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アトランティス最後の打ち上げ=初飛行から25年、ISS補給−NASA

アトランティス最後の打ち上げ=初飛行から25年、ISS補給−NASA

 【ワシントン時事】米航空宇宙局(NASA)は東部時間14日午後2時20分(日本時間15日午前3時20分)、フロリダ州のケネディ宇宙センターからスペースシャトル「アトランティス」を打ち上げ、軌道に乗せることに成功した。国際宇宙ステーション(ISS)に補給物資を運ぶ。25年前に初飛行に臨んだアトランティスの最後の打ち上げとなった。
 これにより、退役が予定されているシャトルの打ち上げは、9月の「ディスカバリー」、11月中旬以降の「エンデバー」の2回を残すのみになった。
 アトランティスの飛行は12日間の予定で、ハム船長ら乗組員6人がロシアの小型研究モジュールをISSに届ける。モジュールには食料や実験器具計約1トンが搭載されている。ISSのバッテリーの交換も行う。
 アトランティスは1985年10月に初飛行。95年にはロシアの宇宙ステーションにドッキングし、米ロ宇宙協力を演出したほか、ハッブル宇宙望遠鏡の修理でも活躍した。今回で32回目の飛行となり、帰還後は残るシャトルの打ち上げ時の救難機として待機する。(2010/05/15-06:41)


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