(cache) バンコク中心部で銃撃戦 反乱将校重体、20人負傷 - 47NEWS(よんななニュース)
  47NEWS >  共同ニュース  > 記事詳細
  【PR情報】
  【PR情報】
  •  ニュース詳細     

  •  13日、バンコク市内で銃撃を受け救急車に運ばれるカティヤ陸軍少将(ロイター=共同)

    バンコク中心部で銃撃戦 反乱将校重体、20人負傷

     【バンコク共同】タイのタクシン元首相の支持団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」が占拠を続けるバンコク中心部で13日夜、治安部隊とUDD支持者の間で銃撃戦が発生、UDDを支援する“軍反乱将校”カティヤ陸軍少将(停職中)が頭部を銃撃され意識不明の重体となったほか、警察当局者によるとUDD側のデモ参加者約20人が負傷した。

     治安部隊はUDDが占拠する繁華街周辺約3キロ四方の道路を同日夜までに封鎖したが、封鎖前の部隊集結の際、銃撃戦が起きた。UDDの拠点に近い高級ホテルに向け小型砲弾のような爆発物が撃ち込まれるなど「市街戦」の様相を呈しており、バンコクの情勢は再び一気に緊迫した。

     これに先立ち、アピシット首相は同日、タクシン派がデモ隊解散に応じないため、11月14日に総選挙を実施するとした提案を白紙撤回すると発表、事態の早期正常化を治安当局に指示していた。

     タイ政府は日夜、非常事態宣言の適用地域を従来の首都バンコクなどのほかに、騒乱発生に備えてタクシン派の基盤である北部、東北部の県に拡大したと発表した。

     政府の治安維持対策本部によると、バンコク都心に狙撃手を含む武装兵士や警官計約3万4千人を動員し、占拠地域に通じる主要道路などには装甲車約50台を配置。封鎖域内ではバスや高架鉄道「スカイトレイン」など公共交通機関の運行や電力の供給を停止、携帯電話の電波も断続的に遮断している。

      【共同通信】