2010年 5月 14日
老夫婦殺人事件の時効廃止でチラシ配り
時効が廃止された倉敷市の老夫婦の放火殺人事件で捜査本部は14日朝、捜査を続けるため市内2ヵ所で情報提供を呼びかけるチラシを配りました。このうち現場近くのJR上の町駅では午前8時から捜査員が事件の情報提供を求めるチラシを配りました。この事件は15年前の4月28日、倉敷市児島上の町の農業、角南晴彦さん(当時70)の家が全焼し、焼け跡から角南さんと妻の翠さん(当時66)が頭部のない遺体で見つかったものです。事件は先月27日で時効となる予定でしたが時効制度見直し法が国会で成立し、即日、施行されると言う異例の措置でこの事件の時効はなくなりました。捜査本部は16人態勢で引き続き捜査を続けるとともに情報提供を求めています。

高松ファイブアローズ運営会社が破産申請
プロバスケットボール、bjリーグの高松ファイブアローズの運営会社が14日、高松地方裁判所に自己破産を申請しました。自己破産を申請したのは高松ファイブアローズの運営会社、「スポーツプロジェクト高松」で負債総額は約5000万円です。分譲マンション大手の穴吹工務店のグループ会社として4年半、チームを運営してきましたが去年、メーンスポンサーの穴吹工務店が経営破綻し、広告収入が激減、新たなスポンサー企業も見つからなかったということです。選手やコーチ、社員は14日付けで全員解雇されました。今後、運営を引き継ぐ企業が現れればチーム存続の道は残されているということですが、存続はbjリーグの判断に委ねられるということです。

岡山県議会 議員定数は現状維持
臨時岡山県議会が14日開かれ、議員定数について現状の56議席を維持することなどを盛り込んだ条例改正案が賛成多数で可決されました。臨時県議会には、自民党、民主・県民クラブ、公明党の各会派から議員定数に関する条例改正案が提案されました。採決の結果、議員の過半数を占める自民党案が賛成多数で可決されました。自民党案では、定数は現在の56議席を維持したうえで岡山市選挙区の議席数を人口比にあわせ北区・加賀郡を9から8へ南区を3から4へ変更します。民主・県民クラブと公明党の案は定数の3議席削減などを盛り込んでいましたが否決されました。議員定数を巡っては、13日、岡山市連合町内会が定数の大幅削減を求める要望書を議会に提出していました。

小学校で伝統行事の茶摘み祭り
新緑の季節を迎え、岡山県矢掛町の小学校で14日、新茶を摘み取る伝統行事、茶摘み祭りが行われました。この茶摘み祭りは矢掛町の山田小学校が20数年前から毎年この時期に行っている伝統行事です。昭和初期に植えられた7アールの茶畑には、かすりの着物やはっぴに身を包んだ全校児童や保護者など約190人が集まり、茶摘みを体験しました。今年は天候不順で手入れが大変でしたが、子供たちは、きれいに出そろった黄緑色の柔らかい新芽を次々に摘み取って行きました。小学校では摘み取った新茶を地域の人たちに振る舞うなどして交流を深めることにしています。