく少なくなるのかなと思う。」
殺処分などの防疫作業には、県外の獣医師や、自衛隊なども派遣されていますが、対象となる農場、そして家畜の急増に、追いついていないのが現状です。

こうした状況に、専門家は、次のように指摘します。
(宮崎大学農学部・後藤義孝教授)「時間がかかればかかるほど、生き残った動物の中でのウイルスが増殖して体外に排出される、ウイルスをどんどん増やしていく状態が今でも続いている形になる。」
約1万5000頭分の埋却地が決まっていない現状。
防疫作業を待つ畜産農家の不安は募るばかりです。
(川南町の「確認」農家は)「もうちょっと自衛隊でも動員して1日でも早く殺処分、埋却まで終わってしまうとまん延もだいぶ防げるのかなと」(宮崎大学農学部・後藤義孝教授)「相当数の人を投入して、速やかに殺処分と埋却を進めていただくことが非常に大事

毎日jp

口蹄疫:殺処分埋設に16ヘクタール必要…農水省

 宮崎県で頻発している家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)の問題で、殺処分対象の牛、豚計7万8800頭(13日午前現在)を埋める場所として、概算で約16ヘクタールが必要なことが13日分かった。場所は既に一部確保され、12日現在で約3万9000頭の殺処分を終えた。衆院の農林水産委員会で佐々木隆博農水政務官が明らかにした。

 また、移動制限区域内で感染の疑いのない牛や豚を予防的観点から殺処分する超法規的な措置について、赤松広隆農相は参院の委員会で「今の法の下で、健康な牛や豚を殺すことはできない」と否定した。【佐藤浩】

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口蹄疫・宮崎日日新聞まとめサイト

宮崎での口蹄疫発生を受けて、今までの宮崎日日新聞の記事をまとめて読めるサイトが出来ました。

激震 口蹄疫 

http://www.the-miyanichi.co.jp/special/kouteieki/index.php

新聞紙面の記事がそのまま読め、同社のHP miyanichi e press よりも詳しい記事内容になっています。

是非、ご利用下さい。

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口蹄疫・宮崎日日新聞 一面

宮崎日日新聞 5/14 一面記事 (原文ママ一部改行に手を加えました)

「なぜこんなことに」
 無力感、黙々と作業

激震口蹄疫 川南町の叫び2

 処分され、横たわる生後間もない子豚に手を当てた。体温を感じる。傷一つない。そして心臓の鼓動も。口蹄疫に感染した疑いのある豚が見つかった農場の男性従業員は「なぜこんなことに」と疲れ切ったように惨状を語った。
 別の養豚農場の60代男性が異常に気付いたのは早朝だった。懐中電灯で照らした豚の口の周りには赤い発疹(ほっしん)があった。ウイルスの進入におびえながら、1日4回の消毒を繰り返してきた。「これだけ抵抗しても、周囲より何日か(発症が)延びただけ」と無力感を口にする。

 埋却地が決まり、殺処分を待つ豚舎では抵抗力のない子豚が死に、それに気付かないのか乳の張った母豚が腹を突き出していた。男性は「ウイルスの製造工場のようだった。こんな形で豚の命を絶たんといかん気持ち、理解してもらえないでしょう」と、とつとつと話す。

   ■    ■

「地獄絵図よ」。ある役場職員の脳裏には、農家の悲痛な表情と牛や豚が息絶えていく瞬間が焼き付く。それでも作業の手を休めることは許されない。「慣れてはいけないはずの作業に慣れてしまった」と声を絞り出す。

「日ごとに農家の気力が奪われている。国は川南をちいさな点にしか見ていない」。5月から防疫作業に加わった50代の獣医師は、人ごとのような国の姿勢に憤りを隠さない。
 
 家畜を助けたくて選んだ仕事。今は、仲間数人とチームを組んで、朝から夕方までもくもくと殺処分を続ける。「たまんないですよ」と声を詰まらせる。作業後のシャワー設備が整っていないことにも疑問を抱く。「せめてわれわれ防疫員がウイルスを運ぶ心配をしなくていい作業環境を整えてほしい」と切望する。

   ■    ■

今月上旬、感染疑いの豚が見つかった養豚農場の40代男性は、処分を待ちながら畜舎と豚の消毒を続けてきた。午前6時半に起きて餌を与え、合間を見て消毒を繰り返す。感染前と変わらない作業。ただ、豚だけが死んでいった。ウイルスを運ぶ可能性を考え、外出を自粛した。男性は「まるで犯罪者のような気持ちだった」と自嘲(じちょう)気味に笑う。家族以外との接点の少なさ、乏しい情報が孤立感を深めている。

 宮崎大農学部の学生有志が12日、国への支援策の拡充を求める署名と募金活動を学内で始めた。大声で協力を呼び掛け、多くの学生がこれに応じている。発起人で同学部3年の中村陽芳(はるか)さん(20)は「被害農家の人たちに、一人じゃないと伝えたかった」と思いを明かす。「本当は現場で役に立ちたい。ただ、行けばまん延のリスクも高くなる」。歯がゆい思いをかみ締めながら、今日も声を上げる。

宮崎日日新聞

 記事、口蹄疫に対する意見をお寄せください。報道部「口蹄疫取材班」

〒880-8570(住所不要)、ファックス 0985(32)1681、メールアドレスkouteieki@the-miyanichi.co.jp

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2010/05/13

口蹄疫・77~86例目 5/13

5/13 14時過ぎ

小林市口蹄疫対策本部より情報

えびの市で4例目の感染疑い確認 (黒毛和牛繁殖)

詳細は後ほど。

農水省プレスリリース 23:00

宮崎県における口蹄疫の疑い事例の77例目~86例目について

本日、家畜伝染病である口蹄疫の77例目~86例目の疑似患畜を確認しました。
口蹄疫は、牛、豚等の偶蹄類の動物の病気であり、人に感染することはありません。
現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれもあることから、厳に慎むよう御協力をお願いします。
1 疑い事例の概要

本日、宮崎県児湯(こゆ)郡川南町の肉用牛繁殖農家5件(合計179頭)、酪農・肉用牛複合農家1件(107頭)、養豚農家3件(合計1,125頭)で、また同県えびの市の肉用牛繁殖農家1件(46頭)で、口蹄疫の疑似患畜を確認しました。
(各事例の詳細については、別添資料をご参照ください。)
2 今後の対応

当該農場の飼養牛・豚の殺処分等の必要な防疫措置について、宮崎県とともに迅速かつ的確に実施します。また、従来までの対策に引き続き、今後も、農林水産省職員や都道府県の獣医師等の発生農場や消毒ポイントへの派遣等を行ってまいります。
防疫措置の詳細については、「宮崎県の口蹄疫に対する防疫措置について(http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/syh_soti.html)」をご参照ください。
3 その他

(1)口蹄疫は、牛、豚等の偶蹄類の動物の病気であり、人に感染することはありません。また、感染牛の肉や牛乳が市場に出回ることはありませんが、感染畜の肉や牛乳を摂取しても人体には影響ありません。
(2)現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれもあることから、厳に慎むよう御協力をお願いします。

<添付資料>(添付ファイルは別ウィンドウで開きます。)
各事例の詳細について(PDF:103KB)→こちら

宮崎県 口蹄疫に関する情報提供

口蹄疫の疑似患畜の確認(77~86例目)について

1 口蹄疫の疑似患畜の確認について

番号確認場所経営形態飼養頭数1例目からの位置確認の経過PCR検査結果
77例目児湯郡川南町大字川南 肉用牛繁殖経営 黒毛和種
 繁殖牛 25頭
 子牛 24頭

計  49頭
南東約6Km ・5月11日農場主から宮崎家保へ通報
・同日16半時立入
・流涎、鼻腔のび爛等を確認し、5頭から5検体を採材
・検体を動物衛生研究所 海外病研究施設へ送付
1/5
(1頭)
78例目児湯郡川南町大字川南 酪農経営 乳用牛
 搾乳牛 52頭
 育成牛 10頭
 子牛 15頭
 肥育牛 10頭
黒毛和種
 繁殖牛 5頭
 子牛 4頭
交雑種
 肥育牛 11頭

 計  107頭
南東約4.5Km ・5月12日農場主から宮崎家保へ通報
・同日9時半立入
・流涎、鼻腔のび爛等を確認し、3頭から3検体を採材
・検体を動物衛生研究所 海外病研究施設へ送付
2/3
(2頭)
79例目児湯郡川南町大字川南 肉用牛繁殖経営 黒毛和種
 繁殖牛 5頭
 子牛 4頭

計  9頭
南約4.5Km ・5月12日共済獣医師から宮崎家保へ通報
・同日10時半立入
・流涎、鼻腔の水疱等を確認し、5頭から5検体を採材
・検体を動物衛生研究所 海外病研究施設へ送付
1/5
(1頭)
80例目児湯郡川南町大字川南 養豚経営 肥育豚 180頭

計  180頭
南東約4.5Km ・5月12日農場関係者から宮崎家保へ通報
・同日11時立入
・蹄部及び舌のび爛等を確認し、3頭から3検体を採材
・検体を動物衛生研究所 海外病研究施設へ送付
3/3
(3頭)
81例目児湯郡川南町大字川南 養豚経営 母豚 22頭
種豚 3頭
子豚 180頭

計  205頭
南東約5Km ・5月12日開業獣医師から宮崎家保へ通報
・同日11時半立入
・蹄部や乳房の水疱等を確認し、3頭から3検体を採材
・検体を動物衛生研究所 海外病研究施設へ送付
2/3
(2頭)
82例目児湯郡川南町大字川南 養豚経営 母豚 59頭
種豚 6頭
育成豚 4頭
肥育豚 283頭
子豚 388頭

計  740頭
南東約6.5Km ・5月12日開業獣医師から宮崎家保へ通報
・同日14時立入
・乳房や鼻の水疱等を確認し、3頭から3検体を採材
・検体を動物衛生研究所 海外病研究施設へ送付
1/3
(1頭)
83例目えびの市大字島内 肉用牛繁殖経営 黒毛和種
 母牛 24頭
 育成牛 3頭
 子牛 19頭

計  46頭
9例目から北約2Km ・5月12日農場主から宮崎家保へ通報
・同日13時半立入
・流涎や舌の水疱等を確認し、3頭から4検体を採材
・検体を動物衛生研究所 海外病研究施設へ送付
4/4
(3頭)
84例目児湯郡川南町大字川南 肉用牛繁殖経営 黒毛和種
 繁殖牛 19頭
 子牛 17頭

計  36頭
南約5.5Km ・5月12日共済獣医師から宮崎家保へ通報
・同日15時半立入
・鼻腔の水疱や舌の潰瘍等を確認し、5頭から5検体を採材
・検体を動物衛生研究所 海外病研究施設へ送付
2/5
(2頭)
85例目児湯郡川南町大字平田 肉用牛繁殖経営 黒毛和種
 繁殖牛 44頭
 育成牛 4頭
 子牛 28頭

計  76頭
南東約7Km ・5月12日農場主から宮崎家保へ通報
・同日18時立入
・流涎や舌のび爛等を確認し、5頭から5検体を採材
・検体を動物衛生研究所 海外病研究施設へ送付
2/5
(2頭)
86例目児湯郡川南町大字川南 肉用牛繁殖経営 黒毛和種
 繁殖牛 5頭
 育成牛 1頭
 子牛 3頭

計  9頭
南東約5Km ・5月12日共済獣医師から宮崎家保へ通報
・同日19時立入
・流涎や舌のび爛等を確認し、4頭から4検体を採材
・検体を動物衛生研究所 海外病研究施設へ送付
1/4
(1頭)

2 当面の措置

確認農場において、飼養家畜全頭の殺処分、汚染物品の埋却、畜舎の消毒等を実施予定。

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口蹄疫・5/13 宮崎日日新聞 一面

宮崎日日新聞

11

是非、読んで頂きたく、書き起こしました。

宮崎日日新聞5/13 一面記事 (原文ママ一部改行に手を加えました)

「今は生き地獄」
激震口蹄疫 川南町の叫び 1

「ウイルスは、いつ来るか分からない。感染したら地獄だろうが、今は生き地獄」。川南町で肉用牛を生産する40代男性は、口蹄疫の脅威にさらされている現在の心境を苦しげに語る。百数十頭を養う広大な牛舎に1日2回、消毒液を600㍑ずつまく。自分と同じように、消石灰を散布し、消毒マットを敷き、懸命に防疫していた隣の農家にも感染疑いが出た。「半分は腹をくくった。気が狂いそう」と吐露する。登校前に「学校に行っていいと?」帰ってくると「大丈夫やった?」。中学生の次女が自分と家業を案じる言葉が胸を貫く。

情報不足にいら立つ
  ウイルスとの戦い

 繁殖牛農家の50代男性は朝晩、症状が出ていないか30頭の顔を一頭ずつ確認する。眠れない夜が続き、胃薬と精神安定剤が手放せない。感染拡大を恐れて自宅に閉じこもる毎日。「農家は無人島にいるような状態。隣で発生しても教えてもらえないから、どの道を避ければいいか分からない」と情報不足にいら立ちを隠せない。

「川南はもう手遅れ。犠牲は自分たちで十分。私たちにとって牛や豚は家族だけど、川南の家畜全頭を殺処分してでも感染拡大を食い止めて」。せめてもの願いだ。

乳牛、肉用牛約500頭を飼う吉松孝一さん(53)も朝起きたら、まず牛の顔を確認する日々に疲れ切った様子。「発生農場に行かなくても、周りを一般車両が行き来すれば一緒」と思い切った防疫を行政に迫る。

「また畜産の町を盛り上げる方法を考えないといけないが、今は自分の農場を守るので精いっぱい」と香川雅彦さん(52)。みやざき養豚生産者協議会の副会長を務め、本来は仲間を励ます立場だが、言葉には悲壮感が漂う。「もう、川南は見捨てられているのでは」。国や県への不信感が頭をよぎる。
  
   ■   ■

「消毒に最大限の努力をしていれば、感染しても牛や豚は納得してくれる」。情報に飢え、苦悩する仲間を電話で慰め、励ますのは発生5例目となった森木清美さん(61)。多い時は1日20~30も電話が鳴る。
「手塩にかけた75頭の牛に申し訳ない気持ちは残したくない。できるだけ初期で発見すれば、隣家に感染が広がる可能性を減らせる」。その思いで自身も夜の11時、12時まで牛舎を見回った。先月下旬、自らの農場の感染疑いを知らされた森木さんは「これで解放された」と奇妙な気分を味わった。

 感染疑いが確認されていない農家が「いつ来るか」と恐怖に神経をすり減らす一方、発生農家は張りつめた糸が切れたように安堵する。皮肉な構図が県内有数の畜産地帯を覆っている。

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宮崎牛の種牛、制限区域外に移動

宮崎牛の種牛、制限区域外に移動  (05/13 12:04) MRT

口蹄疫の問題で、県は、宮崎牛のブランド保護のため、移動制限区域内にある県家畜改良事業団の種牛、6頭について、13日、区域外の西米良村に、移動させると発表しました。
国と協議した結果、特例として、認められたということです。


口てい疫避け種牛を移動 NHKローカルニュース

宮崎県内で、家畜の伝染病の口てい疫が相次いでいる問題で、宮崎県などがブランドとして、認定している「宮崎牛」の種牛6頭を飼育している農場が家畜の移動制限区域の中にあるため、宮崎県は、国などと協議し、特例として、発生場所から離れた農場に移すことを決めました。
宮崎県内では、先月20日以降、口てい疫に感染、または、感染の疑いがある牛や豚が、川南町、都農町、えびの市の76か所で見つかり、処分対象の牛や豚は、合わせて7万8800頭に上っています。
宮崎県は、感染拡大を防ぐため、口てい疫が発生した農場の半径10キロ以内を家畜の「移動禁止区域」に指定していて、宮崎県などがブランドとして認定している宮崎牛の種牛を飼育している県家畜改良事業団も、この地域に含まれているため、現在は、種牛の移動もできなくなっています。
これに対して、宮崎県は、宮崎牛の種牛が口てい疫に感染することを防ぐため、国と協議し、当面の措置として、事業団で飼育している50頭あまりのうち、ブランド牛として精液採取のおよそ90%を占める6頭の種牛を、ほかの地域に移すことを決めました。
移動先は、これまでに口てい疫が発生した2つの地域から、40キロほど離れた山あいの西米良村の農場で、種牛は、13日中に、移されるということです。
05月13日 13時44分

家畜改良事業団種牛を移動制限区域外へ 宮日

 県内で口蹄疫が相次いでいる問題で、県は13日、移動制限区域(半径10キロ)に入っている家畜改良事業団(高鍋町)の種牛6頭を区域外に移動した。

 6頭は県産和牛の人工授精用精液ストローの9割を県内全域に供給。感染・感染疑いが確認された場合、本県畜産に大きな損失を与えるため、農水省と協議して特例扱いとした。

 県口蹄疫対策本部(本部長・東国原知事)によると、移動するのは福之国、勝平正、忠富士、秀菊安、美穂国、安重守。遺伝子検査で清浄性が確認されたため、西米良村山間部の村有地に設けた簡易畜舎に移動した。同事業団の職員が常駐して飼育する。同事業団では55頭を育てているが、ほかの種牛は引き続き同事業団内にとどまる。


「宮崎の宝」口蹄疫から守れ 種牛6頭、特例で避難へ
asahi.com 2010年5月13日12時46分

 家畜の伝染病、口蹄疫(こうていえき)の感染拡大を受けて、宮崎県は13日、県家畜改良事業団(同県高鍋町)が飼育する種牛55頭のうち、農家に供給している冷凍精液の9割を占める6頭を同事業団から西へ40キロ離れた同県西米良村に避難させると発表した。「宮崎牛」ブランドを支える「県の宝」だが、1頭でも感染が疑われれば、すべての種牛が殺処分されるからだ。発生農場に近いため移動が規制されているが、国が特例措置を認めた。

 「特例措置をとることは耐え難いが、宮崎牛ブランドを何とか維持しないといけない」。13日の記者会見で、県農政水産部の押川延夫次長はこう語り、牛や豚の殺処分対象が約7万9千頭となる中での特例措置について、被害農家や県民の理解を求めた。

 宮崎県産の子牛は、松阪牛(三重県)や佐賀牛の産地など全国各地に出荷されている。種牛の保護については、「日本一に輝いた名牛が失われることは全国の損失」と各産地からも宮崎県に要望が寄せられていたという。赤松広隆農林水産相が県庁を訪れた10日には、同県の東国原英夫知事が種牛の避難を認めるよう訴えていた。

 同事業団は県の外郭団体。県内から集めた優良な牛を交配し、血統や発育の良い子牛を厳選して種牛に育てる。高い等級の種牛の精液が県内の畜産農家に売られ、「宮崎牛」の父となる。だが、現在の牛舎は、同県川南町の発生農場から半径10キロの移動制限区域内にあり、種牛を避難させるには国の許可が必要だった。種牛6頭の避難先は周囲に家畜のいない山奥で、県が簡易牛舎を造り、13日中に移動させるという。

 宮崎県産牛は、5年に1度開かれ「和牛のオリンピック」と呼ばれる全国和牛能力共進会で、07年に7部門でトップになり、最優秀の内閣総理大臣賞を獲得した。出品された牛は、いずれも事業団の種牛の血を引いている。感染拡大で種牛が殺処分になると、「宮崎牛」ブランドは大きな打撃を受ける。種牛の精液は冷凍保存されているものの、新しい種牛の等級が決まるまで育てるのに10年はかかるからだ。

 宮崎で最初に感染が疑われる牛が確認された4月20日以降、事業団は職員以外の施設への立ち入りを禁止し、一部の職員を自宅待機させ、外部との接触を極力遮断してきた。(野崎健太、石田一光)

     ◇

 〈宮崎牛〉 宮崎県内での肥育期間が長い黒毛和牛のうち、日本食肉格付協会の基準で肉質が最高の5等級と4等級のものを指す。JA宮崎経済連によると、年間1万2千~1万3千頭が出荷され、ほとんどが県内で種付けされた子牛から肥育されている。


※移動場所は西米良村ではなく、西都市尾八重になったようです


口蹄疫問題 宮崎牛の種牛を特例で移動  MRT (05/13 19:14)

県内で、家畜の伝染病、口蹄疫の感染が相次いでいる問題で、県は、移動制限区域に入っている家畜改良事業団の種牛6頭を、区域外の西都市尾八重に移動させました。
県は、「宮崎牛のブランドを守るための特例措置」と説明しています。
移動させたのは、高鍋町の県家畜改良事業団で飼育している宮崎牛の種牛55頭のうち、6頭です。
家畜改良事業団は、口蹄疫の疑いが確認された川南町の農家から、半径10キロの移動制限区域内にありますが、防疫態勢の整備や周辺農家の同意など、条件が整ったため、種牛の移動が、特例として、国に認められたということです。
6頭の種牛は、遺伝子検査で、口蹄疫に感染していないことが確認されていて、約25キロ離れた区域外の西都市尾八重に移動させました。
家畜改良事業団は、宮崎牛の精液を冷凍保存し、県内の畜産農家に供給していますが、宮崎牛として生まれる子牛のほとんどは、6頭の精液を使った人工授精で、生まれているということです。
(宮崎県農政水産部・押川延夫次長)「なんとか宮崎牛ブランドを維持していかないといけないこういったことがなくなることで宮崎県全体に与える経済的被害そういったものはここ数年にわたってかなり大きなものになっていくという状況の中で(特例措置に対する)皆さん方の理解を得ていく」一方、種牛の冷凍精液を取り扱う人工授精師は・・・(東諸県郡家畜改良協会江藤幸典会長)「特にこの種牛は、宮崎県の和牛界にとっては非常に大事こういう措置がとられたことで、少しは安堵したという気持ちです」種牛移動の特例措置は、今月10日、県庁を訪れた赤松農林水産大臣に対し、東国原知事が要望していました。

種雄牛6頭移動 家畜改良事業団

宮崎日日新聞 (2010年5月14日付)

 県は13日、口蹄疫発生が相次いでいる事態を受け、移動制限区域(半径10キロ)内の県家畜改良事業団(高鍋町)で飼育している主要な種雄牛6頭について、約20キロ離れた西都市尾八重の仮設牛舎に避難を始めた。同事業団が県内に出荷している人工授精用精液ストローのうち9割は、この6頭から採取。仮に感染すれば宮崎牛の生産に大きな損失を与えるため、農水省と協議して特例で移動を認めた。

 県口蹄疫防疫対策本部(本部長・東国原知事)によると、避難させるのは生後5〜13年の福之国、勝平正、忠富士、秀菊安、美穂国、安重守の6頭。動物衛生研究所海外病研究施設(東京)の遺伝子検査で感染していないことが確認されたため、西都市とも協議して半径5キロに畜産農家がいない同市尾八重に避難させる。

 仮設牛舎には同事業団の職員が常駐するが、精液を採取する設備が整っていないため、6頭のストロー採取は行わない。同事業団が本年度の生産目標に掲げる15万3千本の達成に影響する可能性もある。同事業団では種雄牛55頭を飼育しているが、6頭以外は避難させない。同事業団は、川南町で初の感染疑いが確認された4月21日以降、移動制限がかかり、精液ストローの供給を停止している。

宮崎 ブランド種牛6頭避難 40年近くかけ育成 松阪牛や佐賀牛 生み出す一級品 全国の生産者安ど 2010年5月14日 06:32 カテゴリー:社会 九州 > 宮崎  宮崎県の東国原英夫知事が赤松広隆農相に“超法規的措置”を直談判してまで避難させた種牛6頭は、宮崎牛ばかりでなく、松阪牛や佐賀牛など高級肉牛を生み出す“スーパーエリート牛”だ。宮崎県には全国各地の畜産関係者から感染回避のため避難を求める要望が相次いでいたという。「もし感染して処分でもされれば、先人が40年近く続けてきた努力が水泡に帰すところだった」。関係者からは、ひとまず安心する声が上がった。

 6頭を飼育している県家畜改良事業団(高鍋町)は1973年の設立。ここで毎年、県内の10万頭超の雌牛から350頭を選抜し、30頭程度の基幹種雄牛の精液を交配して生ませた雄の中から、厳選に厳選を重ねて種牛を育成している。

 現在、55頭を管理しているが、流通用に精液を採取するのは市場で評価を得た25頭程度。今回の避難対象となったのは、特に人気が高く、流通させる精液の90%以上を生産する6頭(福之国(ふくのくに)、勝平正(かつひらまさ)、忠富士(ただふじ)、秀菊安(ひできくやす)、美穂国(みほのくに)、安重守(やすしげもり))だ。

 県によると、事業団からは、県内の繁殖牛農家に限定して年間約15万本(1本0・5CC)の人工授精用精液を供給しているという。これを基に繁殖牛農家が子牛を育て、年間約7万7千頭程度を宮崎牛ばかりでなく、松阪牛、佐賀牛などとして育てる子牛として出荷するという。

 宮崎市内で肉牛を飼育している県農業法人経営者協会の尾崎宗春副会長は「事業団は感染区域と近接していただけに、一刻も早い移動を願っていた。先人の努力はひとまず守られた」と胸をなで下ろしていた。

 三重県の松阪牛の肥育農家などでつくる松阪牛協議会の永田憲明理事は「松阪で肥育する子牛の約半数を占める宮崎産の子牛がいなくなれば、松阪牛の品質にも影響する。他の子牛産地を探そうにも、宮崎のような信頼度がある産地はなかなかない」と話している。

=2010/05/14付 西日本新聞朝刊=

毎日jp

口蹄疫:種牛6頭が避難 「ブランド守れる」安堵の声 目的地、西都市に変更 /宮崎

 ◇県の情報把握不十分
 宮崎牛のブランドを支えている県家畜改良事業団(高鍋町)の種牛6頭が13日、避難のため半径10キロの移動制限区域内を出た。連日、新たな感染拡大のニュースが続くなか、関係者には安堵(あんど)のため息も漏れた。ただし、当初予定されていた西米良村は、周辺の畜産農家の情報を県が十分把握しておらず、西都市に変更された。

 対象となった種牛6頭は、選び抜かれた「エース級」。シートで覆いをしたトラック2台に乗せられて正午、パトカーの護衛付きで出発。消毒ポイントを経由して西米良村へ向かった。だが、仮畜舎の設置予定地の半径5キロ内に、県が知らなかった新しい畜産農家があるのが見つかり、急きょ避難先を西都市尾八重に変更した。

 種牛の体力の消耗を避けるため、途中で休憩して水やエサを与えながら、ゆっくりと移動した。

 一方、一般農家の牛や豚は感染していなくても、移動が禁じられている。殺処分の頭数も7万頭を超え、会見した押川延夫・農政水産部次長は「苦しい局面だが、宮崎牛ブランドを維持するための苦渋の決断」と理解を求めた。県内の和牛農家は「よかった。県外の畜産業者も心配しており、これでブランドを守ることができる」と歓迎した。

 事業団は先月21日、都農町に続き川南町で初めての感染疑い牛が確認されて移動制限の対象に。家畜伝染病予防法は、疑似患畜がたとえ1頭でも確認された場合、飼育する全頭の殺処分を定めており、万一の事態が心配されていた。

   ◇   ◇

 県は、口蹄疫(こうていえき)で被害を受けた農家のために義援金を募集する。県や市町村、共同募金会窓口に募金箱を置き、振り込み口座を開設予定。問い合わせは県福祉保健課(0985・26・7075)または県共同募金会(0985・22・3878)へ。【石田宗久】

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2010/05/12

口蹄疫・マスコミ報道他 72~76例目 5/12

農水省 プレスリリース 22:20

宮崎県における口蹄疫の疑い事例の72例目~76例目について

本日、家畜伝染病である口蹄疫の72例目~76例目の疑似患畜を確認しました。
口蹄疫は、牛、豚等の偶蹄類の動物の病気であり、人に感染することはありません。
現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれもあることから、厳に慎むよう御協力をお願いします。
1 疑い事例の概要

本日、宮崎県児湯(こゆ)郡都農町の肉用牛繁殖農家1件(当該農場12頭)、宮崎県児湯(こゆ)郡川南町の肉用牛肥育農家1件(288頭)、肉用牛繁殖農家1件(50頭)、養豚農家2件(合計1,254頭)で口蹄疫の疑似患畜を確認しました。
(各事例の詳細については、別添資料をご参照ください。)
2 今後の対応

当該農場の飼養牛・豚の殺処分、移動制限区域の設定等の必要な防疫措置について、宮崎県とともに迅速かつ的確に実施します。また、従来までの対策に引き続き、今後も、農林水産省職員や都道府県の獣医師等の発生農場や消毒ポイントへの派遣(5月12日までに延べ1,247名を派遣)等を行ってまいります。
防疫措置の詳細については、「宮崎県の口蹄疫に対する防疫措置について(http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/syh_soti.html)」をご参照ください。
3 その他

(1)口蹄疫は、牛、豚等の偶蹄類の動物の病気であり、人に感染することはありません。また、感染牛の肉や牛乳が市場に出回ることはありませんが、感染畜の肉や牛乳を摂取しても人体には影響ありません。
(2)現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれもあることから、厳に慎むよう御協力をお願いします。

<添付資料>(添付ファイルは別ウィンドウで開きます。)
各事例の詳細→こちら

口蹄疫の疑似患畜の確認(72~76例目)について

1 口蹄疫の疑似患畜の確認について

番号確認場所経営形態飼養頭数1例目からの位置確認の経過PCR検査結果
72例目児湯郡都農町大字川北 肉用牛繁殖経営 黒毛和種
 繁殖牛 12頭

計  12頭
東約4Km ・5月11日開業獣医師から宮崎家保へ通報
・同日10半時立入
・流涎、舌の潰瘍等を確認し、5頭から5検体を採材
・検体を動物衛生研究所 海外病研究施設へ送付
1/5
(1頭)
73例目児湯郡川南町大字川南 肉用牛肥育経営 黒毛和種
 肥育牛 41頭
交雑種
 肥育牛 247頭

計  288頭
南約8.5Km ・5月11日農場主から宮崎家保へ通報
・同日10時立入
・流涎、舌の潰瘍等を確認し、5頭から5検体を採材
・検体を動物衛生研究所 海外病研究施設へ送付
2/5
(2頭)
74例目児湯郡川南町大字川南 養豚経営 母豚 93頭
種豚 8頭
育成豚 17頭
肥育豚 701頭
子豚 279頭

計  1,098頭
南東約5Km ・5月11日農場主から宮崎家保へ通報
・同日13時立入
・鼻や蹄部の水疱等を確認し、3頭から3検体を採材
・検体を動物衛生研究所 海外病研究施設へ送付
1/3
(1頭)
75例目児湯郡川南町大字川南 養豚経営 肥育豚 156頭

計  156頭
南東約5Km ・5月11日開業獣医師から宮崎家保へ通報
・同日14時立入
・口唇の水疱、舌のび爛等を確認し、3頭から3検体を採材
・検体を動物衛生研究所 海外病研究施設へ送付
3/3
(3頭)
76例目児湯郡川南町大字川南 肉用牛繁殖経営 黒毛和種
 繁殖牛 32頭
 肥育牛 1頭
 子牛 17頭

計  50頭
南東約3.5Km ・5月11日農場主から宮崎家保へ通報
・同日15時立入
・流涎、舌の潰瘍等を確認し、5頭から5検体を採材
・検体を動物衛生研究所 海外病研究施設へ送付
1/5
(1頭)

2 当面の措置

  1. 確認農場及び72例目の農場と管理者が同一の関連農場(黒毛和種:繁殖牛8頭、育成牛1頭、子牛19頭 合計28頭)において、飼養家畜全頭の殺処分、汚染物品の埋却、畜舎の消毒等を実施予定。
  2. 73例目の確認農場を中心とする半径10kmを移動制限区域及び半径20kmを搬出制限区域として、明日、設定予定。

その他

UMK

【県内】口蹄疫・JAグループ宮崎が農家に見舞金 2010年05月12日
口蹄疫の感染拡大を受けて、JAグループ宮崎は、被害を受けた農家へ見舞金を贈ることになりました。

見舞金は、口蹄疫の感染や感染の疑いが確認された農家に対して贈られます。
原則として、JAの利用者が対象で、農家一戸あたり30万円が支給されます。
また、JAグループ宮崎では、きょうから、職員を対象に義援金の呼びかけも始めています。

上の記事に関連して宮崎日日新聞から抜粋

・中央畜産会は11日、県畜産協会へ300万円を寄付した。中央畜産会に加盟する45都道府県の畜産協会から寄せられたもので、発生農家への見舞金とさせてもらう方向で検討とのこと。

MRT
口蹄疫発生農家に生活資金  (05/12 21:37)

口蹄疫の被害の拡大を受けて、県は、追加の支援策を発表しました。
12日、専決処分された約2億円の補正予算には、口蹄疫の発生農家に対し、生活資金を、無利子で融資する制度などが盛り込まれています。

(県財政課・日隈俊郎課長)「今回、思い切った措置という事で、200万、100万というのは、無担保、無利子で制度を作るということでやりましたので、これでなんとかしのいでいただきたい」県の発表によりますと、今回の補正予算額は、約2億円、事業の総額は、61億円あまりとなっています。

このうち、新設された畜産農家の生活支援融資制度は、口蹄疫の発生農家に対し、上限200万円、その他の畜産農家には、上限100万円を、いずれも無担保、無利子で貸し付けます。

県が、当面の生活資金の確保を目的に、無担保、無利子の融資制度をつくるのは、今回が初めてだということです。
また、移動制限などにより、出荷できない家畜を養うため、簡易の畜舎を導入した農家には、牛1頭あたり1万円、豚1頭あたり1000円を独自に助成します。
さらに、簡易畜舎の導入で、国からの補助の対象外になっている搬出制限区域外の農家については、国の制度と同じ額を、県が補助するということです。

今回の追加対策について、東国原知事は「深刻な影響を受ける畜産農家の緊急に必要な、当面の対策について措置したもので、今後も適時適切に対応していきたい」とコメントしています。
口蹄疫対策としての県の補正予算は、先月28日に発表された約33億円に続いて2回目となります。

miyanichi e puress

本県国会議員が連携 週内にも国へ要望書
 本県での口蹄疫拡大を受け、本県関係国会議員5人が11日、衆院議員会館で会合を開き、共同で要望書をまとめて週内にも赤松広隆農相らに提出することで合意した。

 JAをはじめ各方面から民主系、自民の各会派にとらわれない対応を求められていることも受けて初めて開催。総務委員会と重なった外山斎参院議員を除く衆参5議員が出席した。

口蹄疫被害農家支援を呼びかけ 川南町商工会
川南町商工会(津江章男会長)は、口蹄疫の被害に苦しんでいる畜産農家や、間接的な影響を受けている商工業者への募金を呼び掛けている。
 直接、間接的に被害を受けている町内農家の支援、売り上げが大きく落ち込んでいる小売業や飲食業、農業関係の事業所を支えるのを目的としている。

 振込先は、高鍋信用金庫川南支店(普通預金、1187222)と、宮崎銀行川南支店(普通預金、58859)の、「まちづくりトロントロン川南町商工会『口蹄疫被害支援』」。振込者は氏名または団体名と都道府県名を明記する。送金手数料は募金者負担。

 問い合わせはトロントロンプラザTEL0983(27)0501。

被害農家へ生活費支援 知事、専決処分方針
東国原知事は11日開いた県議会全員協議会で、口蹄疫の感染・感染疑いが見つかった農家に対し、当面の生活費を支援する考えを示した。

 市場閉鎖で出荷できない間に繁殖した家畜を飼育する県内全域の畜産農家にも、簡易畜舎のリース代を手当てするとした。週内にも、必要経費を本年度補正予算で専決処分する方針だ。

 図師博規議員(日日新、児湯郡区)が「生活困窮者が続出している。新たな救済措置の考えはないか」と質問。知事は「2度目の専決処分をすることになると思う。当座の生活資金、簡易畜舎のリースなどを重点的にやる。農家に早く現金が渡る仕組みを検討したい」と答弁した。

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2010/05/11

口蹄疫・マスコミ報道他 5/11

5/11  その他マスコミ報道 (アンダーライン、改行は山崎)

MRT 

東国原知事が口蹄疫の現場を視察  (05/11 19:04)

東国原知事は、11日、川南町を訪れ、現地対策本部や防疫作業が行われている農場などを視察しました。
知事の現地視察は、今回が2回目です。

11日午後、口蹄疫が最も多く発生している川南町を訪れた東国原知事。
まず、役場内に設けられた自衛隊の指揮所を訪問したあと、町の担当者から感染拡大の状況について説明を受けました。
(担当者)「(牛・豚の)約半分以上が川南からいなくなる。
何とか食い止めないと町はなくなってしまうくらいに感じている。
非常に危機感を持っている」

この後、東国原知事は、口蹄疫に感染した疑いのある豚が確認された川南町内の農場に向かい、実際に殺処分や埋却の様子を視察しました。
視察を終えた東国原知事は・・・(東国原知事)「想像を絶するような凄惨さというか壮絶だった。
(感染の)広がりを見るとどこにどう落ち度があるのか、どこに課題があるのか、どこをどう是正していくのかわからない状況」東国原知事は、今の防疫対策では限界があるとして、新たな対策も視野に入れ、国と協議をしていきたいとしています。

農林水産省や宮崎県では、口蹄疫は、人に感染することはなく、感染した牛や豚の肉が、市場に出回ることはないとして、冷静な対応を呼びかけています。

UMK

【県内】東国原知事が川南町訪問し激励 2010年05月11日

東国原知事は、きょう午後、口蹄疫の発生が続く川南町を訪問しました。

豚の処分と埋める作業を目の当たりにした知事の表情は、厳しいものでした。
川南町役場を訪れた知事に、職員は、「町に15万頭余りいた牛や豚のおよそ半分が感染し、危機が迫っている」と危機感を訴えました。
このあと、知事は、1万5000頭が処分の対象となり発生後1週間経っても、まだ作業が終わっていない18例目の現場を訪問しました。
豚の処分や埋却作業を目の当たりにした知事の表情は厳しいものでした。
東国原知事の話。
「いやもう想像絶するような凄惨さ壮絶でした。
終わりのない戦いみたいな感じで、現場の疲弊や焦燥感、絶望感もひしひしと伝わってくるような感じでした。
皆さん本当に疲れていらっしゃる
」。
東国原知事は、「このまま感染の拡大が止まらなければ、新たな対策も選択肢」と述べ、踏み込んだ防疫対策を示唆しました。


MRTの夕方のニュースでは
「口蹄疫3週間・川南の畜産業者が語る現実」と称した特集。
以下は、山崎が特に記憶に残った事だけを書いてあります。

・養豚農家及び繁殖牛農家の人の話

ウィルスが入ってきたのは仕方が無い。だが、かわいそう・・・家畜に責任があるわけではない。

いつかは自分の家畜もやられるかもしれないとは思っていたが、いざ口蹄疫疑いと聞いた時には身体が熱くなって、震えがきて・・・

埋却地が決まらないので、餌をやり続けなければならない。食欲が落ちた豚や蹄が腫れて倒れこんでいるものもいる。そばで子豚がバタバタ死んでいく。

まわりの農家が次々とやられていき、不安でしょうがない。(自分の家も)かかってしまえば身軽になるんじゃないかと考える時がある。今は牛をかわいがるだけ。

川南が全滅しないと(口蹄疫は)終わらないのではないか。

●5/10の発生の時点で川南町で飼育されていた牛の53%、豚49%が殺処分の対象

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赤松農相来県関係マスコミ報道他

アンダーライン:山崎

宮崎日日新聞HP

外遊「全く問題ない」 赤松農相会見で反論
2010年05月11日

 赤松広隆農林水産相は10日、宮崎市の九州農政局宮崎農政事務所で記者会見し、中南米への外遊などで、口蹄疫問題の発生後、来県が初めてになったことについて「口蹄疫対策への支障はなかった」との見解を示した。

 会見で「外遊したことに地元から反感が出ているが、どう認識しているか」と問われた赤松農相は「対策へ支障があったことはないし、全く問題はない。万全の態勢でやってきた」と回答。「仮に外遊せず、前倒しで東国原知事に会っていれば、まん延防止につながったのでは」との質問には、「それはない」と即答する場面も。大臣の早期来県を望んだ農家の思いとの間に、ズレを見せる格好となった。

以下 同内容の記事の続き 新聞紙面から

農家の傷みや苦しみについては「来県しないと農家の気持ちは聞く事はできない。今の時点で、皆さんの思いを直接聞けたことはプラスだった」と語り、「1回来たからいいだろう、という話ではない」と状況次第では再び来県する可能性を口にした。


毎日jp

口蹄疫:農相来県、農家へ配慮 「安心して再建を」 /宮崎

 口蹄疫(こうていえき)問題で東国原英夫知事らと意見交換するため10日に宮崎入りした赤松広隆農相。防疫への配慮から感染が確認されている都農、川南両町、えびの市の現地入りは避けたが、知事との会談で「しっかり応援するので安心して再建に取り組んでほしい」と畜産農家へ配慮を示した。関係者からは迅速な支援を求める声が相次いだ。【石田宗久、川上珠実】

 県庁で知事と面会した赤松農相はまず、知事が「国の対応が遅い」と批判したと報道されたことに触れ「非常に心外。国と県が一体でこの難局に対処することが大事」と切り出した。

 知事は7日、民主党の小沢一郎幹事長と会談後、記者団に「指揮命令系統が後手後手に回ってる部分は否めない」と述べたが、「国の対応が遅いとは申し上げていない」と釈明したうえで、殺処分に必要な作業人員の確保や農家の経済的支援、県家畜改良事業団で飼育している種牛の避難などを求めた

 赤松農相は、国と各都道府県の応援を得て獣医を100人まで倍増▽九州農政局職員の派遣を10人から100人に増強▽埋却地として国有地の提供--などを約束した。

 種牛の避難には、感染していない「清浄性」確認や、特別扱いすることへの県民の理解が得られることなどを条件に検討する考えを示した。

 宮崎市内のホテルでは、酪農や養豚、農業生産法人関係団体と協議。関係者は「農家は気力も体力もない」「生活費にも困っている」と窮状を訴えた。

 九州農政局宮崎事務所では、関係自治体の首長と会談。自治体の2分の1の財政負担については「特別交付金で国が持つ。安心してほしい」と述べたが、河野正和・都農町長は「具体的な金額が明示されず不安」と指摘。赤松農相は「大丈夫」と応じた。

 また、JA尾鈴の黒木友徳組合長が「まん延しているなか、頑張っている農家もある。見捨てないでほしい」と求めると「自信を持ち、安心してほしい」と強調した。

   ◇   ◇

 JA宮崎中央会の羽田正治会長は、赤松農相との意見交換の場で、口蹄疫による農家の被害額が約110億円との試算を明らかにした。

 8日の49例目まででの試算。内訳は、殺処分対象の牛と豚の評価額40億円▽再開に至るまでの生産費60億円▽出荷遅延に伴う損失10億円。詳細な算定根拠は非公表。

山崎:記
上の記事・赤松農相と生産者団体との会談に関する事項の補足として昨日(5/10)のUMKニュースで記憶に残った事、及び宮崎日日新聞からの補足(アンダーラインも山崎)


●殺処分した家畜の埋却場所について

生産者側から「場所の選定が難しい。やっと見つかっても発生農場が、その土地を自ら購入せねばならない
「川南町の海岸地の国有林を開放して」

赤松農相の答え「要望があれば、林野庁は私の所管なのですぐに対応できる」 

生産者側「農相に国有地を活用すると力強い言葉をいただいた。約束を信じたい」


●その他

・みやざき養豚生産者会議 日高省三会長
 国家防疫という視点が欠けている。
 感染判定から殺処分、経営再建までの手続きで農家の相談に乗れるよう、農場ごとに行政の担当者を明確にして欲しい

・赤松農相
 国有林に埋却したいということなら県を通して上げてもらえればすぐできる。まず収め、その後感染経路、原因を究明する

・県農業法人経営者協会 尾崎宗春副会長
 補償よりも、とにかく今は感染を止めてほしいだけ(会談中)
 行政の対応は遅すぎる。口蹄疫は国益を損なう深刻な伝染病。国主導で対策を進めるべき(会談後) 


 
日本農業新聞

口蹄疫 国の本部 地元移設を/JAグループ宮崎 農相に支援訴え
掲載日:10-05-11
 JAグループ宮崎や酪農・養豚の生産者団体の関係者らは10日、宮崎市を訪れた赤松広隆農相に口蹄(こうてい)疫対策を要請した。JAグループは国の対策本部を宮崎県に移設するよう提案したほか、国の責任で埋却用地を確保できるよう求めた。経営再建のため、緊急的な資金支援や殺処分の補償額の適正な評価と全額の交付も要望した。

 要請では、口蹄疫の発生拡大で「多くの農家や防疫措置従事者、また県民に焦りと不安が募っている」と指摘。長引く不況や飼料価格の高騰に加え、今回の口蹄疫発生に伴う移動制限で取引ができず、畜産経営が極めて厳しい状況に陥っていると訴えた。


以下農業新聞九州版から記事要約

埋却場所 確保を  
宮崎県の畜産関係者 農相に厳しさ訴え

県酪農業協議会
「二度と牛を飼いたくないとこぼす農家もいる。夢や希望、体力と気力も失われかけている」

県農業法人経営者協会
「まず埋却地確保を。国有林を、県の畜産試験場を、町営牧場を開放して欲しい。そして次世代が安心して畜産に取り組める枠組みを」

内野正英川南町長
「埋却処分には18例で6ヘクタールが必要になった。優良農地もつぶしている。埋却した場所はなかなかうまく使う事ができない。将来への対策も必要」


asahi.com

農水相と自民議員、口蹄疫で場外バトル 
2010年05月11日

 口蹄疫(こう・てい・えき)問題で宮崎県入りした民主党の赤松広隆農林水産相と東国原英夫知事との県庁での会談。その席には、県選出の自民党の古川禎久衆院議員(宮崎3区)と同党の松下新平参院議員(宮崎選挙区)も同席していた。畜産家が悲鳴を上げている緊急事態を受けての会談。その席で、口蹄疫そっちのけの与野党・場外乱闘の口火が切られた。
 会談の終盤、古川氏が発言を求めた。
 「(自民党は)これまで政府に再三対策を申し入れていた。1例目発生から3週間にあたる」
 これに対し、赤松農水相は「自民党の同席は構わないが、『おれの意見も聴いてくれ』とやり出すと、与党も野党も(発言し合うこと)となる」と遮った。
 すると、古川氏は、声を荒らげ、「じゃあ、何しに来たんですか!」と発言。
 見かねた知事は「冷静に」「冷静に」――。
 この流れの中で赤松農水相は「参院選前だからみんな色々言いたいことはあるんだろうけど、それぞれの(国会の)委員会で」と発言した。
 会談は知事の「もう時間がない」との仕切りで終了したが、席から立ち上がったところで、今度は松下氏が声を荒らげ「僕は(夏の参院選の)対象者。(赤松農水相は)『選挙目当て』と言ったが失礼なことを言わないで欲しい」と訂正を求めた。が、赤松農水相は「訂正はしない」と応じなかった。
 聞いていた県幹部は「恥ずかしい」と顔をしかめた。

上の記事内容についての宮日新聞の記事全文(改行は山崎)

「現場は災害」「PRだ」 民主、自民が口論

 口蹄疫問題で10日、赤松広隆農林水産相と東国原知事が県庁で会談した際、本県関係の国会議員6人も同席した。このうち自民党の古川禎久衆院議員(宮崎3区)は「現場は災害(を受けたような状況)」などと発言、無所属で民主党会派に属する川村秀三郎衆院議員(宮崎1区)が「PRだ」と反論する一幕があった。
 
 会談の最中、古川氏が「第1例目が発生して3週間」と話し始めると、農相は「知事との話し合いの場だから」とさえぎった。古川氏は「では何しに来たんですか」と声を荒げ、「現場は災害。何度も農水省、官邸に対策を申し入れている。今日、回答が出ると期待してきたのではないか」と続けた。川村氏は「具体的に回答している。PRしたって駄目だ」と農相を援護した。

 このやりとりに、農相は「参院選前だからいろいろ言いたい事はあるのだろう」と発言。夏の参院選に立候補の意思を表明している自民の松下新平参議院議員(宮崎選挙区)が「失礼だ。訂正して欲しい」と抗議した。

 会談後、赤松農相は農業関係団体、関係市町の首長らとも意見交換したが古川、松下議員は欠席。本県関係の6議員が最後まで共に行動することはなかった。(以下略)

 この問題に関しては、党派を超えてやっていただきたいのに・・・・

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口蹄疫・マスコミ報道他 68~71例目 5/11

農水省 プレスリリース 9:50

宮崎県における口蹄疫の疑い事例の68例目について

本日、宮崎県えびの市において、家畜伝染病である口蹄疫の68例目の疑似患畜を確認しました。
口蹄疫は、牛、豚等の偶蹄類の動物の病気であり、人に感染することはありません。
現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれもあることから、厳に慎むよう御協力をお願いします。
1 農場の概要等

宮崎県えびの市(22例目の農場から西約500m)
肉用牛肥育 18頭(肥育牛18頭)

また、この農場の関連農場(この農場から北東約1.5km、肥育牛11頭)において、この農場と同一の飼養管理者が飼養管理を行っていたことが確認されたことから、当該農場の飼養牛全頭を疑似患畜とみなし、殺処分を行います。
2 経緯

(1)5月10日、市職員から宮崎県に対し、飼養牛に食欲不振を確認したとの報告があったことから、宮崎県が当該農場に立入検査を実施したところ、2頭に流涎等が認められたため、検体を(独)農研機構動物衛生研究所に持ち込みました。
(2)本日、PCR 検査の結果、1頭で陽性を確認し、口蹄疫の疑似患畜と判断しました。
3 今後の概要

当該農場の飼養牛の殺処分等の必要な防疫措置について、宮崎県とともに迅速かつ的確に実施します。また、従来までの対策に引き続き、今後も、農林水産省職員や都道府県の獣医師等の発生農場や消毒ポイントへの派遣(5 月10日までに延べ864名を派遣)等を行ってまいります。
防疫措置の詳細については、「宮崎県の口蹄疫に対する防疫措置について(http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/syh_soti.html)」をご参照ください。

MRTニュースより

先ほど県は川南町で新たに3件の口蹄疫の疑いのある牛が確認されたと発表

詳細は後ほど


農水省 プレスリリース 18:40

宮崎県における口蹄疫の疑い事例の69例目、70例目及び71例目について

本日、宮崎県児湯(こゆ)郡川南町において、家畜伝染病である口蹄疫の69例目、70例目及び71例目の疑似患畜を確認しました。
口蹄疫は、牛、豚等の偶蹄類の動物の病気であり、人に感染することはありません。
現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれもあることから、厳に慎むよう御協力をお願いします。
1 農場の概要

69例目
宮崎県児湯(こゆ)郡川南町(17例目の農場から東約100m)
肉用牛肥育 20頭(繁殖牛10頭、育成牛1頭、子牛9頭)

70例目
宮崎県児湯(こゆ)郡川南町(46例目の農場から東約300m)
養豚153頭(繁殖豚5頭、肥育豚123頭、子豚25頭)

71例目
宮崎県児湯(こゆ)郡川南町(34例目の農場から東約50m)
酪農114頭(搾乳牛73頭、子牛41頭)
2 経緯

69例目
(1)5月10日、農場主から宮崎県に対し、飼養牛に発熱・流涎等を確認したとの届出がありました。
(2)同日、宮崎県が当該農場に立入検査を実施したところ、2頭に流涎等が認められたため、検体を(独)農研機構動物衛生研究所に持ち込みました。
(3)本日、PCR 検査の結果、1頭で陽性を確認し、口蹄疫の疑似患畜と判断しました。

70例目
(1)5月10日、農協職員から宮崎県に対し、飼養豚の蹄の異常等を確認したとの届出がありました。
(2)同日、宮崎県が当該農場に立入検査を実施したところ、1頭に発熱・後肢のびらん等が認められたため、検体を(独)農研機構動物衛生研究所に持ち込みました。
(3)本日、PCR 検査の結果、3頭で陽性を確認し、口蹄疫の疑似患畜と判断しました。

71例目
(1)5月10日、農場主から宮崎県に対し、飼養牛に発熱・舌の水泡等を確認したとの届出がありました。
(2)同日、宮崎県が当該農場に立入検査を実施したところ、約10頭で流涎等が認められたため、検体を(独)農研機構動物衛生研究所に持ち込みました。
(2)本日、PCR 検査の結果、1頭で陽性を確認し、口蹄疫の疑似患畜と判断しました。
3 今後の概要

当該農場の飼養牛・豚の殺処分等の必要な防疫措置について、宮崎県とともに迅速かつ的確に実施します。また、従来までの対策に引き続き、今後も、農林水産省職員や都道府県の獣医師等の発生農場や消毒ポイントへの派遣(5 月11日までに延べ952名を派遣)等を行ってまいります。
防疫措置の詳細については、「宮崎県の口蹄疫に対する防疫措置について(http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/syh_soti.html)」をご参照ください。


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口蹄疫・57~67例目 5/10

農水省 プレスリリース 23:40

宮崎県における口蹄疫の疑い事例の57例目~67例目について

本日、家畜伝染病である口蹄疫の57例目~67例目の疑似患畜を確認しました。
口蹄疫は、牛、豚等の偶蹄類の動物の病気であり、人に感染することはありません。
現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれもあることから、厳に慎むよう御協力をお願いします。
1 疑い事例の概要

本日、宮崎県児湯(こゆ)郡川南町の肉用牛繁殖農家4 件(合計95 頭)、肉用牛肥育農家3 件(845 頭)、酪農農家1 件(合計49 頭)、養豚農家3 件(合計11,514 頭)で口蹄疫の疑似患畜を確認しました。
(各事例の詳細については、別添資料をご参照ください。)
2 今後の対応

当該農場の飼養牛豚の殺処分等の必要な防疫措置について、宮崎県とともに迅速かつ的確に実施します。また、従来までの対策に引き続き、今後も、農林水産省職員や都道府県の獣医師等の発生農場や消毒ポイントへの派遣(5 月10日までに延べ864名を派遣)等を行ってまいります。
防疫措置の詳細については、「宮崎県の口蹄疫に対する防疫措置について」

添付資料 各事例の詳細について→こちら

宮崎県の口蹄疫に対する防疫措置について

平成22年5月10日現在
口蹄疫は、牛、豚等の偶蹄類動物に感染する病気であり、それらの動物に由来する食品を摂取しても人に感染することはありません。
しかしながら、偶蹄類間の伝播力が極めて強く、畜産業における経済的なインパクトも大きいので、農林水産省は宮崎県に協力して、感染の拡大を防ぐ努力をしております。また、偶蹄類への感染の拡大を防ぐため、感染した牛や豚の肉や牛乳を市場に出さないように確実に措置しています。
発生農場における防疫措置

1~17、22例目については、防疫措置(農場の家畜を殺処分して埋め、農場を消毒する)を完了。
24例目については、農場の家畜の殺処分まで終了。
18、19、23、29例目については、殺処分を実施中。
20、25~28、30、32~36、38~43、46例目については、埋める場所を確保。今後殺処分する予定。
21、31、37、44、45、47~56例目については、今後埋める場所を確保し、殺処分する予定。
緊急消毒措置の実施

宮崎県及び隣接する大分県、熊本県、鹿児島県全域に消毒薬を配布し、散布中。
発生農場周辺における措置

半径10 km以内における移動制限の継続中。
半径10~20 km以内における搬出制限の継続中。
上記区域内の農家の聞き取り調査を実施。監視を継続。
発生農場と疫学的に関連がある農場(例えば、獣医師や飼料等が共通している農場)の追跡調査。
その他の措置

他の都道府県における牛豚飼養農場の緊急調査を実施中。口蹄疫が疑われる事例については、(独)農研機構動物衛生研究所で検査し、全て陰性であることを確認。
原因究明のため、4月29日に口蹄疫疫学調査チームが現地調査を実施。
口蹄疫の型について

(独)農研機構動物衛生研究所において抗原検出検査(ELISA法による)をした結果、1~9及び11例目のいずれもO型の口蹄疫であると確定。
1例目の患畜から得られた口蹄疫ウイルス遺伝子を解析したデータを、動物衛生研究所及び英国家畜衛生研究所が分析。このウイルスがアジア地域で確認されている口蹄疫ウイルスと近縁のウイルス(O/JPN/2010)であることを確認。


『口蹄疫に関する特定家畜伝染病防疫指針』より
移動制限
範囲:発生農場を中心とした半径10km以内の区域
期間:最終発生例の殺処分完了後21日間
内容:
生きた偶蹄類の家畜やその死体等の移動の禁止
と畜場及び家畜市場の閉鎖 等
搬出制限
範囲:発生農場を中心とした半径10~20km以内の区域
期間:発生から21日間
内容:
生きた偶蹄類の家畜の搬出制限区域以外への移動を禁止
と畜用以外の家畜を入場させる家畜市場の開催を中止 等


今日は無いかと思っていたのですが・・・・
辛い記事が続く中、ちょっと嬉しいニュース

横峯選手、賞金を宮崎県に寄付 「口蹄疫対策に」

 女子プロゴルフの横峯さくら選手(24)が、6~9日に開かれたワールド・サロンパス・カップで獲得した賞金1200万円を、家畜感染症の口蹄疫被害が拡大している宮崎県に全額寄付することが10日、分かった。同県には横峯選手の自宅と練習場がある。

 マネジメントをしているウッドオフィス(東京)によると、横峯選手は同県の口蹄疫拡大を非常に気にしており「寄付を県の対策に役立ててほしいという思いがあるのでは」としている。

 横峯選手はワールド・サロンパス・カップで首位に3打差の2位に入り、史上最年少の24歳、最速の167試合目で賞金獲得6億円突破を果たした。

2010/05/10 20:49 【共同通信】

さくらちゃん、なんていい子なんだ(涙)
ミヤチクさん、是非、この先永久に使える食事券を さくらちゃんにプレゼントしてあげて!

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2010/05/10

口蹄疫・マスコミ報道他 5/10

マスコミ報道から(アンダーラインは山崎)

宮崎の口蹄疫、更に7農場で疑い例 殺処分6万4千頭に
     asahi.com  5/10  23:11

宮崎県は9日、同県川南町の7農場で、口蹄疫(こうていえき)に感染した疑いのある豚と牛が見つかった、と発表した。感染確定・疑い例は、これで計56例、殺処分対象の豚や牛は計約6万4千頭となった。このうち防疫処理が完了したのは18例の約9300頭にとどまっている。

 同県によると、7農場のうち6農場で、8日に農場主や獣医師から宮崎家畜保健衛生所に口蹄疫の症状がある豚や牛がいるとの連絡があった。1農場は、県が行っている電話での聞き取り調査で発症の疑いが発覚した。

 これまでに確認された56例のうち51例が川南町に集中同町で飼われている乳用牛の28%、肉用牛の34%、養豚の41%が殺処分の対象となる事態になっている。

宮崎の口蹄疫ウィルス 香港例と遺伝子が酷似
     日本経済新聞 5/9 18:40

宮崎県で感染が拡大している口蹄疫のウイルスが、今年に入り香港などで発生した口蹄疫のウイルスとよく似ていることが農林水産省系の研究機関などの分析でわかった。同県で最初に牛に見つかったウイルスと香港のものについて、ウイルスを特徴づける遺伝子の重要な部分を調べると99%一致していた。感染経路の追跡に生かす。

農水省系独立行政法人、農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所が口蹄疫ウイルスの遺伝子情報を保管している英研究機関と調べた。

宮崎県の1例目と2例目の口蹄疫ウイルスの遺伝子配列を詳しく分析すると、ウイルスのタイプを決める「vp1」と呼ぶ領域の配列が香港などアジア地域の口蹄疫ウイルスとほぼ一致していた。
また宮崎県の1例目のウイルスは2例目と100%一致していた。

口蹄疫ウイルスは変異しやすく遺伝子解析だけで感染経路を突き止めるのは困難な為、今後は動物や人の移動、物資輸送なども参考に調べる。2000年に国内で口蹄疫が発生した際も中国や韓国からの感染が疑われた。稲わらの輸入に伴い感染が広がったとの見方もあったが、感染経路は確定できなかった。

NHKニュース

感染経路 香港と共通の可能性

5月10日 5時11分
宮崎県で発生した家畜の伝染病、口てい疫のウイルスを、世界各国で見つかったウイルスと比較したところ、ことし2月に香港で分離されたものに最も近いことがわかりました。農林水産省では、香港のウイルスと共通の感染経路を持つ可能性が高いとみて、さらに詳しい分析を行うことにしています。
宮崎県で発生した家畜の伝染病、口てい疫について、農林水産省では、ウイルスの遺伝子の情報をイギリスの研究機関に送り、分析を進めています。口てい疫の遺伝子には、感染を繰り返す際に変化しやすい部分があることから、この部分の遺伝情報を比較したところ、宮崎県で最初に確認されたウイルスは、香港で採取されたウイルスと遺伝情報が99.2パーセント一致していました。また、▽韓国のウイルスとは一致の割合が98.6パーセント、▽ミャンマーのものとは93.0パーセントで世界各国で採られたウイルスのうち、香港と最も近かったということです。香港のウイルスは口てい疫に感染した豚からことし2月に採られたものです。農林水産省では「香港から直接入ってきたのか、別の場所から香港と宮崎県にそれぞれ入ってきたのかはわからないが、共通の感染経路を持つ可能性が高いと考えられる」としていて、ウイルスについてさらに詳しい分析を行うことにしています。また、宮崎県内では先月20日に家畜の移動制限などの対策を実施したあとも、感染の疑いのある牛や豚が見つかるケースが続いています。こうしたことから、赤松農林水産大臣は10日、宮崎県を訪れ、東国原知事や農業関係団体などと意見交換を行うことにしています。

【県内】口蹄疫疑い 新たに川南町で7件確認  UMK
2010年05月10日
県内での口蹄疫の発生は、50件を超えました。

県は、川南町の7件の農家で、新たに口蹄疫と疑われる牛や豚が確認されたと発表しました。
川南町では、豚のおよそ42%が処分される事態となっています。
昨夜の県の発表によりますと、口蹄疫の疑いのある牛や豚が見つかったのは、川南町の養豚農家2件、繁殖牛経営農家3件、肥育牛経営農家1件、酪農経営農家1件のあわせて7件です。
7件で飼育していた牛や豚の数は、あわせて1928頭ですべて処分されます。
県内で口蹄疫、または口蹄疫が疑われる例は56件となり、処分される牛や豚の数は6万4354頭となりました。
なかでも、被害が拡大している川南町では、乳用牛の28.6%、肉用牛の34.7%、豚の41.9%が処分される事態となっています。

赤松農林水産相 来宮

口てい疫 知事と農相が協議  NHKローカルニュース

宮崎県内で相次いでいる家畜の伝染病、口てい疫の問題で赤松農林水産大臣が、宮崎県を訪れ、東国原知事に対し、国などから派遣している獣医師や職員をさらに増やす考えを示しました。
宮崎県内では、先月20日以降、口てい疫に感染、または、感染の疑いがある牛や豚が9日までに川南町、都農町、えびの市の合わせて56か所で見つかり、処分の対象となった牛や豚は6万4000頭あまりにのぼっています。
この問題で、赤松農林水産大臣は、10日、宮崎県を訪れて、県庁で東国原知事と会談しました。
この中で、東国原知事は、「10年前の口てい疫とはちがうレベルになっており、現場も混乱しながらやっている」と述べ、国に対し、▼人員をさらに確保することや、▼家畜の移動などを制限している区域以外の農家や食品加工などの関連産業も含めた経済的な支援などを求めました。
これに対して赤松大臣は、「国と県が一体となって難局を乗り切らなければならない」と述べるとともに国やほかの県などから派遣している獣医師を現在の2倍の100人程度に増やすことや、九州農政局から派遣している職員についても、現在の10人から100人程度まで増やす考えを示しました。
05月10日 12時33分

県内】口蹄疫問題で赤松農相が知事と懇談  UMK
2010年05月10日
県内で、口蹄疫の感染が広がっていることから、赤松農林水産大臣が来県し、東国原知事と意見を交換しています。

赤松大臣は、午前11時20分から県庁で、東国原知事や県議会の中村議長と意見を交換しています。
この中で、東国原知事は、感染経路の解明や、処分された牛や豚を埋める用地について国有地の提供などを求めました
また、発生農家に対して経済損失の全額補償や経営再開までの生活補償などの支援も求めました
赤松大臣は、「全面的に支援する。
国、県一体となって難局を乗り切りたい」と答えました。
赤松大臣は、このあと、関係する市町村長や農業団体などとも意見を交換します。

赤松農相が来県 知事と口蹄疫対応協議  宮日

 赤松広隆農林水産相が10日来県し、県内で相次いでいる口蹄疫の問題について東国原知事と知事室で対応を協議した。

 赤松農相は、国やほかの都道府県から防疫のために派遣している獣医師を現在から倍増の100人とする考えを示した。また、殺処分や消毒に必要な県費は、すべて国費負担すると述べた

 協議には、中村幸一県議会議長、本県関係の国会議員も同席。知事は、人員確保や被害農家に対する国の支援拡充を求めた。冒頭、赤松農相は「一部報道では対応が遅いと言われているが心外だ。できることはすべてやっている」と発言。協議終了間際には、同席した国会議員が「発生から3週間もたっている。何をしに来たのか」と赤松農相に詰め寄る場面もあった。

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