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把瑠都6連勝「横綱ムリ」に発奮/夏場所

安美錦をはたき込みで破り全勝を守った把瑠都(撮影・岡本肇)
安美錦をはたき込みで破り全勝を守った把瑠都(撮影・岡本肇)

<大相撲夏場所>◇6日目◇14日◇両国国技館

 新大関の把瑠都(25=尾上)が、幕内で自己2位タイの初日から6連勝を飾った。西関脇の安美錦(31)を冷静にはたき込み、横綱白鵬(25)、西前頭15枚目霜鳳(32)と並んで全勝を守った。昭和以降に誕生した大関全81人中、デビュー場所で初日から6連勝は14人目。場所前に地元エストニア紙の「横綱にはなれない」という報道に発奮し、勝利にこだわっている。

 花道を引き揚げる把瑠都は、顔をしかめて首をひねった。立ち合いで頭から突っ込んできた安美錦を、下がりながら受け止めると、左で後頭部、右で背中と2発はたき、うるさい相手を土俵にはわせた。わずか1秒9の省エネ相撲だったが「立ち合いで下がっていた。相手を見てボーッとした立ち合いになった」と反省の弁を繰り返した。

 本心は「大関らしい相撲を取りたい」と、立ち合いから豪快にぶつかりたかった。だが「変化があるかも」と、多彩な技を持つ安美錦を警戒。「気合が入らない」と自分を責めたが、冷静さを身に着けた証明だ。今場所は立ち合いからの突き、押しで圧倒したり、万全の寄りで制したりと豊富な取り口を披露。新大関として昭和以降、14人目の初日から6連勝を飾った。

 場所前にインターネットで読んだ、母国エストニア紙の記事に発奮した。「相撲を知らないのに『慎重な相撲になってしまった把瑠都は、横綱にはなれない』と書かれていた」と、ショックを受けた。従来多かった投げやつり出しなど、豪快な取り口は母国でのウケもいい。勝負にこだわる取り口の成長は、皮肉にも物足りなく映っていた。

 実はエストニアは世界有数のIT大国だ。本来、放送権の関係でテレビで把瑠都の映像が流れるのは約1カ月遅れだが、インターネットで海外から映像を入手する市民が急増中。自身もインターネットに精通している把瑠都は「今場所で勝ち続けたら何も書かれなくなった。勝っていくしかない」。実数の見えない母国のネット観戦者にも、実績の積み重ねで黙らせるつもりだ。【高田文太】

 [2010年5月15日9時10分 紙面から]


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