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宮崎で3例目の口蹄疫疑い例3頭 2例目近くの農場

2010年4月22日0時36分

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 宮崎県は21日夜、同県川南(かわみなみ)町の農場で飼育されている牛計118頭のうち、口蹄疫(こうていえき)に感染した疑いがある牛が3頭見つかったと発表した。21日早朝にはこの農場から南400メートルで6頭、前日には北に隣接する同県都農(つの)町で3頭の感染の疑いがある牛が確認されている。

 県によると、3農場のうち2農場では同じ仕入れ先の中国産飼料を与えていたといい、県は「飼料が発生源の可能性もある」とみている。

 口蹄疫は人に感染せず、感染した牛の肉を食べても人体への影響はない。

 県畜産課によると、感染の疑われる牛が都農町で確認された20日、川南町の2軒の農場について、往診した獣医師から「口の中がただれる症状の牛がいる」と、宮崎市にある宮崎家畜保健衛生所に連絡があった。同衛生所が同日、2軒に立ち入り検査をし、翌21日に感染の疑いがわかったという。

 同じ仕入れ先の飼料を使っていたのは、都農町の農場と川南町の2農場のうちの1軒。中国産の稲わらで、宮崎県内の業者から買ったという。農林水産省によると、中国から輸入される稲わらは、口蹄疫が発生していない地域で生産され、加熱処理したものしか輸入しないことになっている。

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