京都大学病院(京都市左京区)の入院患者用浴室を無断利用したとして、京都府警川端署が同市北区、無職、友田潔志容疑者(56)を建造物侵入容疑で現行犯逮捕していたことが分かった。同署によると、「金がなく、家の風呂を沸かすのが惜しかった」「京大病院で3回、京都府立医科大病院(上京区)の風呂にも入った」と供述しているという。
容疑は、4月20日午後4時55分ごろ、病院北病棟4階の浴室に侵入したとされる。同署によると、浴室は数人が同時に入れる大きさで鍵はなく、看護師の勤務交代のすきに侵入。何を問いかけても無言なのを不審に思った患者が警備員に連絡し、取り押さえられた。
京都地検が12日に同罪で起訴した。【五十嵐和大】
毎日新聞 2010年5月14日 1時46分(最終更新 5月14日 1時50分)