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民放キー局、TBS以外は黒字 3月期決算

2010年5月14日

 民放キー局5社の2010年3月期連結決算は、TBSホールディングスを除く4社の純損益が黒字になった。企業が広告費を削り、厳しい状況が続くが、番組制作費などを抑えて利益を出した。

 TBSは01年に連結決算を公表して以来初めて純損益が赤字になった。昨年4月に番組を改編したが、視聴率が低迷して広告収入の減少に拍車をかけた。

 前期に開局以来初めて純損益が赤字になったテレビ朝日は30億円の黒字、日本テレビは前期の3倍の黒字だった。いずれも減収だが、番組制作費を削って利益を出した。フジはカタログ大手のセシールなどを子会社にして増収だったが、費用の削減が進まず、純利益は半分に減った。

 テレビ局の収入源である広告収入は厳しい。番組と番組の間に流す「スポットCM」は9月以降増えてきたが、企業が特定の番組のスポンサーになってその番組中に流す「タイムCM」は前期より1〜2割減った。各社は今後も広告収入は伸び悩むと見ており、TBSと日本テレビは11年3月期の売上高は減収を予想している。

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