オリックスと広島で1対2トレード合意
オリックス・迎祐一郎外野手(28)と広島・長谷川昌幸投手(32)、喜田剛内野手(30)の1対2のトレードが両チームで合意したことが14日、明らかになった。近日中に両球団より発表される。
オリックスは左打者の絶対数が不足する中、ベテランの大村が2軍調整中、さらにT‐岡田も足首の故障で登録抹消中とあって左打者の補強は急務。そこで岡田監督が阪神2軍監督時代から知る喜田剛に白羽の矢が立った。また投手陣も小松をリリーフから先発に転向させるなど投手陣の整備が続いている。長谷川はパ・リーグで有効とされるフォークを武器にする速球投手ということで獲得となった。
一方の広島は右の長距離打者を熱望。迎は今季、1軍での出場はわずかに3試合しかないが、2軍ではウエスタン・リーグ3位の打率・350を記録。長打力があり、俊足で守備力もあるスラッガーは補強ポイントにピタリと合致した。
シーズン中の複数トレードは異例ではあるが、両チームともにBクラスに沈むチーム事情があり、浮上へのカンフル剤の意味も強い。
(2010年5月15日)