(cache) 鈴木俊一元都知事が死去、99歳 都庁舎を新宿に移転 - 47NEWS(よんななニュース)
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  •  1979年4月、東京都知事選挙で初当選し、後援者の万歳に頭を下げる鈴木俊一氏(中央)と敦子夫人=東京・新宿の選対事務所

    鈴木俊一元都知事が死去、99歳 都庁舎を新宿に移転

     戦後の地方自治制度の生みの親の一人で、元東京都知事の鈴木俊一氏が14日午前、死去した。99歳。東京都出身。自宅は東京都杉並区永福2の32の5。

     1979年から4期16年間、都知事を務めた。堅実な行政手腕で、美濃部革新都政時代に悪化した都財政を立て直し、91年3月には有楽町から新宿への庁舎移転を実現した。都心への一極集中是正を目指し臨海副都心建設を進めたが、バブル崩壊で財政悪化を招き、副都心を舞台に開かれる予定だった世界都市博覧会は、次の青島幸男知事(当時)によって中止された。

     33年、東京帝国大(現東大)卒。内務省に入り、自治事務次官、内閣官房副長官、首都高速道路公団理事長などを歴任。戦後、地方制度改革案の取りまとめや地方自治法、地方財政法、公職選挙法などの制定、改廃に携わり、今日の地方自治の基礎を築いた。

     東龍太郎都政の副知事時代には東京五輪の道路や施設などの整備に取り組み、日本万国博覧会協会事務局総長として大阪万博を切り回すなど戦後日本の大イベントにも貢献した。

      【共同通信】