http://www.videonews.com/on-demand/0471480/001428.php
先月ワシントンで開催されたG20(20ヶ国地域財務大臣中央銀行総裁会議)で「世界経済の回復は予想以上に進んでいる」という共同声明が採択された。世界各国が金融危機に端を発する世界不況からようやく抜け出そうとしているのに、日本だけは依然として深刻なデフレが続くなど、一人負けの感が日増しに強くなっている。
マクロ経済学が専門でインフレターゲット論で知られる「リフレ派」の論客として注目を集める飯田泰之駒沢大学経済学部准教授は、日本経済が長期低迷を続ける理由は政策的な失敗だと指摘する。
政府が行う経済政策には主に、生産力を向上させる成長政策、景気を正常化させる安定化政策、最低限度の生活を保障する再分配政策の3つがあり、それらを巧みにポリシーミックスして最善の政策パッケージを探るのが経済政策の成否の鍵を握る。しかし、日本の歴代の政権では3つの内の1つだけが重視されたり、それを実行すべき時期を外してきたりしてきたことが、結果的に有効な経済政策につながらなかったと飯田氏は言う。
飯田氏は中でもただちに着手すべき経済政策として、安定化政策、とりわけ金融政策をあげる。新たな投資を必要とする成長政策や財源の確保が不可欠な再分配政策にとっては、まず経済状態の安定が前提条件だからだ。したがってデフレを真っ先に解消するために、まずは金融緩和などでインフレ状態を起こすべきだというのが、リフレ派飯田氏の主張だ。
そうした中で今注目を集め始めているのが、ベーシック・インカムという新しい社会保障の考え方だ。
ベーシック・インカムとは、すべての国民が最低限以上の生活を送れるように、一定額の現金を無条件で支給する制度のこと。生活保護とは異なり、所得調査も行わず、すべての国民、もしくは日本に住むすべての人が無条件で給付の対象となる。このたび民主党が所得に関係なく実施する子ども手当は、かなりベーシック・インカムに近い考え方だが、これを15歳未満の子どもだけではなく、対象をすべての人に広げたものがベーシック・インカムだ。
ベーシック・インカムには最低限の生活水準が保障される他にも、社会保障制度の簡素化や行政コストの削減、景気浮揚効果など、さまざまな経済効果があるとされているが、ベーシック・インカムの提唱者として知られる飯田氏によると、今日ベーシック・インカムが注目されるようになった背景には、生活保護のカバー率の低迷があるという。現在、生活保護の有資格者の8割が、何らかの理由から給付を受けていないとみられる。
確かにベーシック・インカムは貧困対策として社民主義的な立場から主張されることも多いが、しかし、元々この考え方は、ミルトン・フリードマンに代表される新自由主義者が提唱した制度だという。それは、政府がお仕着せで施す社会保障よりも、現金を配りそれを個人の選択で自由に使わせる施策の方が好ましいという自由主義的発想に根ざしているからだ。ベーシック・インカムの提唱者としても知られる飯田氏も、すべての人に市場競争に参加する機会を与えるという理由で、自由主義的な立場からこの制度を支持していると言う。
しかし、働かなくても政府からお金がもらえることになるベーシック・インカムには、人々の労働意欲を損ねるなどの批判や懸念も多い。飯田氏は、一人あたり月5万円から7万円程度、つまりそれだけで生活するにはぎりぎりで少し足りないくらいの金額に設定するのが好ましいと語るが、何よりも問題は財源だ。仮に国民全員に月7万円を支給した場合、年間80兆円の財源が必要になる。現在の財政状況では望むべくもない。しかし飯田氏は、まず「納税者背番号制」の導入や「負の所得税」などを実施し、10年から30年の時間をかけて段階的にベーシック・インカムを実現させていくことは十分に可能だと主張する。
ベーシック・インカムに実現可能性はあるのか。21世紀の公正な社会のあり方を私たちはどう考えるのか。今週は日本経済の長期低迷の原因とベーシック・インカムの2つの論点で、アメリカ取材中の神保哲生に代わり武田徹と宮台真司が、飯田氏と議論した。
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子供手当ての真意を理解できない人は、是非とも聞いてほしい。(^^)
先月ワシントンで開催されたG20(20ヶ国地域財務大臣中央銀行総裁会議)で「世界経済の回復は予想以上に進んでいる」という共同声明が採択された。世界各国が金融危機に端を発する世界不況からようやく抜け出そうとしているのに、日本だけは依然として深刻なデフレが続くなど、一人負けの感が日増しに強くなっている。
マクロ経済学が専門でインフレターゲット論で知られる「リフレ派」の論客として注目を集める飯田泰之駒沢大学経済学部准教授は、日本経済が長期低迷を続ける理由は政策的な失敗だと指摘する。
政府が行う経済政策には主に、生産力を向上させる成長政策、景気を正常化させる安定化政策、最低限度の生活を保障する再分配政策の3つがあり、それらを巧みにポリシーミックスして最善の政策パッケージを探るのが経済政策の成否の鍵を握る。しかし、日本の歴代の政権では3つの内の1つだけが重視されたり、それを実行すべき時期を外してきたりしてきたことが、結果的に有効な経済政策につながらなかったと飯田氏は言う。
飯田氏は中でもただちに着手すべき経済政策として、安定化政策、とりわけ金融政策をあげる。新たな投資を必要とする成長政策や財源の確保が不可欠な再分配政策にとっては、まず経済状態の安定が前提条件だからだ。したがってデフレを真っ先に解消するために、まずは金融緩和などでインフレ状態を起こすべきだというのが、リフレ派飯田氏の主張だ。
そうした中で今注目を集め始めているのが、ベーシック・インカムという新しい社会保障の考え方だ。
ベーシック・インカムとは、すべての国民が最低限以上の生活を送れるように、一定額の現金を無条件で支給する制度のこと。生活保護とは異なり、所得調査も行わず、すべての国民、もしくは日本に住むすべての人が無条件で給付の対象となる。このたび民主党が所得に関係なく実施する子ども手当は、かなりベーシック・インカムに近い考え方だが、これを15歳未満の子どもだけではなく、対象をすべての人に広げたものがベーシック・インカムだ。
ベーシック・インカムには最低限の生活水準が保障される他にも、社会保障制度の簡素化や行政コストの削減、景気浮揚効果など、さまざまな経済効果があるとされているが、ベーシック・インカムの提唱者として知られる飯田氏によると、今日ベーシック・インカムが注目されるようになった背景には、生活保護のカバー率の低迷があるという。現在、生活保護の有資格者の8割が、何らかの理由から給付を受けていないとみられる。
確かにベーシック・インカムは貧困対策として社民主義的な立場から主張されることも多いが、しかし、元々この考え方は、ミルトン・フリードマンに代表される新自由主義者が提唱した制度だという。それは、政府がお仕着せで施す社会保障よりも、現金を配りそれを個人の選択で自由に使わせる施策の方が好ましいという自由主義的発想に根ざしているからだ。ベーシック・インカムの提唱者としても知られる飯田氏も、すべての人に市場競争に参加する機会を与えるという理由で、自由主義的な立場からこの制度を支持していると言う。
しかし、働かなくても政府からお金がもらえることになるベーシック・インカムには、人々の労働意欲を損ねるなどの批判や懸念も多い。飯田氏は、一人あたり月5万円から7万円程度、つまりそれだけで生活するにはぎりぎりで少し足りないくらいの金額に設定するのが好ましいと語るが、何よりも問題は財源だ。仮に国民全員に月7万円を支給した場合、年間80兆円の財源が必要になる。現在の財政状況では望むべくもない。しかし飯田氏は、まず「納税者背番号制」の導入や「負の所得税」などを実施し、10年から30年の時間をかけて段階的にベーシック・インカムを実現させていくことは十分に可能だと主張する。
ベーシック・インカムに実現可能性はあるのか。21世紀の公正な社会のあり方を私たちはどう考えるのか。今週は日本経済の長期低迷の原因とベーシック・インカムの2つの論点で、アメリカ取材中の神保哲生に代わり武田徹と宮台真司が、飯田氏と議論した。
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子供手当ての真意を理解できない人は、是非とも聞いてほしい。(^^)
http://www.youtube.com/watch?v=ftpgTdZ7ADs&feature=player_embedded
おっちゃん!悪い自民党の議員をやっつけてくれ
三宅議員の怪我の具合はだいじょうぶみたいでっすよ
http://hamusoku.com/archives/3157587.html
五月蝿いって、、いい加減にしてちょ(ぷー)
まーお互いなんもでけん山猿どーし、ゆるいてくれよ
どうみても自分で転んでいるようですが
実際の社会にあまり即した方法をうまく作れた試しが無いというか。
財源もハッキリしていないのに在日外国人や国外の子供にもやるというから問題になっているのではないでしょうか。
このまま赤字国債発行して日本が破綻してしまったらベーシックインカムすらないと思えますがそのあたりはどうなんでしょう。
若い人なんか特にそうじゃないですかね。
子供手当といいBIといい、こういうバラマキは労働意欲を大きく損ないます。
けっして良い事とではないと思いますね。
子ども手当は日本に住んでいない外国人の子供も、親が日本に住んでいるというだけ支給の対象になっているのですが。
その代わり、親が日本に住んでいないと日本人の子供でも支給対象にならない。
日本の税金を使ってそんな不公平なバラマキをやってる時点ですでに筋が通ってませんよ。
もっと勉強してくださいね^^v
できても将来の子供借金。
外国にいる子供は将来税金も払わず貰い得なんて、民主主義というより共産主義ですね。
これを押してる方は中国等の共産主義の国に行ったらいいんじゃないでしょうか?
意味のない言葉ですなぁ。。。
玉虫色っっていうか。
子供手当って、どうして海外にいる子供にまであげるのかな??民主党が何を考えてるのかよくわかりません。せめて国内だけにしてほしい…。
いきなり自分名義で借金つくられて、いくらか手数料もらった。
これが、ことの本質では??
決して富の再分配ではないですよね。。
「政府発行紙幣」で渡せばよかったんですよ。
それで、マネーサプライ対策にもなる。
今回の一連の政策では、財政を混乱させた挙句、貯蓄にしかならない形でのばら撒きになってしまっている。
何故各国政府が、時限効果での「クーポン券形式」で、一時手当てを渡したのか、お考えになられたことはありますでしょうか。
大体、財政を絞って直接手当てを渡しても、それは「財政政策」ですよ?
金融政策は、通常マネーサプライや利子率の調整や各種規制の度合いを軸にした政策になります。
はっきり言って、財政政策と金融政策の区別がついていないこの記事はナンセンスです。
あなたのような社会主義者がリフレ派を標榜するのはやめていただけませんか?
初めましてYAMACHANさん。
何でお金持ちにも貧窮者にも一律で給付するんでしょうか。
無駄が多すぎると…苦しんでる人に優先して回すべきじゃないかと。
余裕ある人が貰っても意味ないですよね?
あと、
何故外国人にも与えねばならないのか。
日本の税金→国家予算から捻出するんですよねこれ。
どんな意義が有るんでしょう。
働ける身体なのに遊んで暮らしています。
それものうのうと暮らしています。
そのときあなたは汗水垂らして働いています。
あなたはこの状況を受け入れられますか?
私は受け入れられません。人間ですもの。
人間には欲がありますからね。
「楽して生きられるならば楽したい」
「畜生!何で彼奴は働かないんだ!」
「もう働くのなんかや〜めた」
自然と感情が湧いてきますよ。
みんなそうでしょう。
無条件に配るお金があると堕落しますよ。
また、財源はどうします?
みんな働かないのですよ?
無いお金を政府はどうして工面するのですか?
大企業から強奪します?
外国から盗ってきます?
結局借金だらけになるとしか考えられません。
やっぱり働くならばそれ相応の「尊厳」が
ほしいですよ。
自分の存在意義となるようなものをね。
他人からも認めてもらいたいですよ。
自立して働く人は「エライ!」とね。
他サイトからの全文コピーはお止めください。
通報しておきましょうか?
私も貧乏人ですので、ナマケモノに配ってやるお金はありません。
ベーシックインカムは、頑張らなくても保障があるという、ナマケモノの為の制度だと思います。
みんな自分の生活に必死なんです。
差別だとか、社会的弱者だとかいう人は、自分で何とかすることは考えずに、大きな声で文句を言えばお金がもらえると思ってるんでしょう。
ヒナのように口を開けて、恵んでもらうのを待つような卑しい人間にはなりたくないと、普通は思うはずなんですけどね。