フロリダ・ケネディ宇宙センター(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は現地時間14日午後2時20分(日本時間15日午前3時20分)、フロリダ州のケネディ宇宙センターから、スペースシャトル「アトランティス」を打ち上げた。打ち上げは成功した。
今回の打ち上げが最終飛行となる同シャトルには6人の飛行士が搭乗しており、統合貨物運搬車やロシア製の小型研究モジュール、さらにバッテリや地上との通信用受信アンテナなどの交換部品を国際宇宙ステーション(ISS)に届ける。
NASAによると、アトランティスの約25年間の総飛行距離は1億1500万マイル(約1億8500万キロ)を超えるという。
アトランティスは、ロシアの宇宙ステーション「ミール」と初めてドッキングしたオービタだ。今回のミッションで飛行管制チームを指揮するフライトディレクターのエミリー・ネルソン氏は、「アトランティスはこれまで、国際的な任務の大半を担ってきた」とし、「ロシアの宇宙ステーションを最も頻繁に訪れ、また過去にもロシアのためにモジュールを運んだことがあるため、ロシア人の間では最も有名なオービタだ」と語る。
また、金星探査機マゼランや木星探査機ガリレオを軌道に投入したのもアトランティスだった。
スペースシャトル「アトランティス」打ち上げのようす