さくら「寄付続ける」地元宮崎の口蹄疫被害救う…女子ゴルフ

プロアマ戦に出場、７番でティーショットを放つ横峯

　女子プロゴルフツアーのフンドーキンレディースは１４日から３日間、福岡・福岡センチュリーＧＣ（６５２０ヤード、パー７２）で行われる。前週のワールドレディスサロンパスカップの賞金１２００万円を、家畜感染症の口蹄（こうてい）疫被害が拡大している宮崎県に寄付した横峯さくら（２４）＝エプソン＝は１３日、被害が終息するまで獲得賞金の一部を寄付する意向を示した。

　前週に参院議員で父の良郎さん（５０）から被害状況を聞かされたさくらは「（自宅のある）地元を助けたい」と決断。サロンパス―は２位だったが、優勝でも全額を寄付するつもりだったという。さらに今大会中に行われるチャリティーサイン会などで募金活動が行えるよう、主催者サイドに要望を出している。宮崎ＣＣなど県内８か所のコースと練習場に募金箱が設置されるなど、支援の輪は徐々に広がっている。

　「金額は決めていないけど、賞金のうちいくらかは（寄付を）続けていきたい。気合が入るけど空回りしないように頑張ります」。強い郷土愛をモチベーションに、今季初Ｖへ挑む。