宮崎でさらに牛２頭が口蹄疫疑い　別の農家、４例目

　宮崎県都農町と川南町の農家で、ウイルス性感染症の口蹄疫に感染した疑いのある牛が計１２頭確認された問題で、同県は２２日、新たに川南町の別の農家で感染の疑いがある牛２頭が見つかったと発表した。県はこの農家が飼育する６５頭すべてを処分する方針。感染疑い例の発表は４例目。

　県によると、２１日午前、獣医師が口内の潰瘍など口蹄疫の症状を示す牛を見つけ、宮崎家畜保健衛生所（宮崎市）に連絡。家畜防疫員が立ち入り検査すると３頭に症状がみられ、動物衛生研究所海外病研究施設（東京都小平市）の遺伝子検査で、うち２頭が陽性と判明した。

　１例目の都農町の農家から半径３・４キロ以内にほか３例の農家があり、県は感染経路や接点などを調べている。