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錦帯橋:CG化へ 熊大大学院教授らレーザー測量 構造、架橋工事など再現 /山口

5月14日15時8分配信 毎日新聞

 ◇構造、架橋工事など自在に再現
 熊本大学大学院の小林一郎教授らが、国の名勝・錦帯橋の構造や架橋工事の様子を再現するコンピューターグラフィックス(CG)を制作するために13日、橋や周辺の地形の三次元レーザー測量を始めた。橋の世界遺産登録を目指し、江戸時代から続く匠の技を海外の研究者らに、最新技術で伝えるのが狙い。
 小林教授は市が09年に設置した「錦帯橋世界文化遺産専門委員会」の副委員長。CG制作の手始めとなるレーザー測量は、1級建築士事務所「大建測量エンジニア」(北九州市小倉北区)がボランティアで全面協力し、最新の三次元レーザースキャナーを使用。14日までの2日間、午前5時〜午後7時に9カ所で測量し、映像とデータを蓄積する。
 これらに加えて、平成の架け替え工事で作成した図面などから、2万個を超える部材のデータをコンピューターに取り込んでCG化を目指す。
 CG化で、部材を組み合わせて橋が完成するまでの様子を再現できるほか、360度のどの角度からも錦帯橋の構造を見ることも可能。橋の中に入り込んだ視点で断面や構造を出現させたり、橋の部材に使われた赤松、ヒノキ、ケヤキなど6種類の木材を画面上で材種ごとに色分けして、木材の特性を構造にどう生かしたかを知ることもできるという。
 小林教授は「研究室の学生約20人がかりで夏休み期間中に入力し、秋までに基本のCGを作りたい」としている。その上で市の意見を取り入れ、11年度には本格的なCG作りに着手する。
 小林教授は「CGを使えば、全世界で錦帯橋の素晴らしさを見てもらえる。今後の架け替えで必要になる基本データも収集や蓄積ができるうえ、データの管理もできる」と話している。【大山典男】
〔山口版〕

5月14日朝刊

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最終更新:5月14日15時8分

毎日新聞

 

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2010年5月15日 5時00分発表

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