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中津市民病院:来月から産科を再開 3年ぶり、分娩は7月12日から /大分

 中津市立中津市民病院は6月1日から産科を再開する。分娩(ぶんべん)は7月12日からとなる。3年ぶりの産科復活は、近隣の宇佐市や福岡県豊前市などの妊婦にも朗報となる。

 4月1日付で産婦人科の常勤医2人、非常勤医2人がそろった。約2800万円かけて超音波診断装置システムや分娩監視装置などを新型に切り替えるほか、今月中に分娩室や授乳室などを改修する。6月1日~7月11日は、早産の可能性が少ない16週未満の妊婦を受け入れ、7月12日以降はすべての妊婦を受け入れる。だが、一定期間は分娩受け入れ数を制限する予定。

 同病院の産科は07年3月、3人いた産婦人科医が次々と辞め、後任を確保できなかったため同年4月から休診中。婦人科は応援の医師で週2回の外来診療を続け、常勤医を迎えた08年10月からは、毎日の診療となった。

 同病院の産婦人科は06年度、外来で延べ5260人、入院で延べ419人が利用。出産では123人がかかった。

 新貝正勝市長は「市民の悲願だった産科がようやく再開できた。周産期医療体制の確立、強化に向け、今後とも努力するつもりです」と喜んだ。【大漉実知朗】

毎日新聞 2010年5月15日 地方版

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