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三宅雪子議員 全治3週間も「不自然な転倒」

松葉づえで衆院本会議場に入る三宅雪子議員。手前は鳩山首相
松葉づえで衆院本会議場に入る三宅雪子議員。手前は鳩山首相
Photo By 共同

 12日の衆院内閣委員会で混乱に巻き込まれて転倒し負傷した民主党“小沢ガールズ”の三宅雪子衆院議員が14日、病院で診察を受け、右ひざ打撲などで全治3週間と診断された。これに対し、インターネット上では「自作自演だ」などとする書き込みが殺到。三宅氏の転倒の原因とされる自民党の甘利明元経済産業相も「はめられた」と猛反発している。

 三宅氏の事務所によると、14日午後に都内の病院で診察を受け、右ひざ打撲および右ひざ関節挫傷で全治3週間と診断された。診断書には「歩行には松葉づえもしくは車椅子の使用を必要とする」との記述もある。前日13日の衆院本会議では、車椅子と松葉づえを使って国会内を移動していた。

 14日は所属する厚生労働委員会があったが、同僚議員に代理を頼み、自宅で静養。今週末に地元の群馬県で予定していた集会などもすべてキャンセルし、安静にするという。

 12日の衆院内閣委員会は国家公務員法改正案の採決を強行し、野党議員が委員長席に詰め寄ったり怒号が飛ぶなど混乱。甘利氏が民主党の初鹿明博衆院議員を押しのけたところ、近くにいた三宅氏にぶつかり転倒した。民主党は14日、甘利氏に対する懲罰動議を衆院事務局に提出した。

 これに対し、甘利氏は自身のホームページに「三宅議員転倒事件について」との文書を掲載。「委員でもない民主党の議員が乱入し、壁を作って私を執拗(しつよう)に妨害した」とし、「妨害している私の前の議員を押しのけたところ、突然、視野の外から三宅議員がダイビングをするかのように前に倒れ込んできた」と主張。「“え?オレのせいなの?”と虚をつかれたようになった」と潔白を強調した上で、「“しまった…はめられた”という思いが頭をよぎった。(テレビ)カメラが入っている中で映像を作られた」などと反発している。

 甘利氏は12日午前、インプラント(人工歯根)の手術を受け、医師から安静にするよう命じられていたといい、「理不尽な事態にじっとしていられない性格が裏目に出た」と、こぼしてもいる。

 一方、三宅氏の事務所には「やらせだろ」などという抗議の電話が300件以上寄せられているという。インターネット上の掲示板にも「いかにも不自然な転倒だ。指示したのは誰だ」などとする批判的な書き込みが殺到している。

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