休養中の野村氏、サンケイスポーツに肉声

　昨年まで楽天監督を務め、現名誉監督の野村克也氏（７４）が１４日、サンケイスポーツの電話取材に応じた。今週に入って体調を崩し、予定された仕事を休んでいる同氏は「心配かけてすまないね。自分ではだいぶよくなってきたと思うんだけど、少し入院してしっかり休むことにしました」と、都内の病院に入院していることを自ら明かした。

　一部では解離性大動脈瘤（りゅう）と報道されている野村氏だが、この日は電話越しながらはっきりした口調。「へんとう腺もかなり腫れた。ちょっと働きすぎたみたいや。病院で久しぶりにのんびりとテレビを見てますよ。カカア（夫人の沙知代さん）には“もうあんまり仕事入れないでくれ”って言ったんや」とぼやいた。

　野村氏は今後も入院して体力の回復に努めることになり、当面は仕事をキャンセルして静養することに決めたという。また最後に「講演などの予定もたくさん入っていた。私の話を期待して待っていただいているファンのみなさん、主催者の方々には、本当に申し訳ない」とおわびの言葉も忘れなかった。