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宮崎・口蹄疫疑い:半径10キロを移動制限 農水省と宮崎県 国産牛と豚の輸出停止も 

 宮崎県都農町で家畜伝染病の「口蹄疫(こうていえき)」に感染した疑いの強い牛3頭が見つかったことを受け、農水省と宮崎県は20日、都農町と日向市など周辺自治体に、移動・搬出制限区域を設定した。赤松広隆農相は国内の牛や豚の輸出を今後3カ月間、停止する方針を示し「人間への感染はないが、動物同士では感染力が強いので厳格に移動制限を設ける」と語った。

 設置された制限区域は、牛や豚などの農場からの移動を禁じる移動制限区域が発生地から半径10キロ、搬出制限区域が同20キロ。期間は防疫対策の完了後、少なくとも3週間としている。範囲内では家畜市場なども閉鎖され、牛の取引はできなくなる。

 県によると、感染の断定には動物衛生研究所(東京都小平市)でのウイルス分離検査の結果を待つ必要があり、1週間以上かかる見込み。県は関係業者への説明会も開き、対策の徹底を要請した。【石田宗久、小原擁】

2010年4月21日

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