芸人夙川アトムが初のＤＶＤ　匿名性高い顔で１人コント

　「も〜も〜のろ〜た〜（桃太郎）。か〜しむ、か〜しむ、あるところに、ちゃんじ〜とちゃんば〜がいました」。逆さ言葉連発の「ギョーカイ用語紙芝居」で知られる芸人夙川（しゅくがわ）アトム。初の単独ライブを収録したＤＶＤ「ＦＡＮＴＡＳＩＡ」が１９日に発売される。

　業界用語ネタは実は彼の中ではやや異質のネタで、ＤＶＤには自分らしい新作を多く収録した。

　例えば、すし店の大将を演じる１人コント。壁に並んだ品書きの中に「オレも知らないやつ」があり、注文する客、知らないけど握る大将らが、妙な会話を交わす。

　夙川は兵庫県出身だが高校時代、関東のトリオ「シティボーイズ」のライブを見て心酔。今は同じ事務所に所属し、ライブで共演できたら「いつ辞めてもいいぐらい」。

　決まった色がなく、役者向きか。「よく言われます。顔が匿名性高いから、何にでもなれると。機会があればやりたいです」