清原さん就任！映画「ザ・ウォーカー」“宣伝番長”不屈魂広める

　プロ野球・西武、巨人、オリックスで活躍した清原和博さん（４２）が、米俳優デンゼル・ワシントン（５５）主演の映画「ザ・ウォーカー」（６月１９日公開）の“宣伝番長”に就任した。けがと闘い勝負師として活躍した現役時代の生き様が、主人公のイメージに合致。清原さんも作品を見て共感し、映画ＣＭに初出演する。映画界を盛り上げるために番長が一肌脱ぐ。

　清原さんが宣伝番長を務める「ザ・ウォーカー」は、世紀末戦争によって文明が崩壊した近未来が舞台。世界に残された一冊の謎の本を持ち、ある使命を果たすため、ひたすら西に旅をする主人公（ワシントン）を描いたアクション大作。劇中では主人公がどんな苦境にも、たった一人、不屈の精神で乗り越えていく姿が描かれる。

　清原さんといえば、２００７年のキャンプ中に左ひざを痛めて離脱。同年に２度の左ひざの手術を行い、懸命なリハビリで０８年夏に奇跡の復活。同年に引退した。

　配給の角川映画によると、同映画のＣＭ制作にあたり、日本で最も不屈の精神を持った男性をリストアップ。２３年間のプロ野球人生の中で何度もけがを克服、不死鳥のごとくよみがえった清原さんが、作品のイメージにピッタリだと、製作側が満場一致でオファー。作品を見た清原さんも主人公の強い心に共感し、宣伝番長への就任を快諾。

　今回、野球界だけでなく、映画界のためにも一肌脱ぐことを決めた番長。現役引退後はサッポロビール「サッポロドラフトワン」のＣＭに出演したが、映画ＣＭには初出演だ。

　撮影を来週に控えた清原さんは「自分も不屈の精神で野球界を生きてきたので、主人公と通ずるものを感じました。今の元気のない日本に、不屈魂を広められれば」と気合をみなぎらせている。