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社会

民主党、足元固めに必死 逆風の中 頼みは組織力 

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民主党の党員・サポーターの受付用紙。足元固めにつながるか…

 夏の参院選に向け、民主党が党員やサポーターの獲得に力を入れている。内閣支持率の急落などで厳しい戦いが予想される中、組織の足元を固めようという作戦だ。国会議員は「1人当たり500〜1000人」とノルマが課せられているが、兵庫県選出の議員からは「この逆風下では、思うように集まらない」といったぼやきも聞こえる。(藤原 学)

 「昨年まで入ってくれていた支援者にまで『期待はずれ』とサポーター登録を断られた」

 土肥隆一衆院議員(兵庫3区)の事務所はそう嘆く。ノルマは何とか達成したものの、政権への厳しい批判も多く「これまで以上に苦労した」という。

 石井登志郎衆院議員(同7区)は、自身のメールマガジンに「ノルマがきつくて大変です!愛の手を!」と書き込んだ。自身のホームページからも申し込みできる仕組みを整えた。

 党員・サポーターの登録資格はいずれも18歳以上。党員は年間6千円の党費、サポーターは年会費2千円が必要だ。党執行部が設定した本年度の獲得目標は「40万人以上」。今月末を期限に現職国会議員にノルマを課し、未達成の場合はペナルティーとして、その議員が党支部長を務める支部名が公表されるが、内閣支持率が20%台と低迷する中での達成は容易ではない。

 党員・サポーターは2000年度、全国で計約10万人から年々増え、政権交代を果たした09年度は約26万人に上った。兵庫県内では昨年5月末現在、8284人を数える。民主県連によると、昨夏の衆院選で所属国会議員が8人から16人と倍増したこともあり、県内の党員・サポーター数は何とか前年度を上回るとみられる。

 それでも、地方議会では依然多数派を占める自民に比べれば選挙を支える組織力は脆弱(ぜいじゃく)だ。政権交代の原動力となった無党派層の民主離れも進んでいるとされ、党勢拡大は参院選で過半数獲得を目標に掲げる民主の最も大きな課題だ。

 高橋昭一衆院議員(同4区)は、党員・サポーターになれば9月に行われる予定の党代表選で投票できる、とアピールする。

 「党代表イコール総理大臣。党員・サポーターになり、あなたの1票で総理大臣を選びませんか」

(2010/05/15 12:06)


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