インキュベーター・インスティテュート齋藤一恵のブログ

平気で嘘をつく人を体験しました。

最近、想定外をもっと地球一周くらいして帰ってきた、驚くビジネス経験をしました。
なんと、シンガポールで経歴が素晴らしいと見える、個人事業で仕事をしていた人をうちのプロジェクトで契約スタッフにしたのですが。
私は、性善説で、その人の得意分野をとにかく生かして、クライエントの仕事に活かそうと信頼して仕事していました。

そしたら、プロジェクトが始まり、途中からすぐに自分のビジネスに持っていこうと計画し、周囲の関係者に当社の悪口をとにかく言って根回しをして、
最近、登記した自分の会社の売上にもっていくことをされました。 
しかし、その人はAround 50 の人なので、まあ、普通の日本人なら、まさかそんな45歳も超えた大人の人が幼稚なことはするわけないだろうと思うわけですな・・・
私もそう信じていました。

実際、私もその人がやることについて超、びっくりして、それが判明してから2日間、私は本当に思考停止してしまいました。
なぜなら、プロジェクトの途中、彼女をクライエントの無理なお願いから防御しようと、お願いをしたりして、仲間を信頼する本当にバカな私でした。

ただ、その人のやったことは、このシンガポールという法律には日本よりも相当厳しい国での法律違反が沢山あり、
そのうえ、シンガポールの法律では犯罪にもなるようなことで、この狭い日本人社会のなかで、こんなことをよくできるな・・・と私も到底、その事実を受け入れることに苦悩しました。

なぜなら、いつもその彼女が口でいうのは、「自分はプロフェッショナルで、xxxxxxxx」と沢山、自分が素晴らしいということ、それから、同時にいつも人の批判ばかりしていました。
しかし、なぜか、人に批判を言う時になぜなら・・と言っていることは正論なのですが、その正論とはまったくかけなはれて、実際に自分がやっている行為は人から見たら不誠実で不当な変なことばかり。
コンサルとしての基本の仕事ができなくて、私も相当、我慢していましたが、ある時、彼女の思いこみとその自分勝手な仕事のやり方に、きちんと指示をいれました。
なぜなら、プロジェクト全体のなかに関係しているクライエントの社員のことを何も考えずに自分のやりたいことだけをやって、ほら、自分は仕事できるでしょ?と
口で言うだけだったから。
そもそもの役割指示をリマインドしたとたんに、ぶち切れして、その人は飛び出して行きました。
しかし、その時点で、すでにその人が自分の自己利益にもっていこうという計画は1カ月前から進行している段階でした。

その後、私はその人の過去を調べました。
まずは、以前の会社の社長に確認したところ、私に提出した職務経歴書の大部分に嘘が書かれていたことが判明しました。
人材紹介、ヘッドハンティングというような人のキャリアを活用して仕事をしているひとが、まさか自分の経歴を詐称するとは思いもしませんでした・・・。
(実はすごくショック。)

また、その以前の会社では、今でもその人に関する迷惑を被っているとまで言われてしまい・・・・。私が甘かったんですね・・・(-_-;)

その人の書いた嘘の経歴書、そのスーツを着た雰囲気とか、自分は会社の代表でずっとやってきたという嘘の口述とは裏腹に、
人材紹介は個人事業ですから、会社組織の法的な条件を満たした代表ではありませんし、会計も監査なんて必要ありません。
そのうえ、経歴書には、シンガポール企業のアジアのリージョナル統括取締役やら、日本でもダイレクターの仕事をしていたと書いてあったのですが、それは全部、嘘でした。
単なるの企業への人材紹介営業の人でした。
平気で嘘をつける人、こんなことがあるんですね。

今回、これは、国境越えて、日本やらに調査が行き、明らかになり、その調査を受けた会社からは、「お気持ちお察しします」とコメントされて、私もそれには無言になってしまいました。
知っていましたが、本当に嘘を平気でつく人がこのビジネス社会には普通の顔をして、まして私はプロだという仮面をかぶりしながら存在しているのだ・・・と私も勉強になりました。
しかしながら、ここは法治国家、シンガポール。
全部、法律にのっとって整理します。 私はこの法治国家で契約社会で、外国人でビジネスをさせてもらっているのに法律違反なんて恐ろしくてできません。

今回のことで、久しぶりに読み直した本はこれです。同じ様な経験をした人は、絶対に以下の本を読んで下さい。

「良心をもたない人たち」25人に人という恐怖
マーサ・スタウト著
「モラルハラスメント」マリー・フランス・イルゴイエンヌ
「平気で嘘をつく人たち」M. Scott Peck. M.D

なぜなら、このような人は、心理的にそのターゲットになった人を心理的に弱くさせて、踏みつぶし、その後、その人が泣いてぼろぼろになることを見て、快楽を得る人たちですよ。
まったく、別のカウンセラーとしての私の視点としてだけですが、こういうタイプの人は、
幼少のころ、母親から愛着や絶対的な味方という母親の愛情をうまくもらえずに人との絆をつくれないということが医学的にも判明しており・・
少し可哀そうな気もしました・・・が。 そんな体験をしました。
どうか、お金以上に人を信じて、絆がつくれる、暖かい幸せをどこかで知ってほしいと思います・・・・

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