民主党は14日、衆院内閣委員会での国家公務員法改正案の採決(12日)に際し、自民党の甘利明・前行政改革担当相が民主党衆院議員の三宅雪子氏、初鹿明博氏に「暴行した」として、衆院に懲罰動議を提出した。採決時に野党議員が委員長席に詰め寄るなど混乱の中で、三宅氏が転倒した。動議提出後に会見した民主党の松木謙公衆院議員によると、三宅氏は右ひざ打撲などで全治3週間という。
一方、甘利氏は14日、自身のホームページで、衆院内閣委で民主党の男性議員を押しのけたことは認めたものの、三宅氏の転倒については「『えっ、オレのせいなの?』と虚をつかれた」と潔白を主張した。
毎日新聞 2010年5月14日 19時10分