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中国製ギョーザ中毒事件で、警察当局がこれまで農薬混入の際の穴がなかったとしていた千葉市と千葉県市川市の2事件の袋に、実際は微小な穴があったことが14日分かった。警察庁と千葉県警が、同庁科学警察研究所(科警研)による再鑑定で確認したと発表した。
県警科学捜査研究所(科捜研)が事件発覚直後の鑑定で見逃していた。警察庁は、穴の存在は中国公安省が逮捕した製造元の「天洋食品」元臨時従業員、呂月庭容疑者の供述の裏付けになるとしているが、重要な手掛かりを見落とした捜査のあり方が問われそうだ。
同庁によると、穴はそれぞれの事件の袋で一つずつあった。いずれも消費者が開封する際に、袋の上端近くを横に裂いて切り離しており、切れ端の方に長さ1~2ミリの筋状の破れがあった。千葉県警はルーペで調べたが発見できず、科警研は顕微鏡で見つけたという。
県警幹部は「結果的に失態と言われても仕方ない」とミスを認めた。
両事件は07年12月と08年1月、ギョーザを食べた計7人が農薬「メタミドホス」による中毒を起こした。発覚直後、日中の警察当局は農薬の混入場所は相手方の可能性が高いと互いに主張。日本側は千葉の事件の袋に穴が見当たらないことも根拠に、梱包前の製造過程で混入した可能性があるとの見方をとっていた。
結局中国国内での犯行が確実となったものの、混入場所の特定に直結する事実関係の把握が正反対だったことになる。
中国公安省は4月、「注射器で刺して農薬を混入した」との呂容疑者の詳細な供述内容を警察庁に伝え、再鑑定はこれを受けて行われた。
(2010年5月14日21時04分 スポーツ報知)
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