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NPT会議、草案で北朝鮮を名指しで非難
アメリカ・ニューヨークで開かれている核拡散防止条約(=NPT)の再検討会議で、合意文書のたたき台となる最初の草案が14日、議長に提出された。
NNNが入手した草案は「核軍縮」「核不拡散」「原子力の平和利用」の3部から成っており、それぞれ10ページ以上に上る。「核軍縮」では、北朝鮮による核実験を名指しで非難している。また、核廃絶のための工程表を考える国際会議を4年後に開くよう求めている。「核不拡散」の分野では、イスラエルやイランの核問題をめぐって意見の対立が激しいことから、中東問題についての欄が空白になっている。
NPT再検討会議は来週以降、このたたき台を基に本格的な議論に入るが、最終的な合意が得られるかどうかは予断を許さない状態となっている。
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