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[18018] 【習作】ラ・ギアスの世界に転生する予定だった(仮
Name: アーレム◆04aedd5b ID:131210ad
Date: 2010/05/15 13:56
初投稿となります

色々拙すぎる文章ですが、ご容赦願います

魔装機神がリメイクされるとのことでキーボードを叩き始めた次第です

なぜかこんな文章になりましたが、平にご容赦願います。

「予定だった」ということで地球の裏側には行きません。

本当にどうしてこうなった。

それっぽい世界です。

とてもUNKOです。

いまさらこの転生は需要はあるのかな・・・。



タイトルは仮でラ・ギアスの世界ではないと主人公が完全に気づくとタイトルが変わります。

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8話投稿・誤字修正



[18018] 始まり始まり
Name: アーレム◆04aedd5b ID:131210ad
Date: 2010/04/29 22:53



「なんでD(ドリィイイーーーム)C(キャァアストッゥ)!!」


ベットから起き上がり、左手を振りかぶり力を溜め一気に解き放つ


虚空を切り裂き音が出るほどに放つ。


見事な絶叫突っ込み。だが現実は変わらない。


現実?そう今日からはここが俺の現実。


ありがちですみませんが、転生物です、ごめんなさい。











第一話  始まり始まり












「突然だがあなたは死んでしまいました」


「すんません、意味がさっぱりわからない」


金髪の白スーツがなんぞのたまう



「実は神様家業というのも意外とお役所作業でして、
同姓同名の違う人間が死ぬ予定の所を手違いで貴方が死んでしまいました」


「えぇー」


もうあまりにあれで適したリアクションも取れない


「もうしわけないのでこちらであらたに
いくつか人生を用意しておきました
こちらの契約書にサインを願えますか」


「えぇえー」


なんというテンプレート、あまりにあれで適した(ry


「君の部屋から取ってきたので
好きなのをえらんでください」


なんだろうか、あのグレーの物体は・・・。
そこからコードが生えていて緑やら赤やら青やら黄色のボタン・・・?


「?SFC(スーパーファミコン)?」


「そーですね」



「すんません、意味がさっぱりわからない」


「一から世界を構築するのはなかなか骨が折れるもので
基礎となるものが必要なんです」


そーいうものらしい


「せめてPS2もしくはPSPにはまかなりませんか」


それなら家にもあったはずだ
ラインナップは他にもGBA・SS・DCだ


「私の力でその容量は無理です」


「(´・ω・`)」


この御時勢で今更SFCはないだろう・・・。


とはいえゲームの世界・・・心躍るものは確かにある


だが、問題は俺の持っているカセットラインナップ


SFC時代後期から入り、ソニーを敵視し、セガの信者で過ごした青春時代


もっているSFCは多くはない、おまけに目の前の金ぴかも全部は持ってきていない

以下転生先候補カセット

・スーパーマリオRPG
・フロントミッションガンハザード
・ライブ・ア・ライブ
・スーパードンキーコング
・魔装機神
・ロマンシング サ・ガ3


・・・悩ましい・・・



・マリオRPG

マリオは好きだ。職業は配水管整備士だが、それでも一国の王女愛を育み、助ける為に奮闘するマリオ


なんという男前。でも、あのファンタジーな感じで配水管とかういてね?


問題があるとすれば、俺がきのこアレルギーだという事


無理ですね、ごめんなさい


きのこなしプレイとかなんという無理ゲー


・ライブ・ア・ライブ

時代浪漫が嫌いな男などおらぬ。


どの時代に参入しても楽しく過ごせるだろう


ただこれオルステッドさんが・・・


なんとか彼を幸せにしてやりたいが・・・


やはりこれもきびしいだろう


・スーパードンキーコング

人間でお願いします


・ロマンシング サ・ガ3

変わる出会い変わる運命変われない世界ですね、わかります。


自由度が高いのでここが一番転生すると楽だろう


ただ・・・これはすべてにいえることなのだが・・・


あのクリーチャー達を生身で相手にするのは考えただけで心が竦む・・・


そう考えると絞られるのではないか


・フロントミッションガンハザード
・魔装機神

どちらも生身で戦うということはない。


戦うことにはには変わらないのだが・・・。


どちらを選ぶか・・・?


どちらも国とかなにやら絡む戦争ものではあるのだが・・・


フロントミッションはあまりにガチ戦争すぎやしないか


一般人が行くには余りにきびしい








「魔装機神でお願いします」


「了解しました」


ごそごそとケーブルをつないでいく金ぴか


「はい、ここすわってくれますか」


TVの前でばしばしと床を叩く金ぴか


「画面だけ見ていてください」


「・・・・」


いまさらどきどきしてきたよ・・・


「このケーブルが、んー?ささらないーまぁ、いいでしょう、似たようなものですし」


魔装機神かぁ、いいよねリューネ(*´Д`)プレシア(*´Д`)ハァハァ


「こっちかな・・・よしこれで」


妄想にふけってる間に準備が整ってたらし、、、って


「ちょ、おま、それ」


やつの指先に白い箱、オレンジのエンブレム


「いきますよー」


そして、意識が飛ぶ


最後に見たものはオレンジ色のウズマキだった・・・








(続く)






文章かくのって難しいなぁ
どうでもいいとこで長くてごめんなさい
次次回くらいから本編です
ごめんなさい




[18018] 精霊への道は遠く
Name: アーレム◆04aedd5b ID:131210ad
Date: 2010/04/11 21:12

・・・現状を確認中・・・


ここはどこなのか?・・・空港かなにかのロビー・・・


そんなことよりも・・・体が痛い・・・


痛い・・・イタイ・・・!?


何があった!? 


仕事で海外に行くことになって・・・


・・・搭乗の準備を済ませて・・・


ロビーのベンチくつろいでたら・・・いきなり・・・


爆音、割れるガラスの音・・・


迫る熱風、なすすべもなく吹き飛ばされて・・・


痛みで蹲り、そこに上から天井が落ちてきて・・・


反射で目をつぶる、よくいわれる走馬灯なぞ過ぎる暇などない


全ては一瞬の出来事


そのまま・・・そのまま・・・?


・・・死ん・・・










ではいなかったらしい


(いや、正確には”ここ”で死んだらしい、あの金ぴかが夢でなければ)


とにかくもう一度目を開けられた、そして真っ赤な世界を目の当たりにして


意識を失った

















第2話   精霊への道は遠く







・・・現状を確認中・・・


窓から見える景色を見た限りでは、錬金術が渦巻く世界ではない


おそらくは日本なのだろう


ここはどこなのか?・・・おそらくは病院?・・・だろう


看護婦さん?らしき人が目をこれでもかっ、というぐらい開いて


虚空に裏拳を放った姿勢そのままの俺を見ている


うん、そんなんいたら俺も見るね


そしてしかる後に目を逸らして逃走だ、あまりにも危ない人だ、うん。


しばらく見詰め合った後、ナースコールを押して誰かを慌しく呼ぶ


なんだかすみません

















俺の親戚を名乗る人物からの封筒によると
(金ぴか白スーツのやけに爽やかな笑顔のイラストが書かれてムカつく)


あの空港の出来事はテロだったらしい


死者重傷者600人を超える、日本では例を見ない大規模テロだ


”生前の世界”のテロで死んだ後、転生して”今の世界”のテロに巻きこまれたとの事


安全なとこにやれよ、金ぴかぁ!!


(生前の因果情報と元になったデータがある為しかたがないらしい一から構築はできないのだという話)


ちなみに俺ではなく死ぬはずだった同姓同名さんは同じベンチの端に座った人のだったの事








で?今どういう状況だぃ?


この体の名前は「足立 浩介」というらしい


家族はいない。独り身だ
(空港テロで家族はいなくなった、そーいう設定らしい)


んーそっちのが気が楽かな、いまさら新しい家族関係とかはいらんでしょう


元々はきちんと社会人一人暮らししてたしね!


そもそも異世界呼ばれちゃうしね!!


捜索願とか出されちゃうでしょ、原作はその辺どうなのか?みんな身寄りがない設定だったか?


容姿は黒髪・・・緑ではない


生前そのまんまである


特に執着があるわけではないが・・・


新生活イケメンスタートでも良かったのではないかと思う、ちと残念。


戸籍とかそういうものはしっかりしているらしい


お金も数年は切り詰めれば暮らせるだけはある


問題はだ・・・


「ちんまい・・・」


小さい、小さいのだ


俺が


「なんでさ」


ムカつくほどに爽やかスマイルの金ぴかスーツのイラストがまた目に入る


『なんの準備もなく一般人が異世界とかw
役に立つわけないじゃんJK
運命の出会いは高校1年生春です
貴方は中学3年間で一人前の戦士になれるか?』


やぶった、もう盛大に。


「そのリアルさはいらねーだろぉおおおおおぉぉおおおおがああああああああああああぁああ!!」


たしかに生前でなにかをやっていたわけではないけどさあ・・・


とりあえず、ボクシングと空手でもやるかなぁ・・・


精霊への道はなかなかにきびしいのだ・・・





3年後、俺は地元高校に進学する


原作主人公は15歳までに空手、ボクシングで全国大会でたらしいが、俺はそんなことなかったんだぜ!!


つーか種目2つってどういうことさ、同じ格闘技だから要領おなじってか!?  んなこたぁない


結局空手一本だけのむさっくるしい中学時代を送ってしまったんだぜぃ


むしろ最近は転生物とかそういうのも夢だったのではないか、とすら思う


なにもない3年間だった


このまま高校生活もなにもなければ本当に夢だと断定される


あの空港テロで死んだ俺が見ている夢なのではないか・・・


そうおもう


「ふぁー・・・笑えねぇー・・・」


「ゲームに転生して俺TUEEEEEの勝ち組人生じゃなかったのか・・・」


「地上世界も平和だしなぁ・・・DC(ディバインクルセイダーズ、ドリキャスにあらず)とか影も形もないし・・・」


「いや、そもそもドリキャスに魔装機神ってあったけか・・・?」(いまさら)


そんなことをぶつぶつつぶやきながら廊下に張り出されたクラス表を見て自分のクラスに向かう


出席番号順に座る様だ、しばらく自己紹介の内容でも考える


この成否が高校生活一年の運命を占うといっても過言ではない


あーでもない、こーでもないと考えていると後ろの席に話しながらくる3人組


くぅ、新高校生活で中学校の仲間で同じクラスか!!


しかも一人は可愛い眼鏡っ子だ!!


同じクラスになれて嬉しそうに満面の笑顔だ


う、うらやましくないんだからね!!もげろリア充めがっ!!


やっかみ半分で後ろをさりげなく振り返る




そして・・・




出会った・・・




鮮やかな緑の髪の少年・・・










あ、ああああああああああああぁあああ
安藤ぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!




え、何!?
転生したけど別に俺主人公じゃぁないんだ!!




もう他のやつの自己紹介とかどうでもよかった


自分の自己紹介もなにを言ったかすら覚えていない


たしかに俺は「足立」で次が「安藤」でも不思議ではない


そいつの番になる、教壇の前に歩いていくそいつ


ここから・・・ここから、始まるのだ



『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』 はっ !!























「風見 透夜(カザミ トウヤ)です、よろしくお願いします」














(・3・)アルェー?






(続く)



もう大体予想されていらっしゃる方も多いと思います

そうですね、PS版もあるあのギャルゲーですね

私は 第二次スパロボ→アレ→魔装機神の順ですので

魔装機神と聞くたびこっち側を思い出すのです

いつまでも2の発売をまってます

セガ信者の私は同じくらいシェンムーも待っています

龍が如くとか見てると何故か思いが募る・・・



こげな駄文に早くも感想つけていただいた方々、ありがとうございます

頑張っていきたいです


まだキャラがでてないのでうごかないですが次くらいから動く・・・はず・・・



[18018] 知らないイベント
Name: アーレム◆04aedd5b ID:131210ad
Date: 2010/04/14 22:58

SIDE トウヤ


俺は目の前の席に座る男のことを知っていた


あの父さん母さんが空港テロに巻きこれて運ばれた病院にそいつも運ばれてきた


なぜあいつは生きていて、父さんと母さんは死んだのか、などと見当違いの怒りすら覚える


次にあいつを見たのは晃一郎の空手の大会、事故のことなどなかったかのように


ただ前だけを見て、なにか目標でもあるのかただまっすぐと拳をふるう


それを見て感動する・・・そして同時に惨めな気分になる


境遇は同じはずなのに・・・俺はいったい何をしているのか


だからこの男には関わりたくない、いう気持ちがあった


それと同じくらい聞きたいこともあった


どうしてそんなに強くいられるのか?何を目指しているのか?


・・・高校生活の幕開けは複雑だった・・・



SIDE OUT












第3話   知らないイベント










HR、入学式、HRと終わり放課後


帰りの支度をしながら考える


あの髪の毛が緑のパッと見、安藤さんは「風見 透夜」という名前らしい


奴があの金ぴかが言っていた「運命の出会い」とやらではなかったのか?


え?似てるだけ?関係のない人?


それともこれから苗字が変わるのか・・・?いや、養子とかでも名前まではなぁ・・・?


「やっ、コースケ 久しぶり!!」


そういってにこやかに近づいてくる男、西園寺 晃一郎


空手の大会で何度か戦い、知り合った男である


俺の空手の中体連で県大会進出を三年間阻んだ宿敵である


おまけに女にモテル、ファンクラブがあるとかないとかである、怨敵である

えぇい寄るな寄るな、元ヤンめ!なんだそのイケメンスタイルは!高校デビュー狙いか!!

「言いがかりもいいとこだね、まぁそう邪険にしないで、こっちも紹介するね
まぁ自己紹介聞いたから、名前は知ってると思うけどトウヤにカスミちゃん」

「よろしくお願いします」「・・・よろしく」

ぺこりと頭を下げる眼鏡っ娘、無愛想なアンドゥ


ナイスだ、元ヤン!! 労せずしてアンドゥと知り合いになれそうだ!!

よろしくなー?とにこやかに声をかける

「いやー新しいクラスに知り合いがいて良かった、早速だけどコースケは今度の日曜日暇?」

特に予定もないので頷く

「僕らと臨海パークにいかない?」

なにが悲しくて男と男であんなとこいかなきゃならんのか

「女の子も三人来るよ?トリプルデートだ」

ぜひお供させて下さい、はっはー君の事を勘違いしていた

「ちょ、や、孝一郎くん、デデデデ、デートって・・」
(こそこそ)
「はっきり言わないとトウヤは気づかないよ」
「ででっででっで、でも・・・・」

「・・・俺は先にいくぞ」

「あっまってよ、トウヤ、コースケあとは帰りながら話そう」



玄関からでて校門まで連れ立って歩いていく










そこでそれはおこった





何か巨大なものが風を切る音


最初に気がついたのはトウヤ、空を見上げる


続いて俺も見上げる、そこには人の形をしたロボット!


それがこちらに落ちてくる!!


しかも・・・しかもだ!!!あれは・・・


脚部ブーストでバランスをとり、何とか着地する青、白、緑の鮮やかな機体、陽炎の魔装機「ジャオーム」


それを追撃しようと危なげなく背中のウィングで調整して着地する正体不明の黒い機体



お互いに剣を構えて対峙する















え・・・?なにこれ・・・?


何のイベント??







(続く)





ジャオーム 登場






原作との相違点

・トウヤとコウイチロウの出会いが中学校

・コウイチロウがはっきりと元ヤン、空手をやっている

・トウヤがすこし暗め 原作よりもはっきりと空港テロをひきずっている


あとはほとんど今回原作の流れ





感想掲示板を見てレオーネが物凄い愛されててわらった

私もレオーネは大好きだ!!




キャラが出て話が動くと思ったらそんなことはなかったんだぜ・・・

次回プチ戦闘

大丈夫かな・・・



一話一話と短いかな、と反省
次からはもう少し長くいきたいと思います



[18018] アンドゥは所詮アンドゥなのか
Name: アーレム◆04aedd5b ID:131210ad
Date: 2010/04/18 16:57


前回までのあらすじ

俺の空手県大会進出を阻み、はやくも原作アンドゥとの違いを見せつけ、

精霊への道を遠くしたにっくきあんちくしょうが女の子が三人くるトリプルデートに誘ってくれた!

やっふーぃ、転生してから今まで(転生前もだが、ちきせぅ)女っ気がなかった僕にもついに桃色の風がっ!!

やったね!!!






「か~ぜが~よんで~る~♪」


「ろっ・・・ろぼっと・・・ロボットだぁ・・・そうか・・・人類はとうとう・・・人類はここまできたのかぁ!!





「コウイチロウっ! コースケっ! いいから現実にかえってこい馬鹿野郎!!」

只今、大絶賛現実逃避中
















第4話   アンドゥは所詮アンドゥなのか   









「で、でもロボットだよ、トウヤ! 感動だなぁ」

「気のせいだ」

「ク、クールだね・・・でも目の前に」

「たしかに目の前にいるがなにかの間違いだ。そんなことよりにげるぞ!」

「えぇー」

「死にてぇのか?!さっさと来い!、足立もだ!!」



・・・そだね、逃げなぁいかん・・・

まだラ・ギアスに呼ばれたわけでもなく、使えるスキルだって、空手(黒帯)、簿記3級(生前)である

精神に宿るコマンドは、脱力と自爆のみである。 (あとLVが5あげて挑発を覚える予定)

本当に抵抗する手段がない



だけど、これ本当になんのイベントだろ?

マサキが地上に逃げ出すイベントだろうか? 地上でこんな派手にやってるってことはすでにDC戦争中なのだろう

か?

どっちもそんな記憶ないなぁ・・・そして仮にあれが本当にジャオームだとして、乗ってるのはだれだろう?マサキ

か?

やっぱ横で喚いてるのはただのアンドゥで髪の毛が緑なだけの偽者なのだろうか? ヤンキーゴーホーム!!

トウヤに腕を引っ張られながら走りながら、そんなことを考えていると・・・


「トウヤ、あれ!!」


剣を肩の高さに上げ構えをつっこんだジャオームを、体を半身にしてかわし足をかける黒いの

たまらず膝から倒れてくるジャオーム

なにその戦場におけるCOOLさは、ジャオーム相手にされてないじゃないか!踏ん張れ!!マサキ!!


・・
・・・

・・・倒れて『くる』ジャオーム?・・・

視界いっぱいに広がるジャオーム・・・って直撃コぉおおぉス!!

「うああああぁあぁああぁ」
「うびゃあしゃぁあじゃ」
「くそっ!」

横っ飛びする三人、

っていうかなんだよアンドゥ くそっ! って咄嗟に格好良くやるんじゃなぃ むしろ俺叫びダサすぎ

orz状態になっているジャオームの下に転がっている男三人

よく見ると、今の衝撃でか胸のコクピットらしき部分が開いているジャオーム

「・・・あぁ・・・目の前にロボットがぁ・・・これは天佑・・・?
僕に乗って戦えという大宇宙の意思?!ふふ、ふふふふふふふふ・・・・」

なに、コウイチロウ、目がヤバイ・・・

「よいしょっと・・・」

足からよじ登っていくコウイチロウ

うむ、王道ロボットアニメ導入部だね!!気持ちよぉぉおくわかる!!

だが、だがしかしだ・・・ふふふ・・・

アンドゥならまだしも・・・貴様なんぞに・・・転生者の俺を差し置いて・・・ロボットなんざぁ・・・百年早い!

「させるかぁああああ」

何故かグラウンドに転がってる手ごろな石、大きく振りかぶって投げるっ・・・!!
やつの頭ジャストミート!

「いぃよっしゃ!」 ガッツポーズ!
「な、なんでコースケ・・・」
「ふふ、君はいい友人だったがその空気を読まないアクションがいけないのだよ」
「うぅっ・・・無念・・・」

「ちょ。おま、何してんだ足立!!」
「いや、乗った方がヤバくね?」
「いや・・そーかもしれんが、いやでも・・・」

追撃をかけようと剣を薙ぐ黒いの

こんなことやってる場合じゃなかった

背中から切りつけられ、羽が吹き飛び、うつぶせにされるジャオーム
当然、衝撃波で吹き飛ぶ俺たち

どうする・・・?俺がジャオームにのる?
馬鹿いうな、そんな簡単にロボ、初見で乗れるか?
否、無理。
こちとら精霊の加護すらないんじゃい

ここ出番のようだな!!
行けアンドゥ!戦えアンドゥ!!



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・って・・・・



いねぇええええ!!アンドゥいねえええええええ!!
今の衝撃波で吹き飛ばされたか!!


つ、つかえねぇええええ やっぱアンドゥは所詮アンドゥなのか!!
( ゚д゚)、ペッ.


こ、このままでは物語が終わってしまう・・・!!

やはり、俺が乗るしかないのかっ・・・!

い、一時的なんだからね・・・暫定緊急処置なんだからね・・・
訓練して、強くなってから乗るつもりなんだから・・・
か、勘違いしないでよね・・・!!
俺のそんな気持ちに応えてくれ・・・!!
宿れ!!送りバントの精霊・・・っ!!

えぇえい、もうどうにでもなれ!!


そんな気持ちでのりこんだから


コクピットに入って、俺はやや精神的につんのめった


パイロットがいたのである!!
(気絶して、頭から血を流しているが)


そこには薄紫色のショートカットのツナギをきた女の子が中にいた





WHO?










(続く)






だれ?










また短い・・・長く書けぬ・・・ぬぬぬ・・・区切りはいいので次へ
そのうち修正して、2、3話くっつけるスタンスでいこうかなぁ・・・


とりあえずコースケはいやいや乗ることを選びました
今、調子こいてっからそのうち痛い目みます、ふふふ


とりあえず、間違いなくジャオームであるのは間違いないはず・・・?
ラ・ギアス・ジャオームと同性能かはわかりませんが

黒いのもおそらくは原作どおりです

私は「真」やってないんでジャメイムとか、でない・・・はず
シュロウガとかは機体はともかく中の人が私では持て余す・・・
というか無理です、はぃ




あれ、今回戦ってないぞ・・・?



[18018] どうしよう、どうしよう、どうしようもない
Name: アーレム◆04aedd5b ID:131210ad
Date: 2010/05/15 09:33

「おい、大丈夫か?おい、あんたぁっ!!」






額の上の方を切ってるだけで外傷は他にはなさそうだ

だが、頭を打っているようで油断はできない

すぐにでもここからだして保健室にでも連れて行きたい

しかし、そうはいかない、俺が乗り込んだことで様子をみているのか黒いのは動かない

体勢は剣は構えたままだが。

つまり、現在進行形で大ピンチ

ここで放り出すのは見殺しにするのも同じだ

やるしかない・・・やるしかないのか・・・

女の子のシートベルトを外してシートに座る

そして女の子を膝の上に乗せて再度シートベルトで自分ごと固定


「・・・おもてぇ・・・」

















第5話   どうしよう、どうしよう、どうしようもない





















重たい・・・いやこの女の子が重たいのではない

気分が重たいのだ、おちゃらけた気分は全部ふっとんだ

さっきまでのとりあえず乗っときましょ、負けても脱出装置あるでしょ?ははん 的な感覚

人をひとり守らなくちゃいけない、という要素が入っただけでここまで違うものなのか

もう一度つぶやく

「・・・おもてぇ・・・」

マサキまでの送りバントではない、俺は今から練習もなしにホームランを打たなければならないのだ

汗が噴出す、やらなくちゃいけない・・・でも・・・でも・・・














「動かし方わかんんねえええええええぇえええええええ」













とりあえず中に入ればどーにでもなると思ってた、どーにかしようと思ってた

でも、ないんだ!なにもないんだ!!

ボタンとか!ハンドルとか!!レバーとか!!!フットペダルとか!!!!

人が乗るようにできてんだから、わかるだろ普通さ、ここはこうだなーみたいなさ

わかるのはシートだけ

なんだよこれ、くそ、わけわからん

いらだたしげにシートの肘掛を叩く、先端の丸い水晶玉みたいのがついている部分が光る

「っ!?、これか」

周りの映像、情報が視覚に流れ込んでくる

そこには剣を大上段にする黒いの機体がっ!!

「う、うわあああああ」

避ける、避けたい、避けなきゃ、
逃げたい、逃げ出したい、逃げてしまいたい

そんなイメージを読み取ったのか、ごろごろと転がって避けるジャオーム

そのまま剣は垂直に振り降ろされる

割れるグラウンド、コクピットにも土の塊がいくつか飛んでくる

「ぺっ、うぇ、」

怖い、とんでもなく怖い

空手の大会なんかとは比べ物にならない緊張感

それもそのはず、相手はこちらを殺しにきているのだ

そんな前提をさておいて・・・

コクピットのカバーが閉まらないのである、最初の転倒で壊れたのか

風は来るわ破片はくるわ、視界に情報が飛んでこなくても臨場感抜群である

コクピットフルオープンアタックとかなんぞ?



転がったおかげで距離が開いた

黒いのは両手で剣を持ち、腰の横に構えてじりじり近づいてくる



「なにか・・なにか武器はないのかっ!!」

その間にセンサーをはしらせ、機体をスキャン

結果が返ってきて視界にうつる

「よし、これで・・・たたかえr・・・」






・・・・・・・・・・・

not found

・・・・・・・・・・・









ってないのかよっ!!

どうしよう、どうしよう


素手で格闘戦に持ち込む?

相手は剣を持っている、リーチが違う

さらに初めてロボに乗った俺とは技量が違うだろう

コクピットのカバーがない為に、胸に一突きで終わりだ・・・却下





じゃあ逃げる?

現実問題それがベターだ、女の子も俺も助かるかもしれない

素直に逃がしちゃくれないだろうが、戦うよりなんぼもましだろう

あとは奴がここに残って暴れる場合 自分の命が守れない状況だ

他人の命を気にできるか? できないよな? 俺はわるくない?

この女の子は手が届く範囲だったが、学校の奴らまでは無理だ。

ゴメン、みんな・・・











と割り切れたら楽なんだが・・・・(実際後味わるいがものすっごいそうしたい)

問題はアンドゥである

ここであいつに死なれたらこの魔装機神の世界はどうなるのか?

終わってしまうのか?話が変わってしまうのか?
それとも他の人間がそのポジションを担う?

3番なら間違いなくそれは俺ではなかろうか・・・?

というか今現状そんな感じだ・・・

それは・・・だいぶ・・・きっつい・・・

マサキは好きだが、そのものはきつい

こんな戦闘でも厳しいのに・・・よって却下


そもそも敵に射撃系武器がついてたら終わりだ、逃げ切れやしない




どうしよう、どうしよう、どうしようもない


あれ・・・詰んだ・・・?



どうしよう、どうしよう、どうしようもない


え、まて、ちょっとまてよ・・・まだなんもやってないじゃん・・・



どうしよう、どうしよう、どうしようもない


思考が纏まらない、体が震える



どうしよう、どうしよう、どうしようもない


もうすべて放り投げて一人で逃げるか・・・?

餌はある、ジャオームと女の子だ・・・。置いて逃げれば放ってはおかないだろう


勝手にしゃしゃり出ておいて何しに来たんだお前は?みたいな最低なことを考えていたら・・・








「・・・ん・・・ぁ・・・あれ、わたし・・・」

女の子が身じろぎして目を覚ましたのである






「おぃ、あんた、起きろ!助けてくれ!!」
「うぇ・・・?」
「寝ぼけてんな!起きろ!はやく!!」

貧乏ゆすりの要領でケツからシェイクしてやる

「うぁん ちょ、やめ・・・」
「お・き・ろ・ぉ-」
「起きた起きた起きたからっ!!
ってかあなた誰よ!?この体勢はなによ!?セクハラよ!?
私を誰だと思ってるの!?」
「いいから状況見ろぉおおおおおおおお!!」


下から横薙ぎ一線、バックステップでかわす
しりもちをつく
追撃の蹴りがくるが、転がってかわす

かわせただけで奇跡だ
これだけの動作でもぅ限界いっぱい
Gで体はぼろぼろだし、体も土まみれ

「あんたがやられてからも戦闘は継続中だ!武器もない!なんとかしてくれ!!」
「剣は?剣はないの!?」
「・・・あそこだ」

あった・・・あったが最初に倒れた地点に転がってた
ローリングしたせいでだいぶ距離があった

「遠いわね・・・」
「まずは運転かわってくれ、正直限界だ・・・」
「運転いうな、せめて操縦といいなさい それに交代は無理よ」
「なんで!!」
「あなたの方にチャンネルがいってる、一度再起動しないといけないし、そんな暇はないわ」
「がぁー」
「とりあえず武器がないと話にならないわ」
「剣があっても話にゃならんと思うが」
「あの敵機は無人なのよ、制御装置さえ壊せればとまるわ」
「ぅえ?」
「起動実験中の事故だったのよ、どこで間違ったのかしら・・・」
なんかぶつぶついい始めてたが、無視する

「話はわかった 制御装置を止めればいいんだな?どこにある?」
「お腹のところよ」

まぁ剣をとれればの話だが

「なんか作戦は??」
「死に物狂いで一撃かわしてダッシュよ」

無策じゃないか・・・

「いいから、やんなさい イメージして 剣をかわすイメージを・・・」
「イメージ・・・」


迫りくる黒いの、上段に構えからくる袈裟切りを華麗にかわして


ダッシュ、


剣を取り、


制御装置を貫く


イメージ・・・












「ってできるかぁああーいいいいいい」

ここまでボロボロにされてまだそんなイメージが描けるはずもない



迫る袈裟切りを犬みたいに四つん這いでかわすの精々だった
そのまま膝蹴りがくる


「・・・歯ぁ食いしばんなさいっ!!」
俺の手の上から手を重ねて水晶球に触れる
半分残った羽のブーストが作動する

「うごぁ・・・」
その瞬間頭が割れそうになる五感が二倍、情報が二倍、恐怖が2倍
頭がパンクしそうになる

そのまま犬みたいに左脇をぬける、剣が近づく、もうすこし・・・握った!

握った瞬間に片膝立ち、そのまま反転、切り上げる
黒いのの剣を弾くことに成功

「もっかいいくわよっ!!」
「ぐ・・・がぁあああああ」

そのままの勢いでタックル、羽のブーストの力もあって倒すのに成功する
マウントポジションだ!!


「いっけえぇええええええ!!」
「がうおああああああああああああ!!」

貫くっ!!!

目のライトが消えていく、黒いの

「おわった・・・?しんだ?・・・やったのか!?」
「・・・みたいね・・・」

「いよっしゃあああああああああああああああ!!」
「ちょ、耳元で叫ばないでよっ!!」

勝った!勝っちゃたよ!?俺!?
ぐははは、見たかアンドゥ、こらぁ!!

「はしゃぎすぎよーまったく、でもいいセンスはしてるわ
あなた、名前は?」
「足立浩介だ」
「アダチ・コースケ?変な名前ね?中国人?」
「ちげぇ、コースケが名前だ!コースケ・アダチ」
「コースケね・・・覚えたわ 私の名前はセリカ・ラニアード・メスティナ
セリカでいいわ。どう?あなたもアガルティアに来ない?
あなたなら聖霊機にも乗れるかもしれないわ」

アガルティア?聖霊機?

そんな会話をしていて・・・














もう終わったものだと、戦場でしてはいけないことをした







そう油断だ、終わってなどいなかった






再起動をする黒いの


「「え?」」

先ほど意趣返しか、立ち上がりざま半回転切り上げ

「うああああああああああっ」
「きゃあああああああああっ」

吹っ飛ばされて校舎に突っ込む


校舎が壊れて、そのままめり込む


くそ、立たなきゃ、そう思い前を見る、そして、思考がとまった


校舎の破片が落ちてきたのである


この光景は見たことがある・・・


これは空港テロの光景・・・


それは生前最後の映像・・・


(う・・そ・・だろ・・・)



潰される、なすすべもなく



そうして死ぬ、もう一度



もう転生などという奇跡はない



「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」



絶叫・・・


目をつぶる・・・



















なにも・・・・?おこらない・・・・・・?



そうして、目を開けたら・・・・・・・・















自分の部屋のベットだったのである









(続く)














と、いう夢を見たのさ



















でもあんまり原作と展開は変わらないんだ
ウィンキー、怖い子・・・




うん、コースケの性格が安定しない、どーすんべー
信念もなんにもないすっかすかのかるーい覚悟だから行動がブッレブレだ
カッコ悪い、もうちょい根性見せろ、コースケ






あとすこし設定を・・・


今回は操縦系のお話

今回やったように水晶の部分(コネクタ)を触ってイメージをして機体を動かすという感じです

コースケみたいにあんなノイズ交じりの命令では普通の機体では動きません

ジャオーム側の変換システム・CPU・モーションデータが豊富だったから助かりました

しっかりと体のイメージをしてはっきり伝えないとだめです

この世界のパイロットがみんな騎士だったり軍人だったりするのはこの為

銃や剣などの武器を扱うイメージがはっきりしているからです

人型なのも同様の理由です、他の形だと咄嗟にイメージがつかないからです

それでも、人型から離れていたり、人にはない機関を動かすには相応の訓練が必要

外の情報や通信は直接頭にいく仕組み(脳内チャンネルを合わせるという行為)

よって今回のような二人乗りは意識の混濁、融合事故を起こしかねないので大変危険です。

複数人乗るのが前提の機体なら別だが・・・。(その場合はコネクタも複数あるものが多い)

・・・という設定でこの世界はいきます









[18018] もうあんなことは・・・大切な人を失うのはごめんだ
Name: アーレム◆04aedd5b ID:131210ad
Date: 2010/04/29 22:54











カーテンの隙間から日が射している


そんなこと気にも留めずに閉め切った部屋


ベットの上で蹲ったまま動かない、動けない


なにもしたくなかった、考えたくなかった


そして、つぶやく
















第6話   「もうあんなことは・・・大切な人を失うのはごめんだ」  
















戦いが終わって、目を覚ましたら自分のベットの上だった

夢だったのか?それとも他の何かなのか?

そんなことは些細なことだった

震えが止まらなかった、涙が止まらなかった

己の腕で体を抱く、周りの事も考えず声をあげる

怖かった、怖かった、怖かった

死ぬことが怖かった


どこかで安全だろうと、思っていた

ゲームの世界だし、よっぽど特別なイベントでもないと大丈夫だろう、と

ましてや、自分は転生者だ そんなイベントはないだろう

戦うことを馬鹿にしていた、舐めていた



夢の最後の光景

あれは生前最後の光景と一緒である

そうだ、何故忘れていた自分は「転生者」なのだ

つまりは一回死んでいるのである





突然、この世界から人が消えた錯覚に陥った

寂しかった、淋しかった、悲しかった、哀しかった

自分には己の自意識があるから生きている、とでも思っていたのか

むしょうに家族に、友人に会いたくなった

しかし会えないのだ、自分は死んでここは違う世界

そんなことも忘れていたのか

いやただの逃避である、目を逸らしていただけだ














そうやって泣いて泣いて泣いて、


「もぉ、いいかな・・・」

・テロにあった
・死んだ
・だれも自分を知らない世界に切り離された
・ロボットの戦いに巻き込まれる、しかも負けた


どれかひとつだけでも十分不幸であるのに全部コンプリートの満貫直撃である


いいんじゃねぇか 関わらなくても

せっかくの若返り転生だ、知識あり強くてニューゲームだ

この不幸イベントをひっくり返す為に第二の人生歩んでもさ

うん、そっちのがいい気がしてきた・・・







とりあえず、学校行こうかな・・・夢なのか本当なのかも確かめたいし








「遅くなりましたー」

学校もなんともないのを確認し、あれやっぱり夢だったんじゃね?
でも、まぁ自分の立ち位置も認識できたしよかったかなぁ
とか思いつつ、3時間目の途中から教室に入る

「足立くん、遅刻よ!」

寝坊です、あとトイレが難産でしたーとか何とか言いながら席までいく

ぷりぷり、怒る我等が担任 皇先生
なんだその教師の癖に胸元が覗ける服装は
けしからん、もっとやれ

俺が席につこうとすると、後ろの席でグースカ寝るアンドゥ
ちくしょう、お前が夢でも活躍してたら苦労はなかったんだ
なんの為の主人公か貴様


先生にアンドゥのつむじを指を指してアピール
先生溜息、ごくろうさんです

揺すって起こす先生
しばらくして跳起きるアンドゥ
椅子から転げ落ちる、ざまぁ




放課後

にこにこ顔のコウイチロウ、困った顔のカスミちゃん
ぶすっとしたアンドゥ

「いやーわらえた、椅子から転げ落ちるとか古典だよね、ははっさすがトウヤだ」
「こ、コウイチロウ君・・・」
「・・・・・」

「いや、でもどうしたんだい?夢見でもわるかったかい?」
「そんなんじゃねーよ」

・・・ふはは、確かにそんなんじゃーねぇよな?
「目覚ましたら先生のオパーイがあってびっくりしただけだもんな?風見?このむっつりが」
「ちょ、おまえ」
「・・・・・・・・・トウヤちゃん?」
黒いオーラが吹き出す眼鏡っ娘
「ち、ちげーよ 落ち着けカスミ、テキトーいってんじゃねぇぞコースケ!!」
「いや、間違いないね、目がπだった」
「胸!?胸なの!?でも私だって最近は・・・!?」
「落ち着け、カスミ!?いや落ち着いて下さいお願いします!!」

ふはははは、困れ困れ、役たたずめ


「と、ところでさ、今度の日曜日のメンバーが全員決まったんだ!」

流れを変えようとするコウイチロウ

「誰くんの?美人さん?」
「2組の山本さんと3組の安藤さんだよ」

安藤・・・さん・・・だと?



①風見=マサキ
ならば、いきなりラ・ギアスに呼ばれて猜疑心にかられた
アンドゥが偽名を名乗った

②アンドゥ=風見≠マサキ
やっぱやつはいらん子


ここでこの2つの概念を覆す一つの仮説がっ!!

③風見がラ・ギアス行くまでに名前が変わる

つまりは安藤さんとくっつくのだ!!
なぜ名前まで変えたかは知らんが!!

ナンダッテー!


「貴様っ!そんな黒髪眼鏡幼馴染を携えながらまだ不満か!!
安藤さんにまで毒牙を伸ばそうというのか!!
スオウさんだけじゃ足りないとでもいうのか!!」

「トウヤちゃん、安藤さんにも手を出してたの!?
胸!?やっぱり胸なの!?あの泥棒猫め!!」

「ちげーよ!!なにいってやがるコースケ!!
あとカスミさんは落ち着いて下さい、本当にお願いします」

「あははは・・・・」

そんなことを言いながら校門まで歩いていく

立ち止まる、目をつぶる
いいんじゃないだろうか
こんな日常でさ 苦労なんかわざわざ背負い込むことないよ


「?どーしたんだいコースケ?」
「はやくこいよ」
「聞いてるのトウヤちゃん!!」

笑顔のコウイチロウ
仏頂面のアンドゥ
必死なカスミ


うん、いいんじゃないだろうか

「おぅ今行くわー」

そうして目を開けたら

だれもいなかったのである






「・・・・え?」









目が回る
からだがゆれる
くらっとする
眩暈がする
立ちくらみがする



なんだ!?突然!?


吐き気がする
寒気がする
体が透ける

まるで死んでしまうかのような
まるで世界から消えてしまうかのような


なんだよ・・・なんなんだよ・・・・!!





そして


「いやいや、タイミングぎりぎりでしたね」

胡散臭い笑みを浮かべて、俺をこの世界に送った金髪の白スーツ

が現れやがったのである





(続く)






そう簡単に逃げられるようなら物語にはならない







今回のタイトルは原作で初めてトウヤがゼイフォンに乗り込む時のセリフ

感情は真逆ですが



家族に会えない辛さ、一人の孤独、死ぬということ
この三年間でトウヤが乗り越えたもの
そんなトウヤを見ていたカスミ

これを超えて初めてトウヤと対等の存在
転生者ではなく、この世界の本物の住人になるための儀式



原作だと第3話までトラウマ関係全部終わってて
3年たった今でも夢に見るのに何の伏線でもなくて
えぇえーあの設定なにー?
とか思ったのは良い思い出





次回、導入部終了、ようやく本番、異世界編突入です

ほんとにようやくだな













[18018] 目的地は青木ヶ原樹海
Name: アーレム◆04aedd5b ID:131210ad
Date: 2010/05/10 13:15

左足から踏み込み、体を丸めて懐にもぐる


右拳を撃ち出すーーー右踏み込み中段、胸にクリーンヒット


そのままの勢いで低空左ボディ、肝臓狙いだ


たまらずくの字になる相手、逃がさないーーー低い体勢から頭を振り上げて


相手の顎をかち上げる、たたらを踏んで後ろに2,3歩よろめき膝をつく


ここだぁ!! 右足から軽く跳躍、左足を振り上げる!!!


狙いはーーー鎖骨っ!!!


「な・め・ん・なぁあああああああああああ!!!!」


踵を一気に振り下ろす!!!


















第7話  目的地は青木ヶ原樹海
 





















「いやいや、タイミングぎりぎりでしたね」

胡散臭い金髪の白スーツが言う

なんだまたこいつが何か関わってんのか?

ほんとこいつはろくなことしやがらねぇ・・・

「あ、私は怪しいものではありませんよ」

そんなことをいう怪しくないやつは見たことがない

「とりあえずは応急処置ですね」

そういって指をパチリとならす、そうすると

先ほどまでの吐き気、眩暈、よくわからない喪失感が和らぐ

・・・やはりこいつの仕業か・・・?

「最近君の周りで何か変わったことが起こりませんでしたか?
友達がいなくなったとか、昨日におかしな記憶がある、妙な眩暈がするとか?」

辺りを見回すと確かに風見などは周りにいない、俺が吐き気に苦しみ
変な外人にいちゃもんつけられているのに帰ったというのかあんちくしょう
挽回不能なドギツイ噂をばらまいてやる・・・カスミちゃんを中心になっ!!

昨日の事は夢だし、眩暈はストレスだっ!!
平穏に生きると決めたその日に妙なフラグ立てようとすんな!!
迷惑だっ!!

そんな想いをこめて睨んでいると何を勘違いしたのか

「おっと失礼。 私はフォルゼン・ジン・クラシオと申します。
見ての通り、全然、ごく普通のサラリーマンです。」

と、自己紹介を始める

貴様のような怪しいサラリーマンがいるか
少なくとも指パッチンで眩暈を止めるようなやつは
俺の知る限りサラリーマンのスキルではない

「またまた、ご冗談を。あ、そうそう今日うかがったのは・・・」

帰っていただきたい、とても嫌な予感がする
聞くと非日常に飲み込まれるような

「とんでもない、私がうかがったのは・・・おや?
たしかこの中に入れていたはずなのですが・・・
あぁ・・・あった、あった。・・・はい」

そういって鞄から一枚の紙を差し出される
なんじゃーこりゃー

「なにって・・・契約書ですよ、ほら、ここと、ここにサインして下さい」

死ね!!もぉ怪しいとかそんなレベルじゃねぇ!!
帰って!!お願いだから帰って!!
もしくは死んで!!

そうやってごねていると、また吐き気、喪失感、眩暈
今度はプラスして耳鳴りが発生する

「ふむ、応急処置ではこんなものですか」

ふむ、じゃねぇ!なんだこれは!!

「君の周りの因果律が変わったみたいですね」

俺に一体なにをしやがったぁ!!

「とんでもないですよ 私はこうなると知っていただけで
君を助けに来た正義の味方ですよ」

正義の味方は契約書なんざださねぇ

「君はここの世界に固定されていないんですよ
だから調和作用によって消されるってことです」

消される・・・?

「その通りの意味 デリート つまりなかった事にされてきれいに
消えるってことです」

ふ・・・ざ・・・けんな・・・
ふざ・・・けんな・・・
ふざけんなぁああ!!

勝手にこの世界に送って!!
家族・友人・その他もろもろから切り離して!!
よくわからんロボットと戦わせて!!
挙句に消えろ・・・だと!!

ふざけんなぁ!!

「なら契約してくれますか?」

意味がわからん!!

「あ、そうですか。それじゃきえてください」

あ、足元見やがってぇえええ!

「一応君が消えていくのを見届けておきますか
おやおや今度は君自身が透明になってきましたねぇ」

体が透明になる
もう立ってもいられず四つん這いになる

契約するっ!!してやるからなんとかしてくれ!!

「んんー?よくきこえませんねぇ
最近耳の調子が悪いようで・・・おおっ向こう側がよくみえますよ」

します!!契約しますからなんとかしてください!!

パチンと指を鳴らすフォルゼン

「ご契約ありがとうございます」

そうすると体の異常がとまる、色を取り戻す

「さてとそれでは行きましょうか」

爽やかな笑顔で両手を広げて四つん這いの俺を迎える

・・・ちょぉまて、コラぁ・・・

「なんです? 今更契約の取り消しはできませんよ?」

いや、契約はいい。してやる、してやるから。
だから体はもうさっきみたいにはならないんだな?

「えぇ、もちろん
あ、一応書類にもサインもらえますか」

差し出されたボールペンを無言で受け取る、サインを書く

それを満足げに見つめ、不備がないかをチェックして鞄にしまうフォルゼン

その間に距離を開ける俺

「ん?どうしました?」

ふふふ・・・。もぉあんなことにならないならね?
ケジメだけはつけとかないとね・・・ふふふ・・・?








・・・冒頭にもどる・・・


















そして校門前にいい笑顔の俺と絶賛正座中のフォルゼンの図ができあがる・・・!!



Q、人が困ってるのを見つけて、無理矢理契約せまるとか何考えてるの?

A、すいません、ごめんなさい、調子にのりました

Q、大体君がこの世界に送ったんでしょ?それを消す?
  なめてるの?馬鹿なの?死ぬの?

A、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい
  でも、何をいっているかわかりません

Q、警察よぶよ?

A、勘弁していただきたい

Q、家族はいる?

A、妻と今年11歳になる娘がいます

Q、え?貴方と私は初対面かい?

A、そうだと、思われます

Q、契約破棄してしまっては、この異常はとめられないの?

A、はい、無理です

Q、家族が泣くよ?

A、家族にはっ!!家族には手をだすなぁああ!!


そうやってここ温まる会話で親睦を深める

この金ぴかさんは似ているが、俺を転生させたあの天使とは違う存在らしい
まぎらわしぃ、でもすっきりしたよ

で?今俺はどういう状況なんだ?

「先ほどもいったでしょ?君の周りの因果律が狂い、その結果、
君の生活環境をはじめ、君自身の存在まで変調をきたしたということです 
昨日は今の君の昨日ではなく明日もそうとは限りません」

・・・わかりにくいわ・・・

「つまりは君だけがこの世界から隔絶された存在になったということですよ」
まぁ論より証拠と言いますし。とりあえずお乗り下さい」

そういって校門に横付けされた車を指差すフォルゼン

どこに連れて行く気だ、このやろう

「ふふ、ふふふふふふ・・・」

腰を落とし、構える

「冗談ですよ、はははは・・・目的地は青木ヶ原樹海です」

そんなとこでなにをするつもりか、自殺とか埋めるとかそんなワードしか浮かばんぞ、そこは

「そんな猟奇的殺人者を見るような目を向けないでください
そうするつもりなら、とっくにしてますよ
この日本で”門”があるのはあそこだけですから」

”門”?

「我々の世界との接点と言えるものです。
とにかく詳しいことは中でお話しますから」





今、聞き捨てならない単語を聞いた気がする・・・

世界?世界だぁ?まさか・・・

「ひょっとして・・・異世界・・・?」
「おや、よくご存知で」

しまった、召喚イベント以外にも連れていかれる可能性があったか!!
いや、召喚イベントって回避しようががない気がするけどさ!!
逃げられないのかぁ・・・・・


鬱々とした気分で車に乗り込む
くそっ、異世界人の癖にいい車じゃないか
普段使わないだろうお前ら



車は、青木ヶ原、そして異世界に向けて走り出す



(続く)














平日よりGWの方が忙しかった・・・

フレンズからライブレード攻略本をもぎ取ってきたぜ!!

いやっほぅい!!この通り攻略するとオーレリィが攻略できないといわれてるほうだ!!

これからはもうちょいマメに更新できそうな香りがします






[18018] 召喚の儀式というより、時空移動
Name: アーレム◆04aedd5b ID:131210ad
Date: 2010/05/15 13:54

SIDE アルフォリナ


ヨーク王国

アガルティア大陸西部地方ある国

国土は決して大きくなく、国力は豊かではないながらも

肥沃な土地、貴重な鉱物を出す鉱脈が豊富にあり

装兵機に関する技術と砲撃に関する技術はトップレベル





ヨーク王国王都
フラムエルク城
女王執務室


コンコン、とノックの音が響く

「失礼します 陛下」

「宰相?どうぞ」

「まもなく転送の儀式が行われる時間です」

「もう、そんな時間でしたか・・・」

最近ようやく一人でも政務ができるようになってきた

先代女王、母の死から2年ようやくここまできた

いくら我が国が伝統的女系国家とはいえ、私が女王になるというのは

色々なところから反対意見がでた、当然だろう当時11歳の小娘をトップにすえるなど。

城内は割れた、これも当然だ

そんな反対を跳ね返し、私を女王にして国を纏めた二人の人物

宰相 オズヴァルド・レイオ・エグゾギルム
騎士団団長 剣煌幻聖 ガリュード・ビア・ヴラッツェン 

内部をガリュードが、外部をオズヴァルドが抑えてくれた

今の私はそんな忠臣に対して胸を張れる存在だろうか?

因果律が狂い、消滅の危機に瀕した人たち
保護するといえば聞こえは良いが、
保有プラーナが高く聖霊機への適合率が良い異世界人を
引き抜くために監視をしていた所をたまたま発見したから大義名分としてしまっている
彼らにとっては利用されているにすぎない

ただ、あの恐怖を再び起こさないためにも・・・
そのために私はここまできたのだから
なりふりはかまっていられない

「迎えには誰を?」

「”門”まではオーレリィ殿が、施設にはユミールがいっております」

「そうですか」
「新しく来られる方も私どもに力をお貸しいただけるといいのですが・・・」

「きっとお貸しいただけます」
「・・・?それも陛下の”先見の力”ですか?」

「いいえ、これは唯の勘のようなものです、ただ・・・」
「ただ・・・」

「風を感じるのです・・・このアガルティア世界に広がる不安な空気を払ってくれる風を・・・」
「風・・・ですか・・・」

「とにかく報告をありがとうございました 失礼の内容お迎えして下さい」
「はっ、かしこまりました」















「・・・」
「・・・」











「・・・・?」
「・・・・・」











「もう下がってよろしいですよ?」
「・・・・・」










「エグゾギルム卿?」
「陛下・・・陛下は相変わらず御美しい・・・可憐でいらっしゃる」
「あ、ありがとう・・・」
「その長く美しい髪、白く透き通るような肌、星空のごとく吸い込まれそうな瞳
漂う気品・・・容姿ばかりではない・・・お優しい心もお持ちだ」
「ふふふ・・・相変わらずお上手ね」
「あぁあ、なんという愛らしいお声」
「あ、あの・・・?」
「そのまだ幼さを残す頬のライン・・・無垢なオーラ・・・
ふふふっふふふふふふふふふふふふふふふふ」
「ちょっ・・・エグゾギルム卿?」
「できることなら陛下の時がこのまま止まって・・・
あぁそれができればどんなに素晴らしい事か!!
それさえ可能なら私はこのアガルティア大陸を一つにまとめる事さえできる!!
すべての土地に陛下の彫像を建ててみせましょう!!」

「ああーっ、そ、そうでしたわ、あのわたくし、ほら、その
シエルと約束があるのを思い出しましたわ
誕生日パーティーに着るドレスを見立てる約束をしていましたの!!」

「ドレスですか?おぉそれはいけません。すぐに私の御用達のお店をご紹介いたしますので・・・」
「うぇ。あ、その、女同士しかわからないこともありますし・・・
う、あ、・・・失礼しますねエグゾギルム卿!!」

ダダダっと執務室から去っていくアルフォリナ

たたたっと軽やかにではない、ダダダっー、だ
必死にそれはもう必死に。




「・・・・・アルフォリナ・・・・・ふふふふ・・・・」










彼は少しばかりローボールヒッターだった


















第8話  召喚の儀式というより、時空移動











自分の家の前で自分を発見する

何をいってるかわからないと思うが、俺もわからない

今ここにいる自分は、この世界から隔絶された「俺」

あそこにいるのは因果律が戻り、本来この世界にいるはずの「俺」

転生存在の俺が世界に複数いるのもどういうことか

まぁどっちにしろ、あの「俺」は平穏無事に暮らしていくのだろうか、ちきしょうめ







車内で異世界の情勢の説明をしてくれるフォルゼン

当然聞き流す、興味がない

俺は戦いたくないのだ、平和に暮らしたいのだ

本当は異世界にすら行きたくないのだ

行かなきゃ消滅してしまうからしぶしぶ行くのだ

もうこうなったら異世界ファンタジー世界(ノンバトル)を楽しむのだ

とりあえずフォルゼンには保護してもらうという形になっている

身の振り方は行ってから考えよう、仕事くらいは紹介してもらえるかな・・・









「あぁ、忘れてました そこのダッシュボードを開けてもらえますか?」

開けると中から太めのノック式ボールペンのようなものが数本ある

「?なんだこれ?」

ノックしてみる

シャキンっと軽い音と共に針が飛び出す

ピシュっとでてくる液体状のもの、おそらく薬品系

「「・・・」」

沈黙に包まれる車内

「やはり貴様怪しいものか!!俺を樹海などに連れ込もうと画策し
さらにはシャブ漬けかっ!!何をたくらんでんでだー!!!」
「ご、誤解ですよ!?落ち着いて下さい!!」
「じゃあなんだ毒殺か!!」
「は、話を聞いて下さい!!あと暴れないで!!
運転中ですよ、ちょ、危ない!!!」

ぎゃーぎゃー騒いで一段落

「こ、これはですね『アジャスター』とよばれるものです」

あじゃすたー?調整機?

「大まかにいうとですね、体にナノマシンを埋め込んで
翻訳や体調管理をしてくれるものですね」
「へぇー便利なもんだな」
「とはいっても魔法みたいになんでも直してくれるわけではありません
あくまでも管理レベルです、病気・怪我をしたら処置しなくてはなりません
翻訳機能も万能ではありません、ニュアンスだけしか伝わらないこともあります
それと言葉ではないものも翻訳できません 当然ですが動物とも話せませんよ?」

ち、動物は無理か ドクタードリトルとかいいよねー

「異世界に行くわけですし、こちらの世界にない抗体の問題もあります
言葉も通じませんし、アジャスターの接種は必須ですよ」
「先にいえよそーいうことはさ」
「あなたが暴れだしたんでしょうに!!」
「お前がうさんくさいからだよ!!」


ぎゃーぎゃー騒いでもう一段落

車に乗ったり降りたり、高速に乗ったり降りたり、
森を歩いたり座ったり、飛んだり跳ねたり転げ回ったり、

ようやくつきました”門”とやら
想像したようなどこでもドア的な門は見当たらない

むしろなんもない

「なんもねーじゃねーか」
「あ痛、お尻蹴らないでくださいよ、たしかこの辺りで・・・
あぁ、いたいた」

手を振るフォルゼン

そこには美人な金髪さんがいた

「えらく遅かったじゃないか」
「色々あったんですよ、えぇ色々・・・」

失礼な、いきなり強制イベントで異世界に半拉致みたいな感じで連れて来られた挙句に
樹海1時間ハイキングだぞ?ごねたり愚痴ったりはすると思う
一応は消滅から助けて貰ってる立場とはいえ、こいつの場合過程がアレなので感謝の念はでてこない

「・・・まぁいいけどね・・・で、その子が?」
「そうです。ご紹介しますね、こちらも私が保護したうちの一人です
オーレリィ・パンダボアヌさん フランス人ですね」
「・・・拉致の間違いじゃなくてか・・・」
「・・・あんたも似たような感じかい・・・」
「そんな人聞きの悪い・・・せめてたぶらかしたぐらいにしてもらえませんか?」
二人でジトーとした視線で白スーツを見てやると、
「私は他にも用事がありますのでここで失礼します 
あとはよろしくお願いします」

そう言って、もと来た道を戻っていくフォルゼン
逃げたなあの野郎・・・

ため息をつくオーレリィさん

「今回はあんたも大変だったね」
「消滅しかけたことですか?それともフォルゼンとの旅が?」
「どっちもさ」
肩を竦めて手を広げる
「まぁ、これからしばらく帰れる目処は立ってないんだ
しばらく、よろしく頼むよ」
そういって手を差し出してくる
「こちらこそ」握手に応える

「じゃあ行くよ、手離すんじゃないよ?」
「うぇ?」

答える間もなく世界がゆがむ













視界が戻ったと思ったら

少し靄ががった空気、紫と黒に基調をおいた部屋
床全面に広がるなにかの紋様、ギラギラ光る燭台

おぉう、ファンタジーくさい
召喚の儀式ーって感じだ









(続く)





さくさく富士の樹海に行けるかは不明

でもたまーにロケ地とかになっているからいけることはいけるのかなぁ、と。








『お詫び』
今更ながらに「レス返し」なるものを知りました、申し訳ない
もちろん感想、コメントもみさせていただいています
このような駄文にお付き合いいただき、さらには足跡まで残していただくという
皆々様のサイバスター・ライブレードへの愛、しっかり感じております
しっかりエネルギーを頂いております

まっこと恐縮ですが、今回の更新からできる限りやっていきたいと思います
申し訳ございません不義理をはたらきました



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