有名スポーツ選手の政界進出について
別にスポーツ選手に「政治家になるな」というつもりはない。
企業の社長、活動団体の代表、学校の先生や教授、評論家、弁護士、タレント、主婦、会社員等々、政治家になる前の職業は人それぞれなのですから、本人が真剣に政治家になりたいのならスポーツ選手でも大いに結構だと思います。
だが、政治家になるんだったらある程度政治について学んでからにすべきであり、特定の政党から「出馬しませんか」と声を掛けられたからと言って、その言葉にホイホイ乗るのはどうかと思います。
スポーツ選手だけでなく、この夏の参議院選挙には多くの有名人が出馬するようです。
有権者は、名前だけでなくその人の政策なり信念なりをしっかり比べて投票すべきだと思いますね。
そんな中、ネットで株を一気に上げた方が居るようです。
nikkansports.comより
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20100512-628657.html
引用開始-----------------------
Qちゃん民主要請拒否 スポーツ現場主義
シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子さん(38)が、今夏の参院選への出馬要請を断っていたことが11日、分かった。この日は北海道伊達市を訪れ、09年11月に発表した農業活動に初めて参加。同伴した関係者がQちゃんにも民主党からの要請があったことを明かした。10日には同じシドニー五輪女子柔道金メダリストの谷亮子(34)が民主党から出馬表明。スポーツ発展に尽力する考えは同じだが、高橋さんは「現場主義」を貫き活動をしていく構えだ。
高橋さんは、現役を引退した08年後半から政党に関係なく、国政選挙への出馬要請を受けてきた。関係者は「今回も話はありました。ただ、政治の勉強をした人が国民の代表になるべきですし、以前からお断りしていますから」と出馬を断ったことを明かした。
支持率が急降下している民主党が、水面下で動いていた。小沢一郎幹事長(67)ら幹部からの直接打診はなかったが、大物関係者を通じて出馬要請があったという。しかし、高橋さんは一貫した態度で拒否。00年にはシドニー五輪金メダル獲得で、国民栄誉賞を受賞している。そういった立場なども踏まえて「どこかの一政党の代表にはなれない」と要請を断ってきた。
高橋さんはあくまでも現場主義を貫く。同じ金メダリストの谷の出馬について「びっくりしました」と話すにとどめた。「(私は)走っている時も現場が一番だったので、生活の一部の中という目線から現場でスポーツの発展などをしていければ」と意気込みを口にした。
この日は早速、野口観光(北海道登別市)が設立した農業生産法人のぐち北湯沢ファーム「Qちゃんファーム」がある伊達市を訪問。現役時代から「食」に気を使ってきたため、自らの手で安心安全な野菜作りを広めようと、09年11月から取り組み始めた。高橋さんは「秋はどんな風に実がなるのかとワクワクします」と笑顔を見せた。
今回は、授業の一環で訪れた地元中学校の生徒らとともにブロッコリーを植えるための苗作りに挑戦した。1つ1つを手作業で行い、愛情を込めて作る大切さを実感。生徒らとも「こんなに小さいんだね」と会話をしながら農業の楽しさを体験した。
今後は野菜作りだけではなく、収穫時期にはマラソン大会などのイベントも行う予定。「マラソンでいうと、ようやくスタートラインを越えたあたり。これからいろいろな活動をしていきたいです」と力を込めた。6月26日には「Qちゃんファーム種まき記念日」に参加することになっている。【石井克】
引用終了-----------------------
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「今回も話はありました。ただ、政治の勉強をした人が国民の代表になるべきですし、以前からお断りしていますから」
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至極全うな答えですが、はっきりとこう答えるのは素晴らしいと思います。
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00年にはシドニー五輪金メダル獲得で、国民栄誉賞を受賞している。そういった立場なども踏まえて「どこかの一政党の代表にはなれない」と要請を断ってきた。
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この考えも素晴らしいと思います。
高橋尚子さん自身は決して今回出馬を表明した方々を批判するつもりは無いのでしょうが、結果的にその方々に鉄槌を下すことになったようです。
特に、議員になっても、五輪を目指すなどと宣い、「議員をなめてるのか」「五輪をなめてるのか」と悪評が一気に吹き出した方との対比はすごいもの。
とはいうものの、比例ならば当選してしまうのでしょうね。
ただし、「ふざけるな」と他党に投票する方も結構出てきそうな気がします。
こんばんは。
柔道の谷氏出馬の件をどう思いますか?
ある質問サイトで、こう質問してみました。
その際、質問のカテゴリを政治にすると特定の政党支持者からの回答しかこないだろうと思い、カテゴリを子育てにして主婦の方からの回答を求めてみたのですが、「柔道と子育ての両立までは感心したけど、今回の出馬でがっかり、子供がまだ7歳なのに親にまかせっぱなしになる」とのことでした。
わりと冷静に見てるのかもしれませんね。
投稿: 橘 | 2010年5月13日 (木) 21:58
>橘さん
個人的な意見として・・・
子育て+選手はOK、子育て+議員もOK
ですが選手+議員はNG、特に五輪で世界一を目指す選手は議員になるべきではないと思います。
世界一になる為にはここまで練習すれば良いという上限がありませんから。
しかしながら「二番では駄目なのですか」の民主党ですから、最初から「銀」でOKと言うことかもしれません。
現実問題として、若手に強い選手が出てきているそうなので、五輪出場も無理かと思います。
それと、夫の谷選手から読売のナベツネ氏に事前に相談がなかったとナベツネ氏が語っているそうです。
谷選手は今年で引退あるいは他球団にトレードになるかもしれません。
そういうことが起こった場合、読売の対応が良いか悪いかは別にして、妻として浅慮であったという事になるでしょう。
投稿: argument | 2010年5月14日 (金) 07:20